ユーザーインタビューでCEO(CPF・PSFフェーズ)が気をつけるべきこと
昨日CPFフェーズのCEOの相談を受ける中で話したユーザーインタビューでやりがちなNG行動についてシェアします。
「きっとこういうことに違いない」と解釈せず「なぜ」を問う。
CEO自身がペインを感じている当事者であったり、インタビュー対象者が知人友人だったりすると、わかっているからと過信して起きやすい。
例えば、母親を取り巻くペインを確認したい場合「子どもを急きょ病院に連れていく必要があるとき大変なんです」と言われたら「そうですよね、大変ですよね」ではなく「どんな大変さがありますか?」「大変な中でも、どれが一番大変ですか?」と掘り下げること。
CEOにとって耳が痛いことを見過ごさずに聞く。
課題がなかった、課題が薄かった、ということも今気づけることが何よりも財産。例えば、回答の中で「まあ、はい、結構大変だとは思っていますね」と言われたとしたら「今、少しためらいがあるように聞こえましたが」と見逃さないこと。
「〇〇があったらよいと思いますか?」とソリューションから聞かない。
自分が考えているソリューションが正しいか確認したいと焦りがちになるのをぐっと我慢。CPFフェーズでは聞かなくてもよいし、どうしても聞きたい場合はインタビューの最後に。
何よりも事前準備が大切。
出たところ勝負ではなく(特にコミュニケーションが得意なCEOに起きがち)ユーザーインタビューでの質問に対して、回答のシミュレーションを行い、対象者のインサイトを聞き出せるような質問を準備できているか確認すること。
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