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【オレ、すごい】占星術で見る学びの「型」火エレメント【後編】

語学、料理、資格、アート・・・何かを勉強してる人、学びビトたちと共有したい!人類文明のZIPファイル「占星術」に込められた、学びの「型」を・・・!!

前回の続きでござーいやす!

一生懸命ふぁいやー!って書いたら、燃え尽きて「続きはもう、いいや…」って気分になってたんだけどね。実は。

そんな自分に伝えたい、モチベーションに「頼らず」「振り回されず」付き合うための学びの「型」を、占星術のエレメントという考え方に絡めてお届けします!

この記事は占星術の知識がなくても、学びネタとして楽しめるように意識して書いてます。なのでエレメントの詳細は、省く!あと、個々人の私は何座だからドウコウみたいなハナシは一切出てきません。占い要素は期待しないでね。

エレメントってなんぞや、って気になる人は、前編で「こんなニュアンスだよ」って簡単に説明してるからそっちから順に読んでくださいませ!

占星術のエレメントっていう分類法そのものについてはコチラの記事で「あ、そんな感じなのね」という内容を書いてます↓

さて前回は「やる気」の象徴である火のエレメントがどういう視点を持つ性質なのかってところから、それを活かして自分の中の火の要素を刺激しようぜってハナシを書きました。

今回も、自己啓発とか教育界で用いられる「やる気」に関する割と新しめの科学的見解にプラスして、占星術だったらこう見るね、っていうのをつづっていこうと思います。

やる気とアメとムチ

アメとムチなんて言葉があるけど、ムチのコスパの悪さはもう結構知れ渡っているのかな。恐怖とか苦痛をもとに人を動かすのは、ぱっと見効果的でも長期的に見たらマイナスなのです。

経験則を元に判断する「地」のエレメント、感情に敏感な「水」のエレメントにはもしかしたら効果的に見えるかもしれないけど、目的が「学び」であるならムチは学習効率をうんと下げてしまうから注意が必要です。

生物には、学習意欲とか好奇心以前に生存本能がベースにあります。恐怖や極度のストレスを感じると、なにより優先してそれを避けるほうにエネルギーを注ぐのが生物の本能的なリアクション。

頭を使って一生懸命考えるとか、記憶するとか、そういう働きって結構エネルギーを消費する贅沢な状態なもんで、強すぎるストレスにさらされるとまずはそこからエネルギーカットされちゃうわけです。そんな余裕はねぇ、と。

ストレスケアやメンタルの安定ってのが遠回りに見えてダイジだったりするんだけど、それは学びの「型」水エレメントで改めて書きたいと思います。

今回の記事はムチじゃなくてアメちゃんのハナシがメインテーマ!やる気を引き出すためのご褒美です。

2種類のご褒美

やる気を刺激するもの、動機づけには2種類あります。内発的動機づけ外発的動機づけってふうに、ビジネスやら教育業界では呼ばれてます。

私たちがご褒美(動機付け)と聞いてまず思い浮かべるのは、外発的動機づけのほうですね。頑張った結果得られる報酬だとか、手に入るもの。お金や物、評価や立場などなど。外部から与えられる刺激です。

もうひとつの内発的動機付けってのは、自家発電的な刺激。その行為そのものに対する好奇心や関心、したいからするってのが内発的な動機付けになります。

占星術の分類法で見るならば、外発的動機付けは「地のエレメント」の守備範囲になります。火のエレメントは、外部の影響からは自由な、内側に備わる向上心とか意欲を指すからです。

外発的動機付けは、地のエレメントなので「確か」な効果があります。地のエレメントは安定した性質、実際性を表しています。お金とか地位とか、実際に確認できる評価ってわかりやすいでしょ。

それに対して内発的動機付けは火エレメントなので安定性には欠ける。ただし、外部からの働きかけに依らないので自発的な成長につながります。前半で説明したように、火は向上心、内なる成長意欲です。

之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず

古代中国の思想家、孔子の有名な言葉です。知ってるだけのやつは好きでやってるやつには敵わない。好きでやってるやつは楽しんでやってるやつには敵わない

これはまさに、学びの「型」火エレメントを象徴するコトバ!火の型は、学ぶことそのものを楽しむエネルギーです。そして向上心をもって楽しむことで、結果的にパフォーマンスが高くなるってのが、火の型の強味。内発的動機付けが注目されている理由です。

内発的動機付けの条件

じゃあ内発的動機付けはどうやったら高められるのか?心理学者たちがいくつか条件をあげているんですが、それを占星術視点でピックアップしてみます。

自律性(自由)

