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新しい領域にチャレンジ

先日、妹と話していた時に「ホームステージング」という言葉を初めて聞きました。ホームステージングとは簡単に言うと、家やお部屋を売る際に家具や照明、小物などを配置しておくことでその物件の魅力を引き出す(伝える)、という販売戦略の手法の一つで、1970年代にアメリカから広まったそうです。日本で売り出し中の物件は、基本的に何も置かれてないことが多く、そこにどのくらいの家具が置けるのか、壁や床の色とのバランス、住んだ時の生活イメージがしづらい感じはしますね。海外に留学していた時に、賃貸ですが、内見したお部屋にはすでに家具が配置されているので、そこでの生活を想像して入居を決めることができました。インテリアの仕事をしている妹がこのホームステージングの知識や技術を習得する基礎講座を受けるというので、一緒に受けてみることにしました。

仕事とは全く関連のない分野の講座をなぜ受けようと思ったのか・・・なんとなくピンときたからです。笑 この先、なんとなく役に立つ知識なのではという印象を受けたのです。というのも、そろそろ人生の次のステージのことを考えた方が良い時期で、どの方向に行くのかわからないけど、選択肢は増やしておいた方がいいなと思うようになったからです。

長年、組織で働いていますが、大企業であればあるほどステークホルダーも多く人間関係の難しさがあり、当然のことながらルールも複雑で物事がスムーズに進まないことが多い。そんなストレスを若い頃はあまり感じることもなく、当然のこととしてやり過ごしたり、所詮他人は変わらないのだから自分が変わろうと努力したり・・・でも、人生もまもなく半分となった時に「この状況で自分は幸せなのか?」と自問することが増えてきました。生活のためとはいえ、心の声を無視して働き続けることが幸せなのだろうか・・・?自分が一番大切にすべきものは何なのだろうか・・・?とはいえ、この生活をすぐに変えることは難しい。自分に一体何ができるのだろうかと棚卸しをしてみたら、こんなに長年働いているのに、自信を持って「これができます!」というスキルがないことに愕然としました。「これだったら、なんとかできるかも・・・?」くらいのレベルのスキルしか思い浮かばないのです😭更には、「できる=好き」でもないのです。

今回受講したホームステージングの講座は、朝から夕方まで長時間の座学を受け、最後に認定試験がありました。これが、、本当に楽しかった!いつもと違う脳を使っていたことや新しいことを学ぶワクワク感で長時間の講座も全く苦にならず、むしろ終わった時には爽快感がありました。そして、今後も更に勉強していきたいなと思う分野との出会いとなりました。スキルや知識を身につけたいという目的もありましたが、自分の心の声に耳を傾け、その声に従って行動した時の満足感を久々に体験し、これからもこういう行動を積み重ねていくことが「自分らしい幸せな生き方」につながっていくのかなと思いました。

最近noteでも、同年代の方の起業ストーリーやセカンドライフについて書かれている記事が目につくようになり、大変刺激になります。もっと早い時期からキャリア設計、人生設計をしておいたら良かったのでしょうが、若い頃はやりたいこと重視で後先考えずに行動し、ここ数年は目の前に解決すべき課題がないと動かないタイプなので💦なかなか計画的に生きることが苦手です。が、新しい事を始めるのに年齢は関係ないと思っているので、次のステージで「自分らしく」、そして、好きな事だけをするのは難しいでしょうけど、「嫌なことはしない」生き方ができるように、少しずつ準備をしていこうと思います。

オトでした。





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