マガジンのカバー画像

BOOK CAFEそらふね

16
こいつぁあオモシロイ!!って本をご紹介。占星術やタロットのネタも絡めて、マニアックに楽しみたい人のもとに現れる移動図書館。
運営しているクリエイター

#西洋占星術

【占星術で読む】『こころの葛藤はすべて私の味方だ-「本当の自分』を見つけて癒すフロイトの教え』【BOOK CAFEそらふね(走り書き)】

たしか、姉々が紹介してた本! 占星術と関わりが深い心理学といえばユング派なんだろうけど、「無意識」っていう見えない世界を発見したフロイトの説もおもしろい。見えないし、誰も気づいていないのに、自分達の行動を大きく動かしているチカラについて。 一般的なイメージだと、なんでもかんでも「性的欲求」に結びつける極端な説って印象が強いと思うんだけど、ちょっと印象が変わった。まず「性的欲求」ってことばのイメージと、心理学的なことばの指すエネルギーの意味合いがズレてるのかも。 確かに肉

BOOK CAFEそらふね『BIG MAGIC - 「夢中になること」からはじめよう。』

こいつぁ、とんでもない本を読んじまったもんだ・・・ BOOK CAFEそらふねで熱量たっぷりお届けしたいッ!と思って、2回も3回も読み直しておるのです。読み直しながらもう書き始めてしまっている、移動図書館BOOK CAFEそらふね船長、とと子です(''◇'')ゞ 何回読んでも、隕石が落ちてくる。 これは、人間賛歌。 著者のエリザベス・ギルバートは作家。書くことそれ自体が彼女にとって「祈り」であって「遊び」「学び」「癒し」その全て、生きることそのものなんだな、ってエネル

BOOK CAFEそらふね『無意識の構造』

ユング派の臨床心理学者、河合隼雄せんせの著書『無意識の構造』より、BOOK CAFEそらふね船長とと子が読んでいて「ズキッ」としたこと(笑)をお送りします(''◇'')ゞ本のまとめや要約ではなく、私の「ズキッ」としたことピックアップしてますのでね。本書の内容をなぞるわけじゃないことを先にお断りしておきます。 それと、ユング派心理学が好きな人は占星術やオカルトネタに対する抵抗は少ないだろうということで、今回は遠慮なくぶち込みます。 わかるようでわからない、無意識の領域「

BOOKCAFEそらふね『土と内臓』

気分は移動式図書館の館長さん。いや、そらふね船長です。 変態植物オタク、大好きな姉姉に「これオモシロソウじゃない?」と勧めてもらった本『土と内臓』!読み終わったから、私的おもしろポイントを(最後に占星術ネタも絡めて)ご紹介します。 すぐそこにあるのにほとんど誰も気付かない世界 原題は「自然の隠れている半分~いのちと健康のルーツ微生物~」 二人の著者は地質学者のデイビッドと、生物学者のアン、ご夫婦です。地質学と生物学、すぐそこに広がっているはずなのに、全く「見えて」いな

BOOK CAFEそらふね『現代思想のパフォーマンス』

現代思想のパフォーマンス (光文社新書)の中から、言語学の父ソシュール様をピックアップしてお届け!移動図書館の船長、とと子でっす(''◇'')ゞ 言語学LOVERにはおなじみ、ソシュール大先生でっす。 ソシュールの「発見」を機に言語学界の方向性が変わって、「ソシュール以前」「ソシュール以後」なんて時代区分されるくらいスゴイ人。 なにを「発見」したのかってと、コトバのしくみ。 コトバの正体、ってやつ。 これまでとは全く別の視点で「コトバとは何か?」を考えた人です。ものす

BOOK CAFEそらふね『昔話の深層』

前回のBOOK CAFEでユング心理学の本を紹介したんだけど、今回は「昔話」に表れる心のパターンをもっと具体的に!身近な例に結び付けて教えてくれる本をご紹介☆ 前の本はちとオカタイ感じで「ムムム読みづらい。。。」と思う人が多そうな内容だったけど、今回はほんと、「あ~確かに、確かに」「あるある!」って自分や身の回りの人、出来事に照らし合わせながら読み進められて、かつ深いメッセージも読み解ける本でございます(''◇'')ゞ というのも、題材が「昔話」だから。 誰だって子