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「信頼に足る世界」に進化するために

あなたの世界は、「信頼に足る世界」かな?人々は信頼し合っていると思う?

今回の記事は、プロジェクトメンバー限定で公開しているニュースレターを一部抜粋したものでござい🙌

信頼の進化

紹介したいのは、このウェブサイト。すごく可愛くて、クイズにこたえるように学べちゃうつくりなんだけど、スマホだと文字がちっちゃくて見辛いのと、英語版しかないから、以下私🦝のざっくり概要をご紹介🙌

クリスマスの奇跡

1914年、長期化する第一次世界大戦の西部前線で起こった奇跡のような実話。「クリスマス休戦」と言われる歴史的な(でも長い間本当のことだとは信じられてこなかった)出来事なんだけど、両陣営がクリスマスの夜に塹壕から歩み寄り、一緒にクリスマスをお祝いしたってハナシ。2005年に公開された映画『戦場のアリア』はこの出来事がモデルだよ🎄

撃ち殺される危険を顧みずに、塹壕から這い上がり、両陣営の塹壕の中間地帯ノーマンズランド(No Man's Land、誰のものでもない土地)で顔を合わせ、コトバを、クリスマスの贈り物を、そして心を交わしあった兵士たち。

一方で・・・平和な時代が続いている現代社会において「人は信頼し合っている」と考える人が、ここ40年かけてどんどん、どんどん減っていることが調査で示されてるって事実。戦争の只中で敵が友になり、平和な世で友が敵になる・・・いったいどうして?なんでなん?

信頼と、不信。不信がはびこる現代社会。どうすれば信頼しあえる社会に舵を切れるのか?その問いに応える鍵となるのが、これから話す「ゲーム理論」だよ!

信頼ゲームでシミュレーション

じゃあ、ゲーム理論ってやつを見ていこう。

目の前にコインゲームのマシンがあって、向こう側には対戦相手がいる

1対1のコインゲーム。君が1枚コインを入れたら、相手は3枚のコインがゲットできる🎁✨同じように、相手が1枚入れてくれれば君も3枚ゲット。ただし、コインは入れても入れなくてもOK!つまり、君はコインを入れるふり、「ズルをする」って選択肢もあるわけ。

<一回のゲームで手に入るコイン🪙パターン>
1️⃣自分が入れる✕相手も入れる
 →自分+2、相手+2
2️⃣自分は入れる✕相手はズルする
 →自分−1、相手+3
3️⃣自分はズルする✕相手は入れる
 →自分+3、相手−1
4️⃣自分はズルする✕相手もズルする
 →自分も相手も±0

ここまで、おーけい?

行動パターンの異なる参加者

ここでこのゲームに参加するプレイヤーを紹介するよ!

①コピーキャット:最初は入れる→それ以降は相手のふるまいをマネする
②卑怯者:毎回入れない
③お人好し:毎回入れる
④根に持つ人:最初は入れる→相手が一度でも裏切ったらその後は絶対に入れない
⑤探偵:最初は入れる→次はズル→入れる→入れる→これまでのやりとりで相手を品定めして、一度でもズルした相手に対してはその後①コピーキャットと同じ行動パターンを、しなかった人には②卑怯者の行動パターンをとる

対戦相手は5パターン

ここでクイズ!総当たり戦(全員が他のメンバー全員と勝負する)で、対戦相手一人につき10ラウンドでゲームをしたら、誰がいちばん得をして、誰がいちばん損をするでしょう?ちょっと予想してみて。

正解は・・・

ぱんぱかぱーん!

いちばん高得点だったのは、①コピーキャットくんでした🐈!!そしていちばん損をしたのは、③お人好しさん。どう?予想は合ってた?意外だった?

サバイバルモードでプレイしてみよう

ほいじゃあちょっとルール変更して、勝者が生き残って敗者が除外されてくシステムにするよ。1対戦ごとに、低成績の5人は脱落して、成績優秀者5人と同じタイプの人に参入してもらう。そう、これは生き残りをかけたサバイバルゲーム・・・(ざわ・・・ざわ・・・)

参加者のメンツは15人のお人好し、5人の卑怯者、そして5人のコピーキャットで計25人。

じゃあまず1回戦!(さっきのゲームは同じ相手に10ラウンド勝負だったけど、今度は1人につき1ラウンドだけ勝負ね)結果は・・・??

