週刊女子ライター部2号~「私の音楽歴と最近お気に入りのアーティスト」
ごきげんよう、ライターの愛(@ai_writer)です。
季節は初夏。最近、気温が25度~30度前後の“夏日”になる日も多く、日焼け止めが欠かせなくなりました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、週一更新の「週刊女子ライター部」。今週の更新記事をお届けします。
~今週のお題「私の音楽歴と最近お気に入りのアーティスト」
このマガジンのライターである、私と絵美さんのもう一つの共通点は“音楽”
二人とも音楽好き。それも、聴くだけでなく、それぞれ楽器を演奏し、コンサート、ライブ活動をなども行うプレーヤー。絵美さんとは、初対面時にお互いに楽器を本格的にやっているのを知り、仲よくなりました。
というわけで、第2回目のお題は、2人の音楽について語ってみたいと思います。
*ピアノ→ヴァイオリン→オーケストラへ
私の音楽歴の最初は、音楽教師だった母にピアノを習い始めたこと。
ただ、ピアノはどうも相性が悪かったらしく、長く続かず、その後、母の薦めでヴァイオリンのレッスンを始めました。
その後、高校生になってレッスンは一度やめたのですが、大学で学生オーケストラに入ってから演奏の楽しさに目覚め、社会人になってからは市民オーケストラに入団。ずっと演奏活動を続けています。
というわけで、私の音楽遍歴はヴァイオリンとオーケストラ。ここからわかるとおり、演奏するのは、基本クラシックです。
ただし、「弾く」と「聴く」は話が別。
世の中には、「クラシックしか聴かない」という人もいるんですが、私はクラシックもクラシック以外も大好き。素敵な音楽がたくさんあるのだから、いろいろな聴かないともったいない!と思ってます。
さて、そんな私の目下のお気に入りのアーティストとして紹介したいのは2組です。
*お気に入りのアーティストその1…「Perfume」
アーティストじゃなく、アイドルじゃね?という突っ込みはとりあえず、置いといてください(笑)。
Perfumeがちょうど売れだしたころ、CMで「ポリリズム」のサウンドがかっこいいなと気になり、その後、友人からアルバムを貸してもらって聴いてみたら、もう、どはまり。この2~3年間、ほぼ毎日何かしらのPerfumeソングを聴いています。
Perfumeは、曲が好き、振付が好き、メンバーの誰々が好き…など、いろいろなファンがいると思うのですが、私は、そこは純粋にサウンド派です。
ヴァイオリンという昔ながらの楽器になじんでいるせいか、テクノポップは従来苦手だったんですが、Perfumeの楽曲はサウンドの奥にあるきれいで洗練されたメロディーラインがすごく好みにあっていて、聞いているとまさに絶妙のツボを押してくれるかのように心地よい。
だから、私は、もしかすると、Perfume好きというより、厳密にいうと彼女たちの楽曲を作る中田ヤスタカさんのファンといったほうがいいかもしれません。Perfumeの曲は毎日聴くものの、コンサートに行きたいとか、3人を生で見たいという願望はまったくないので。
とはいえ、去年、東京国際映画祭に取材に行きまして、晴れの舞台に立ったPerfumeの3人を見たときは、生であ~ちゃんとかしゆかとのっちをやっと見れた!と心が踊りました。
※「ずっとこれからも3人で」Perfume 第28回東京国際映画祭・舞台挨拶レポート
ちなみにPerfumeで特に好きな楽曲は、7枚目のシングルでセカンドアルバム「⊿」に「love the world」。ミディアムテンポのラブリーな楽曲です。
お気に入りのアーティストその2…ドヴォルザーク
そして、クラシック界からもお気に入りをあげさせてください。
今、大好きなのが、チェコ出身の作曲家・アントニン・ドヴォルザークです。
もともと好きな作曲家ではあったのですが、久しぶりに彼の代表作である交響曲第9番「新世界より」を演奏することになりまして、練習をはじめたら、その素晴らしさにもう夢中。
「新世界より」は、チェコ育ちのドヴォルザークがアメリカに渡った時代に作った作品で、新たな土地で刺激と衝撃を受けたのか、民族音楽的でよく悪くも田舎っぽい作風のあるドヴォルザークの曲の中でも、きわめて洗練された仕上がりになっています。
ただ、その一方で、従来のボヘミア色は決して失われず、何よりも故郷を思う気持ちがあふれており、有名な美しい2楽章を聞くたびに国を思い『帰りたいなあ」と涙するドヴォルザークの姿が思い浮かんでくるのです。
そして、「新世界より」で何より好きなのは3楽章。この楽章はずばり「汽車」の音楽なのです!
