「超電子バイオマン」第3話「わが友 バイオロボ」最強はゴリラなんだ…
【あらすじ】
最強のメカジャイガン・ゴリラカンスとぶつかるバイオロボ。しかし、高杉が整備用のスパナをロボの内部に置き忘れたため、エネルギー調整回路に不具合が起こり、バイオロボは正常に起動しなくなってしまう。ゴリラカンスの攻撃を逃れ、エネルギー回路のパーツをとりに向かう郷。しかし、彼の前にビッグスリーの一人・モンスターとその部下・ジュウオウが立ちふさがり……
【ai的レビュー】
今回は、バイオマン5人がよりきちんとチームになっていくお話。レーサー出身の高杉がバイオロボの整備を任されたり、一見、お嬢さんなひかるが薬草の知識を持っていたりと、おのおのの個性を発揮。さらに、レッドワン・郷は動物と心を通わせる力に目覚めます。この能力、先々もっと生かせればよかったんだけどなあ。
傷ついた高杉のためにタオルをしぼって看病するミカ。高杉のために薬草を探してくるひかる。方法は違えど、それぞれ女の子らしい優しさを発揮しています。そして、高杉が回復したときのミカとひかるの笑顔がめちゃくちゃかわいい。これぞ、ダブルヒロインの醍醐味ってもんです。美女二人に心配してもらって、つくづく真吾くんは幸せ者だね。
新帝国ギア側からは、ビッグスリーの最後の一人・ストロング金剛さん演じるパワー系幹部のモンスターが腹心の部下・ジュウオウとともに出陣。
いざ自分の出番とはりきるモンスターを華麗にスルーするドクターマン様を見て、一瞬、お当番飛ばされるんじゃないかと心配してしまった。(もし、とばしてたらそれはそれでパンチのきいた悪の組織と尊敬するが)。
モンスターがバイオマンに負けてドクターマン様から叱られているとき、意地悪く笑っているメイスンとファラ。モンスター、ちょいとおバカなために、ボスからも同僚からも軽く扱われている不憫なキャラクターです。
そして、ジュウオウ。彼はほかのジューノイドたちと違って、メイスンやファラにも従ってはいるけど、基本的にはモンスターの部下。モンスターとジュウオウの間には固い絆があって、お互い信じあっている。ゆえに、この二人は悪役ですが、これからシリーズが続く間中、その仲よしっぷりで視聴者をほっこりさせて、いわば番組の「和み」担当になります。
今回は仲良し2人の初陣。パワーでレッドワンを圧倒するんですが、つめが甘く、結局バイオマンたちを取り逃がして、やられてしまう。このあたりも、最初からほんとおバカな二人でした。
【今回の突っ込みどころ】
ドクターマン様いわく「最強のメカジャイガン」というから、どんなんだろうと思ってたら、登場したのはゴリラカンス。
最強、ゴリラなんだ…
ゴリラカンス、遠くへは逃げていないはずのバイオロボを探すのに、ずいぶん時間かかってたけどねえ。
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