卑怯者たちが高得点!!!ワースト5に入るお人好しさんは5人脱落して、卑怯者は5人増える。

【1ラウンドでのゲーム結果】
お人好し15人→10人
卑怯者5人→10人
コピーキャット5人→5人

ちょっと不穏な成り行き・・・。さて、このゲームをもう何回か繰り返すと、どうなると思う?プレーヤーたちはどう「淘汰」されて(進化して)いくのか?

まずギバーが卑怯者の戦略で搾り取られて駆逐される。きっと、ここまでは想像のとおりなんじゃないかな。不愉快だけどね。でも、ちょっと待って・・・ゲームを続けてみよう。ゲームを繰り返し、繰り返し続けるうちに、ある変化が起こる。一人勝ちかと思われた卑怯者は、共食いをはじめる。搾り取れる相手がいなくなるからね。結果どうなるかって言うと……

なんと、最後に生き残った種族は、コピーキャット。最初の数回は卑怯者が優勢になるけども、最後はコピーキャットが勝つ。これは計算で導き出される。(これは探偵タイプと根に持つタイプがゲームに参加していても同じ結果になるよ!)そう、長期的に見れば、信頼ゲームはコピーキャットがベストな戦略なのだ。

長期的に見れば、がクセモノ

長期的に見れば、コピーキャットが強い。この法則は、1人コピーキャット、1人卑怯者、残り全員ギバーの場合でもそうなる。

ただし、「長期的に見れば」って条件がクセモノで。1回の対戦では卑怯者が圧勝だったように、5回までは卑怯者が優勢になるってことは忘れちゃいけない。コピーキャットが勢力を伸ばせるのは6回目以降。

これが何を表していると思う?人と人との関わりで、接点が少なければ少ないほど、卑怯者が優位な社会のままだってこと。ゲームでコインを入れるかどうかを「相手を信頼して協力的なふるまいをとるか」「非協力的なふるまいをするか」と言い換えてみようか。全面的に、無条件に信頼するふるまいは、卑怯者がいるかぎり不利な状況になる。「正直者が馬鹿を見る」って嫌なことわざがその通りになるわけね。人と人が関係性を持つ回数(コミュニケーションの機会)が少なければ少ないほど、そんな卑怯者なふるまいは勢力を伸ばす。でも、何度も接点を持てる環境であるなら?もちろん損させられる場面もあるだろうけど、総合的に見ればその結果損して自滅していくのは卑怯者たちなんだ。

もし協力の結果、分け前が減ってしまうとしたら

今度はゲームの報酬率、ゲットできるコインの枚数を変えてみる。これまでは1枚入れれば相手に3枚だったけど、今度は「ふたりとも入れた場合は報酬が2枚だけ」ちょっと取り分が減るシステムで計算してみよう。

<一回のゲームで手に入るコイン🪙パターン>
1️⃣自分が入れる✕相手も入れる
 →自分+1、相手+1
2️⃣自分は入れる✕相手はズルする
 →自分−1、相手+3
3️⃣自分はズルする✕相手は入れる
 →自分+3、相手−1
4️⃣自分はズルする✕相手もズルする →自分も相手も±0

協力し合うと、分前が減ってしまうパターン

なんとたったこれだけのシステムの変化で、結果は変わる。パイの奪い合い、資源が限られた「取ったもん勝ちのシステム」の中だと、卑怯者が支配する社会ができあがる。これがいわゆる「ゼロサムゲーム」ってやつ。

ゼロサムゲームじゃなくて、ウィンウィンの報酬があるシステム(それかソンソンにならないシステム)の「ノン・ゼロサムゲーム」なら、さっきの結果出みたように、卑怯者は自滅するんだけど。。。誰かの成功はおれの成功の取り分を減らす、そんな社会が導くのは、卑怯者が台頭する世界。

もし「エラー」が起こり得るなら

じゃあこんどはエラー、失敗を考慮に入れてみる。

例えばコピーキャット同士でゲームをする。入れるつもりだったんだけど…なんかトラブルがあって、コインを入れなかった。結果、ズルをしたことになる。対戦相手は次のふるまいでそれを真似するから、今度は向こうがズルをする。するとこちらのコピーキャットもそれに応じてズルをする・・・入れる、ズルをする、入れる、ズルをする・・・の不毛なスパイラル。

なんか、年賀状を1年おきに出し合ってた例を思い出してしまった・・・(笑)お互いに去年の年賀状を見て出していると、どっかのタイミングでどっちかが送りそびれていたら「あ、もらったけど出してなかった!」「あれ、出したけど来てない・・・」が交互に繰り返されることになる。(この例、わかるかな・・・??)