ドヴォルザークは汽車が大好きな「鉄男」であったのは有名な話で、アメリカへ渡った理由には「蒸気機関車が見たかった」ということもあったそうなのですが(最近、指揮者の先生に教えていただいた受け売りw)、「新世界より」の3楽章はそれをよく物語っています。
まず、汽車が発車する汽笛のような音で始まり、汽車が走り出すときのぶおんぶおん…的な音で音楽が動き出す。次第に「ぼん・ぼん・ぼん・しゅっぽっぽ…」とリズムが動き出し、その後の旋律で汽車がどんどん加速していく。
さらに、力強い旋律で汽車が爆走したり、明るくリズミカルなメロディで汽車の行くところに美しい景色が広がっていくかのよう。
アニメ「銀河鉄道999」の主題歌を思い出していただいてほしいのですが、あの曲も、まず汽笛が鳴り、イントロの楽器のからみはまるで汽車が走り出していくかのようですよね。。
あれとよく似た風情が「新世界より」の3楽章には存在しています。
「999」好きな方、鉄道好きなかたは、ぜひ耳を傾けてみてほしい。ドヴォルザークが「鉄男」だったというのがすごく納得いくかと思います!
て、ここまで長々と魅力を語ってきたドヴォルザークの「新世界より」を弾く演奏会が実は明日です。
稲城フィルハーモニー管弦楽団第33回定期演奏会
平成28年5月22日(日) 13:30開場 14:00開演
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」序曲
ボロディン:交響曲第3番 イ短調
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
指揮:松田 拓之(NHK交響楽団ヴァイオリン奏者)
入場料:1,000円(高校生以下無料)
全席自由(当日券あり)
会場:調布市グリーンホール 大ホール(京王線調布駅下車)
もし、ご興味を持たれた方は、ぜひいらしてくださいね。
今週の近況~「月島もんじゃとカラバッジョ」
約一年ぶりに月島にもんじゃを食べに行きました。
去年の夏、初めて月島で本格的もんじゃをいただいて、とても楽しかったのが忘れられず今年も決行。
やってきたのは、もんじゃ焼き屋さんが並ぶ月島もんじゃストリート
通りを彩る紺ののれんがいいですよね。下町の情緒を感じます。
食べにやってきたお店は、去年も訪れた「いろは」さん。もんじゃ焼きの老舗として知られる有名店です。
今回は、5人と大人数で来たので、ミックスもんじゃ、桜えびもんじゃ、豚もんじゃ、コーンやラーメンが入ったサッポロもんじゃなど、いろいろ頼んで、みんなでわいわいはしゃぎながら焼いて食べました。
鉄板で焼いてカリカリになったもんじゃは香ばしくておいしい。
そして、仲のいい人たちと食べるとなおいっそう楽しい
しかも、今回食べて理解したんですが、もんじゃって「ほぼキャベツ」なんですよね。
たくさんのもんじゃを食べて、キャベツをものすごく食べた昼ご飯でした。
もんじゃを食べた後は、上野に移動。
世界遺産の件で話題の国立西洋美術館で「カラバッジョ展」を見てきました。
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョは、優れた才能をもちながらも素行が悪く、人を殺めて逃亡しながら絵を描いたという波乱の人生を送った画家。
展覧会でまずおどろかされたのはその恐るべき写実力。絵の中の果物は熟れた実がキャンバスからはちきれそうにリアルで、すいこまれるように果物に見入ってしまいました。
ただ、作品の数々を通して、最も感じたのは、カラバッジョという人の心にあった“咎”
彼の絵は確かに美しく描写も素晴らしいのですが、決して人生を賛美しているものではないと感じました。
優れた写実力で宗教画も多数描いたカラバッジョ。しかし、ときに鮮烈すぎるその描写が下品だと非難されることもありました。
作品には、確かに宗教色や神聖な美しさがあり、彼の中に信仰心があったのは間違いないと思います。しかし、一方で、その描写には残虐性やエクスタシーといったある意味タブー的なものも色濃くありました。
信仰心と残虐性。自分の中にある対極的なものに苦しみ、自身の“咎”と葛藤し続けていた。そんな作家であるように思えました。
カラバッジョについては、また、ブログでも語れたらなと思っています。
ちなみに、カラバッジョ展、かなり混雑していたのですが、そのすぐ近くの東京都美術館でやっていた伊藤若冲展は「待ち時間4時間」でした。えーーっですよ。
いや、若冲さんはそりゃすごい作家ですが、4時間待ってまで見るって…いやはやです。
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さて、音楽に食べ物に美術にと長々と語った今週のコラム、いかがだったでしょうか?
次回の更新は絵美さんです。
楽器も歌も上手な彼女の音楽談義が楽しみ!みなさんもどうぞ、ご期待ください!
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