単語1000回書かせて覚えさせた その3
単語1000回書かせたのは手の運動か
宿題で単語1000回書かせた中学生の彼の英語テストを分析すると、単語はほぼ知ってはいるようなのに、ひとつのスペルミスで、不正解が多かったのです。つまりとても惜しいミスが続出していたのです。それでも50点くらいは取れていました。彼の場合、正確さに欠けると言ってしまえばそれまでですが、ほぼ正解していながらちょっとしたミスで落としてしまう、どうやったらこれを防げるだろうか。
これまで同じようなことをやらせて、やはりできる子はできてできない子はできないのです。 YouTube で単語覚える方法というのはたくさんの人があげていますが、どれもこうした子について覚えるという方法を有効に伝えている人は見当たりません。
覚える方法はいくつもあるのですが、覚えられない子に覚えるコツを教えるということは、大変難しいことです。 運動部でたくさんの練習をやり厳しい練習にも耐えた子供が、厳しい宿題を出されてもへこたれずにやり遂げたことは、驚きでしたが、結果も結局はできなかったことでさらに驚きでした。
中学1年2年の子供に1月から12月、曜日、春夏秋冬、これらの基本単語を書かせると何人が正解できるでしょうか。公立中学であれば、 正解できる子は半分もいないでしょう。 しかしこれで、正解したとしても、 英語が使える使えないのものさしにはなりません。
正確にできなくても、逆に英語を話せることは可能でしょう。英語ができるということはどんなことなのか。それは何の役に立つのか。1000回書いて覚えたはずの単語。これはただの手の運動をしただけなのか、、、
とても難しい問題です。