このエラーは、誤解だったり、失敗だったり、「そのつもりはなかったのに、そう受け取られてしまった」に類いするもの。ミスコミュニケーションってやつだね。リアルの世界は失敗がつきもの。毎回毎回、想定通りにふるまえるわけじゃない。「好意的な態度」をとりたいのにとれなかったり、とったつもりが「非協力的」にとられることだって多々ある。
じゃあ、このエラー頻度を5%勘定に入れて、もっかいゲームをしてみよう。

今度は参加者タイプも増やすよ。

【エラー発生率5%の信頼ゲーム】
・参加プレイヤーは下記の5種族
・参加者は5%の確率で予定していたふるまいとは逆のふるまいをとる(行動にエラーが起こる)

1️⃣3人のコピーキャット:最初は入れる→それ以降は相手のふるまいをマネする
2️⃣12人のお人好し:毎回入れる
(↓新しい参加者!)
3️⃣3人の🐈‍⬛コピーキティちゃん:1回のズルは、間違いかもしれないからスルーしよう…相手が2回連続ズルしたらマネしよう
4️⃣3人の🤓トンマくん:最初は入れる→相手も入れたら、前に自分が取った行動と同じ行動を繰り返す/相手がズルしたら、前と違う行動に変える
5️⃣3人の🤡ランダムさん:どうふるまうかは50/50

さて、このなかで生き残るのは誰でしょう?

さっきと同じように、得点最下位になった5名は脱落、上位5人のクローンが補完されるサバイバルシステムでプレイしてみよう。失敗が起こり得る世界でゲームを繰り返すと、最終的に生き残るのは…(誰だと思う?)

まさかのトンマくん🤓!!
意外だった?それとも予想通り?

周囲は卑怯者ばかり…そんな状況で

今度はお人好しさんの代わりに、卑怯者が半数(12人)の世界だったらどうなるかシミュレーションしてみよう。半数を卑怯者が占める環境、なかなかキビシい状況だよね。12人の卑怯者、あとは3人ずつコピーキャット、コピーキティちゃん、トンマくん、そしてランダムさん。さぁ、生き残るのは誰でしょう?

今度はなんと、生き残ったのは・・・

コピーキティちゃん🐈‍⬛失敗を許容するキティちゃんの優しさは、他の種族を駆逐することなく、わずかながら常にコピーキャットも生き残るスペースを確保する。たとえ僅かな割合でも失敗を許容できる人がいれば、(そして単発や数回限りではなく何度も繰り返し接点を持てる社会であるならば)卑怯者は滅びて、信頼を進化させることができるのだ。

ただし・・・

ここでも注意すべき条件が、「失敗をする確率が5%の場合」なんだよね。100回に5回、起こるかもしれないって割合。でもどうだろう、もしミスコミュニケーションがもっと頻繁に起こったら…??

エラー頻度を変えてシミュレーションしてみよう。上のサイトでは自分で割合をいじって、変化(進化の過程)を目の当たりにできるからおもしろいんだけど、もう結論言っちゃうよ🐈

実はね、エラー発生頻度によって、生き残るプレイヤーが変わる
エラーを想定しない、確実に予定通りの行動パターンをそれぞれが取る場合・・・それは最初にシミュレーションしたとおり、「短期的に見れば卑怯者が台頭、長期的に見ればコピーキャットが生き残る」んだったよね。
そして5%のエラーを勘定に入れると、最終的に生き残るのは「失敗を許容するコピーキティちゃんと、わずかなコピーキャット」。
ここまでは「長期的に見れば」っていう条件付きだけど、ホッとする結果だったよね。他人を搾取する卑怯者は、自滅の道を歩むことが計算で導き出される。

ところがどっこい、エラー頻度が10%を超えるあたりから、卑怯者が支配する社会に突き進んでいく。10回に1回、これを多いととるか少ないととるか?ミスコミュニケーションが増えれば増えるほど、「失敗を許容する態度」だけじゃ信頼は回復させられない世の中になってしまうってこと。

「信頼の進化」に向かうために必要なこと

じゃあ、ゲーム理論で導き出された結果をまとめてみよう🙌相手を信頼できる社会、もしくは、信頼に信頼で応答できる社会にワレワレが「進化」するために必要なことはなにか?善意を貪る卑怯者のふるまいを繁栄させないために必要な条件は?