火エレメントは「離れる」「くっつかない」性質を表しています。束縛されたり、自由を奪われる、コントロール(管理)されることは火エレメントの力を弱めます。自分で決められない状況、ってのはやる気を大幅に削ぐってことです。

「やりなさい!」って言われると好きなことでもやりたくなくなる、アレです(笑)やるかやらないか自分で選択できる、ってのがミソです。

自己効力感(自信)

火エレメントの最高のご褒美は、有能感です。オレ、できる!!オレ、すごい!!根拠は無くてもいいんです。この感覚で自家発電するのが火なんです。

逆に言えば、自信がないときの火エレメントは本当にエネルギーが弱い。。。火エレメントには(地や風と違って)根拠がいらないので、全然関係のないことや些細なことでも「オレ、できる」を積み重ねていくことで、この部分をパワーアップさせることができます

ちなみに前編で紹介したワークは、「オレ、すごい」「オレ、できる」を強めるお手軽な方法です。

実験マインドセット

困難や課題に遭遇した時に、それを不安に思ったり大きなストレスに感じる人と、逆にそこに意欲を燃やして成長の糧にできる人の違いはなんでしょう?

その違いはマインドセット(思考癖)にある、という研究結果が少し前に話題になりました。

この説で出てくる二つのマインドセットは「固定マインドセット」VS「柔軟(成長)マインドセット」とか言われてます。ザックリ言えば、カチコチの考え方で決めつけてかかるよりは、やわらかい捉え方が出来るほうが成長・学習には良いですゾってハナシです。

火エレメントの示す学びの「型」は、柔軟(成長)マインドセットにあたります。もっと言えば「実験マインドセット」ともいえる性質です。

実験というのは、失敗ありきです。失敗も含めて「こうしたらどうなる?」「今度はどうだ?」を楽しむのが火エレメント。楽しむ、というとお気軽に聞こえるかもしれませんが、真剣です。悔しい気持ちも、不安も、恐怖も、あるにはある。あるけどそれも全部、上昇するための燃料になることを「信じて」いるのです。だって、「オレ、すごい」「オレ、できる」んですから(笑)

困難に直面した時、課題に向き合う時、大切なのは「出来るか否か」「良い結果が出せるかどうか」、ではありません。有能感を補強するために問題を解決しないこと。それとこれとは全く別物です。

だって、火のエレメントは「オレ、できる」を証明する必要はないんです。根拠はいらないんですから。たとえ失敗しても、火のエレメントは過去⇒未来のベクトルで物事を見ていません。これは前編で書いたポイントです。

未来があって、そこに向かっているプロセスが、今。

失敗はプロセスです。

学びとは「遊び」のようなもの

学びの「型」火エレメントは、学びを「遊び」のように捉えることです。遊びは、遊ぶこと自体が目的です。その先に結果だとか報酬があって活動しているわけじゃない。

それから、遊びは結果が決まっていません。こうしたら、こうなる、と完全に決まっていることをなぞるのは作業であって遊びではないですよね。そんなのつまんないですから。だから、上手くいかないことや想定外、失敗もあって当然、なんです。

それから、遊びは「自由」であると同時に何かしらの「不自由さ」も必要です。やりなさい、と言われてやるのは遊びじゃない。でも、完全に自由に無目的に動き回るのも遊びじゃない。何かしらルールや方向性があって、そのルールに本気になれないと遊びは面白くありません。スポーツも、そうですよね。

子どもが学びの天才なのは、遊ぶことができるからです。学びの「型」火エレメントは、誰もが元々持っている型です

遊び心を取り戻す

学びの「型」火エレメントを自分のものにするために必要なのは、遊び心。学びは遊び、そしてゲームです。例え上手くいかなかったとしても、それはそれ、オレはオレ、と自分自身の評価にくっつけないドライな視点も、火の特徴です。

オモシロイ!と思えること、楽しめることが火の強みです。「そんなこと言ったって、この仕事は面白くない」なんて言うのなら、「このツマラナイ仕事の中でオモシロイネタ探し」というゲームをしてみたらどうでしょう?

「子どもが言うこと聞かない」とイライラするなら「これでどうだ」「この手はどうだ」「このアイテムは効くか」と実験マインドセットで見てみたら、ちょびーっと楽になるかもしれません。

前編、後編と長くなってしまいましたが、学びの「型」火エレメントは以上で締めようと思います☆彡

学びの「型」火エレメント合言葉
「オレ、できる」「オレ、すごい」


もりもり書くエネルギー(''◇'')ゞ燃料投入ありがとうございます!!