息子を抱きしめたら「あーきもちいなぁ」と言った話
2~3歳ぐらいの子供を見かけた時とか、ふとした拍子に自分の子供が小さかった時の言い間違いとかちょっとしたエピソードなどを思い出し、その時に感じたほっこりとした気持ちが心の中で毎回再生されます。
「父親になるという事は無限の報酬を手に入れるようなもの」
「私の思考の大半は子供たちが占めている。片時も忘れる事はない」
先日観たスタートレック・ヴォイジャーでのトゥボックの台詞です。
皆さんもそれぞれ心の中をリピートする何かしら大事な物をお持ちだと思いますが、僕にとっては息子のこの台詞がそのひとつです。
「あーきもちいなぁ」
evernoteに書き留めていたので間違いない、息子が幼稚園年中組、4歳9ヶ月ぐらいの事です。えー?!今からもう7年も前の話になるのか。
幼児期(1~2歳)に胸と胸を合わせてハグする事が大切だ的な記事をネットか何かで読んで、ちょっと遅きに失した感はあったのですが息子に対するハグの頻度を高めたのです。そんなある日息子から出てきた台詞。
こんな小さな子供にとってパパとは100%信頼出来る存在で、抱っこされた時はまるでお風呂に入ったかのような安心感があったのでしょう。「きもちい」という言葉には一瞬(ん!?)と思いましたがそういう意味が込められているんだ。そう感じました。本当に可愛いヤツめ。
そうしたらそれを横で聞いていた奥サマが、きっと悪気はなかったんでしょうけど笑い出したのです。「きもちいいって(笑)」「嬉しい、とかでしょ」
息子のトーンが下がるのを感じました。
「なんだよー、いいじゃないか、きもちいもんはきもちいんだ!なぁごじゅ?」
息子が正直な気持ちを吐露した事を奥サマの笑いでトラウマになる事がないよう必死にかばう僕。
…ここまでがふと思い出した時に必ずリピートされるワンセットになってます。
当時自分の事を「ごじゅ」と言ってた息子。ひと文字も自分の名前に合ってない(大きくなってから「『ごじゅ』って『僕』って事?」って聞いたけど違うみたい)。
小6になった今でも時折捕まえてハグしてしまいます。子離れ出来ない^^
いつまでハグさせてくれるかな?^^
おっきくなったつもりでいるかも知れないけどさ、パパとママにとってはあの小さいごじゅが今でもグラディウスのオプションのようにいつでも君の後ろにくっついて歩いているんだよ。
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