☆接点を増やそう

ゲームをプレイする回数が5回以下だと、卑怯者が圧勝だったのを思い出そう。残念ながら善意のカタマリお人好しさんは卑怯者が存在する限り搾り取られて絶滅してしまう結果になっちゃったけど。。。ゲームを6回以上繰り返すにつれてコピーキャットが徐々に勢力を増し、卑怯者は徐々に劣勢になっていく。そして何度も何度もゲームを繰り返すうちに(人と人が関わりをもつ、コミュニケーションをとろうと動くことで)卑怯者はこれ以上進化することはできなくなる。

頻度を、増やそう。誰かと、関わろう。
その一回一回がどんな結果を生むことになったとしても、君が誰かと出会い、コトバを交わし、心を交わす経験が増えれば増えるほど、この「信頼に値する社会」を進化させることができる

もちろん私🦝は諸君が卑怯者プレイヤーではない前提で話している(笑)でも、無条件なお人好しでいるのもオススメできないね。信頼でスタートをきって、卑怯者からは距離を置きつつも、信頼には信頼を返すコピーキャット的ふるまいは参考になる。さらにいえば、「失敗を許容できる」コピーキティ的な余裕があれば尚良し。

私たちは相手が何を望んでいるのか分からない。分からないからこそ、歩み寄る必要が生まれる。歩み寄ることで、交流が生まれる。交流はお互いを「見知らぬ危険な存在」から、お互いの存在を肯定しあう「生命力を高めあう相手」になる。

心理学者ゴードン・オールポートは生涯を通じた研究を通して「人種差別や憎しみ、偏見は『交流の欠如』が原因だ」と発見した。

BOOK CAFEそらふね『Humankind希望の歴史〜人類が善き未来をつくるための18章〜』

☆ノンゼロサムゲームのシステムを目指そう

善意と善意、協力し合うことで取り分が減る「ゼロサムゲーム」は卑怯者を繁殖させてしまう。パイの奪い合いじゃない、ウィンウィンシステムが必要。誰かの利益や成功が、他の人の損失にならない社会。

「(ノン)ゼロサムゲーム」はよく経済的なやりとりで使われる用語だけど、単純にコミュニケーションって舞台で考えてみよう。かけるコトバだったり、親切な態度だったり、微笑みやジェスチャー、そういうものを「コインを入れる行動」としよう。それは相手にたくさんのコイン(嬉しいキモチだったり穏やかさだったり安心感)を送る。コインをお互いに送り合えば、両方に大きな報酬が返ってくる。コミュニケーションは、ゼロサムゲームじゃない
もちろん、卑怯者やエネルギーバンパイア的なやつらにせっせとコインを投入するのは賢くはないけれど、お互いにコインを送りあった時に生まれる報酬は、たぶんワレワレが想像している以上に大きい。

無防備でいなさいってことじゃなくてね、もし「これくらいまでなら裏切られても大丈夫かな…?」って思えるくらいの小さなリスクなら、勇気を出してとってみる価値があるってこと。その価値はめちゃくちゃある。
信頼には嬉しい副作用がたくさんあるからね。全般的な幸福度が上がって健康になるし、生産性も上がる。お互いに寛大になって、世界がよりよい場所に思えるようになる。たとえ信頼の結果が期待と違っていたとしても。
(中略)
傷つくリスクを負う勇気は、人を通して伝染していく。その勇気は繰り返されるたびに広がりを増し、成長していく。「同調」の沈黙は、疎外と閉塞と引き起こすけども、この波紋は開放と結びつきを促してゆく

【幻想の霧が晴れたなら、世界はもっと美しい―BOOK CAFEそらふね『なぜ皆が同じ間違いをおかすのか―集団の思い込みを打ち砕く技術』より】

そうそう、以前noteで紹介した本『なぜ皆が同じ間違いをおかすのか』の中でも、「信頼」はキーワードになっててね。

これは、一度誰かが傷つくリスクを負うと、その後に起きる交流すべての指針となるグループ規範が生まれる可能性があることを意味する。私が読者のあなたに財布を預けたら、その1つの行為が引き金となり、信頼の送り手と受け手が集団と社会全体で急増するかもしれない。

想像してみてほしい。あなたには1人でこの世の社会的信頼の総量を倍増させる力があるのだ。いまよりも少しだけ他者を信じ、頼る気を起こせばいい。

『なぜ皆が同じ間違いをおかすのか―集団の思い込みを打ち砕く技術』

これは、出てくるコインが思いの外たくさんあるよってことじゃないかな!しかも、その影響力はそのときのゲームの相手だけにとどまらない。他のプレイヤーにも影響を与えるってんだから。

