地方公務員がガイアックスで働いてみた話(1~2か月目)
東京都 スタートアップ・国際金融都市戦略室から株式会社ガイアックス スタートアップスタジオ事業部に出向して約2か月が経ちました。新しい環境への適応に苦労していますが、とてもサポーティブなチームメンバーに助けてもらいながら、何とか業務をこなしています。
「出向先で何をやっているの?」、「ただの元水道局職員がベンチャーでやっていけるの?」という興味・関心と心配の声をよくいただくので、現時点での自分の状況をシェアしたいと思います!
都庁職員がガイアックスに出向してどんな仕事をするの?
とてもありがたいことに、事業部の一メンバーとして、本格的に様々な事業に携わらせてもらっています。現時点で、自分が携わっている業務は以下のとおり。
自治体と連携して起業支援を行う「インキュベーション共創事業」
スタートアップスタジオ協会の事務局としてイベントを運営(スタートアップスタジオ協会 HP(startup-studio.jp))
ガイアックスの支援先・投資先企業とのMTGやレビューに同席
実際に自分の事業アイデアを検証してみたり…
「起業ゼミ」を全国にスケールさせるための施策の検討・実施&6月から「起業ゼミ」の講師としてデビュー
このほか、今年度東京都から職員を派遣している4社(CIC Tokyo、Plug and Play Japan、マカイラ、ガイアックス)で交流会を実施しました。
何のスキルもビジネス経験もない都庁職員がガイアックスでやっていけるの?
仕事内容も文化も全く異なるので、案の定、とても苦労しています…(笑)
「転職したらこんな感じなんだろうな…」という感覚。未経験の世界に飛び込むので、慣れるまで大変なのは当たり前ですね。早くキャッチアップできるように精進するのみです💪
ちなみに、具体的にどんなことに苦労しているのか、主な例を挙げてみます。
ビジネス用語や専門用語、スタートアップ界隈の著名な人物や施設を知らない
最初は、MTGで皆が何を話しているのか理解できず、議事録すらまともに書けませんでした。
「トラクション?LP?DAO?NFT?PMF?アーリーアダプター?ユーグレナ出雲さん?スタハ多摩(⇒都の施設なのだから最初から知っておくべきだった…)?・・・等々」
知らない用語等に出会う度にネット検索をして、スプレッドシートに書き留めて勉強しています。役所用語はたくさん知っているのですが、使う場面は無さそうです…
仕事の進め方が分からない
異動・転職・出向すれば当たり前の話ですが、プロジェクトの全体像はどうなっているのか、どんなタスクが発生するのか、そのタスクをどのように処理するのか等を一から学ぶ・調べる必要があります。
社内外ともに人脈がない
こちらも当然ですが、新しい職場では「このタスクはどの部署の誰に相談すればいいのか…」、「このプロジェクトに社外から誰を呼ぶか…」といったことも、すぐには分かりません。社内外のイベントにはなるべく参加して、積極的に人脈を広げることの必要性を強く感じています。
使用するツールが異なる
今はだいぶ慣れましたが、これが地味に作業を滞らせるので侮れません。例えば、前職場で使っていたWord・ExcelがGoogleドキュメント・スプレッドシートに変わるだけでも、今まで簡単に作れていた資料の作成にかかる時間が増えたりします。
まとめ
ガイアックスに出向してまだ2か月弱ですが、コンフォートゾーンを抜け出した感覚があり、今後の自分の成長がとても楽しみです。このような経験をさせていただけることに関して、改めて東京都とガイアックスにお礼を言いたいと思います。次回以降は、事業についてもう少し具体的に言及できればと思います。
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