見出し画像

「思考の整理学」

画像1

瀧本哲史さんの著作を読んでる中で、紹介されていた本だと思う。

人間には、グライダー人間と飛行機人間がいる。同じように空を飛んでいるように見えたとしても、前者は他人の力でしか飛べないが、後者は自分の力で飛ぶことができる。学校教育はグライダー人間を育てるように仕組み作られているため、飛行機人間になるためには、それなりの訓練が必要。つまり、どのように思考をするのかが、重要。

産業革命で、機械は人間を工場から追い出した。追い出された人間は、事務室で機械ができない仕事をするようになった。しかし、コンピュータの登場で、人間は事務室からも追い出されることになるだろう。その時代に生き残ることができるのは、自分で思考することができる飛行機人間だ。

素材の収集(読書も含む)→ 寝かせる → 熟成・発酵 → 考えがやってくる が基本。「見つめる鍋は煮えない」「一つでは多すぎる」 歩く、寝る、話す。いつ思考・アイデアがやって来るかわからないから、常にメモ帳を持って歩く。

1983年に書かれた本なのに、コンピュータが人間の仕事を奪うと早くも警告を鳴らしているのがすごい。AI時代の今でも十分に読み応えのある内容だ。「アイデアのつくり方」と相通ずるものがある。ただ、読書をするときのメモ術やカードの整理術、まとめノートの作成など、とても手間がかかって真似できそうにない。その代りとして、簡単に読書内容をnoteに書き留めることにした。

これから、本を読むたびに、何か一つでも得るものがあれば良いという感覚で、ここに記していきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?