☆コミュニケーションのエラー頻度を減らそう

例え善意の行動でも「そんなつもりじゃなかったんだけど」「そう伝わるとは思わなかった」なんてことは起こっちゃうわけで。。。たいていこういうとき、受け取る側の問題にしちゃうことが多い気がするんだけど、相手がどう受け取るかは相手が決めることなんだから、私自身ができることは何かって部分に目を向けるべきだよね。エラーは0にできなくても、減らす努力はできるはず。

自分は相手をわかっている、わかることができる、この思い込みがまず危険なんじゃないかな。アナタの「ふつう、こうでしょ」を、他者に押し付けるのが、あかんのです。違うことがデフォルト。わかりあえないことを前提に、その上でどうすればわかってあげられるか?わかってもらえるか?工夫と、試行錯誤をしようと努めたい。一発で成功、失敗を決めなくていい。ほら、成功であれ失敗であれ多く接点を持つことが、「信頼に足る世界」を進化させるんだったでしょ。

この工夫と努力は、テクニックや小技の収集以上に「相手に関心を向ける」態度の訓練が必要なんだな。コミュニケーションが上手くいかないときってのは、相手に向ける関心の焦点を、結構間違ってたりする。(言葉そのもの、語句そのものに反応して、文脈や背景をビックリするほど読まない人の例はSNSでたっぷりご覧になれますよね)

ちなみに「適切な関心を向ける態度の訓練」にこれはスゴイ、と私が感動したのはNVCというコミュニケーション論。

世界各地の紛争から夫婦のもめごとまで、様々な対立を調停してきたマーシャル博士が自身の思想(どうして暴力は存在するのか?なぜ人は争わないといけないのか?)とそのコミュニケーションプロセスを体系化したのがNVC、ノン・バイオレント・コミュニケーション!

生命力を高めあう「つながり」を自分の手で創る方法

NVCが共感を向ける先、つながろうと関心を寄せる先は「感情」でも「意見」でもない。じゃあ、人はなにをもってつながればいいのか?昔noteでオススメポイントを紹介したから、興味ある人は読んでみてね😉(記事の後半に出てくるよ↓)

ワレワレはPlayerじゃない。この世界のBuilderなんだ

もちろん、現実はゲーム理論でシミュレーションする以上に複雑な要素が絡み合っている。なにを信じるか、信頼に値するものはなにかって判断基準は、いろいろあるからね。それも忘れちゃいけない。でもね、これだけは持ち帰ってほしい、今回ゲーム理論から学べる重要なレッスン☝それは・・・

このゲームがどんなゲームなのかは、プレイヤーの行動が決める。人々が信頼を失っている、そのこと自体が問題なんじゃない。我々の環境が、「信頼の進化」に逆行しているってことが問題なんだ。

皮肉で、どうしようもないことに思えるかな。環境を作り出すなんて、そんな簡単にできることじゃないもんね。でも考えてみて。ゲーム理論が示すように、私たちはお互いに相手の環境になる。短期的に見れば、確かにゲームがプレイヤーを決める。でも、長期的に見たら、私たちプレーヤーこそが、このゲームを決める存在なんだよ。

てなわけで、信頼の進化を促すために私たちにできることはなにか。
関係性を築こう。ウィンウィンを探ろう。明快なコミュニケーションを。

そうすればきっと・・・
銃声は鳴り止み、塹壕から顔を出し、私たちはノーマンズランド(両陣営の間にある領域)を超えて歩み寄れるんじゃないかな。

The Evolution of Trust

以上、「The Evolution of Trust(信頼の進化)」のざっくりまとめでございやした🫡✨

コインを、私も手の届く範囲の大切な人たちに、届けたいなと思う🪙自分が立っているこの世界、身近な人との関わりから。そして、善き未来へ🤭

そんなわけで、プロジェクトメンバー限定ニュースレターから、『信頼の進化』を抜粋してnoteで共有しようとおもったわけであります。プロジェクトでは占星術やタロットなんかも絡めて、そのトキに応じて飛び込んできた隕石(感動)のをシェアしているよ☄✨ときにメンバー同士「遠くの灯台の光」のような距離感でコトバ交わし合いながら、それぞれの宇宙を探査しているプロジェクト🚀💫


もりもり書くエネルギー(''◇'')ゞ燃料投入ありがとうございます!!