仲間と一緒にローラーコースターを4台作った話
こんにちは、「ものづくりの楽しさを広める」を目標に活動してるCraft Team STARSSです。
早速ですが皆さんは「遊園地」好きですか？
メリーゴーランドやバイキング、観覧車など様々な種類のアトラクションがありますが、遊園地で最も代表的なアトラクションは「ローラーコースター」では無いでしょうか。
今回はそんなローラーコースターを作ったお話をしたいと思います。
始まりの年
私たちの活動の原点は、「2020年の文化祭」でした。
その年は新型コロナウイルスが蔓延しはじめた時でした。
この年の文化祭は規模が大幅に縮小され、学内のみでの開催のほか、低学年は飲食企画を行うことができないという制約がありました。
飲食企画ができないということを知り、じゃあ何をやろうかと考えた時、ローラーコースターをつくるアイディアが上がりました。
この大胆なアイディアに対して、初めはクラスメイトの多くから不安の声が上がりました。
しかしそんな中で今のメンバーである川田が3DCADで設計図を作り上げ、私たちのアイディアを具体的な形で提案してくれました。
設計から文化祭当日まで１ヶ月を切る時間しかなかったことや初めての試みであり、知識や経験値の低さから、強度面に不安があり、満足のできる運営をすることはできませんでした。
新たな挑戦
翌年の2021年からは、文化祭でのローラーコースター企画のリベンジは有志企画として果たすことになりました。
前年のメンバーを中心とする有志で集まったメンバーでローラーコースタープロジェクトチームが立ち上がりました。文化祭で人を乗せることを目標に掲げ、設計を一から見直し、安全性の証明に全力を尽くしました。より安全で、より楽しさを感じられるよう、構造を一新し、PVCパイプと木材を使用したコース、そして金属製のカートを製作しました。
残念ながら文化祭当日、一般客の乗車は許可されませんでしたが、制作に携わった関係者のみの乗車は許され、初めて多くの人を載せることができました。
また、国際交流活動にも参加し、この年の活動を英語で紹介した動画は高い評価をいただくことができました。
その動画は小山高専公式YouTubeチャンネルにアップロードされていますのでぜひご覧ください
次のステージへ
一般のお客様に乗っていただくを目標に、さらなる安全性の証明と、よりスリルのある楽しめるアトラクションを目指してローラーコースターEagleを製作しました。また、2021年から引き続き先生方にも協力していただき、構造などのアドバイスをいただきました。さらには、規格工業様や小山鋼材様から材料の提供などをしていただきました。そういった様々なご協力や、今までの活動によって文化祭で一般のお客様を乗せての運営を初めて許可していただくことができました。
文化祭当日目玉企画の一つとなり、182名の方々にご乗車いただきました。たくさんのお客様にご乗車いただいたことにより、安全性を示すことができ、より多くの人に私たちの活動を知ってもらう良い機会となりました。
またこの年には文化祭以外での活動も充実させることができました。下野新聞をはじめとした様々なメディア出演や、野外映画祭、おやまいちなど地域イベントにも出展し地域との繋がりも感じることができました。これらの活動を通して、ものづくりが与える影響やものづくりの素晴らしさをより感じるようになりました。
このことがきっかけとなりものづくりの楽しさ・可能性をより多くの人に伝えるということを目標に、Craft Team STARSSが2023年3月、結成されました。
すべての人へ楽しさを
2023年度からCraft Team STARSSとして活動の幅を広げてきました。
この年は小さな子供を乗せるを目標に活動しました。これを達成するために、安全バーを製作し、安全性を高めました。
文化祭当日は、中高校生の方々、大人の方々、そして目標としていた幼稚園生の乗車を成功させ、沢山の人々の喜びや驚きの声が聞かれました。SNSでの発信などのPR活動により、イベントの関係者やメディアからも注目を集めました。SNSを通じて、全国のジェットコースターマニアが私たちのことを知り、訪れてくださいました。
さらに、幼稚園のイベントや「小山バルーンフェスタ」というイベントに参加し、地域コミュニティに貢献しました。また、この年はナニコレ珍百景に出演しSTARSS初の全国放送となりました。
これらの活動を通じて、Craft Team STARSSは成長し、広く認知されるようになりました。
集大成
現在、新たなローラーコースターを製作中です。
メインメンバーの多くが来年の3月で卒業するため今年で恐らく最後になるでしょう。
今年は今まで以上に大きく、長く、スリルがあるのはもちろん。世界観まで作り上げます。
製作に様子を投稿しますのでぜひフォローしてお待ちください。InstagramやXなどのSNSでも活動の様子を発信していますので是非ご覧ください！
最後に
活動を行うに当たり多額の費用がかかり、学生のバイト代だけでは足りておりません。
我々の活動に賛同し、ご協賛いただける企業様や個人様がいらっしゃいましたらSNSのDMまでご連絡頂けますと幸いです。よろしくお願いします。
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