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国立小、落ちたよ!!!~そしてもらった最幸のギフト~

また今年も、もうすぐ小学校受験の時期がやって来る…。

「もうあれから一年…」

想いも寄らない展開…、運命の日から、8ヶ月経った今だから書けることがあらります(♡˘︶˘♡)

我が家のリアルな小学校受験体験記と、そこから得られた『かけがえのないギフト✨』について綴りました。

これから受験されるお子さまの保護者の方々、ご家族の方々の、少しでも参考・励みになれば…という想いを込めて、投稿させていただきます(♡˘︶˘♡)

……………

『⚫⚫小学校、Mちゃんの個性を伸ばしてあげるにはとても合ってそう!受験できるエリアにお住いなら、国立受験…って選択肢もありますね✨』

…そう、通っていた児童館の保育士さんにオススメされたのがわずか3歳児の頃。

その保育士さんは、元・名門の小学校受験塾で長年指導されていた素晴らしいキャリアのマダム♪

出産後間もなく、頼りにしていた母が長期入院となり、第一子の初めてだらけの子育てに独り不安で押し潰されていた当時の私は、毎日の様に近くの児童館に通い、そこにいらしたホスピタリティあふれるベテラン保育士さんとの関わりが、何よりの癒しでした✨

日々さり気なく色々なアドバイスを下さったり、
時には涙ながらに悩みを打ち明け、母親代わりに親身になって心のケアをして下さったり…

そんな、誰よりも信頼を寄せていた保育士さんだっただけに、その方から頂いた小学校受験のご提案は、我が娘の将来にとても明るい光を照らしてくれた様に感じました✨

それから、近くにある小学校受験塾をいくつか辺り、体験で私も夫もとても感銘を受けた、とある塾に通う事を決めました♪

それから足掛け2年、娘も毎週目をキラキラさせ、お目当ての小学校受験日まで、楽しくレッスンに通う日々が続きました♪

その間、
その小学校まではバスでどのくらいかかるんだろう…
通学時間帯、どのくらい混むのかな…一人で通わせられる環境かしら…
と、通学時間に実際にその学校まで行く系統のバスを乗り比べしたり、
バス停から学校近くまで実際に歩いて、環境や生徒の様子を観察したり…
志望校選び時期に多くの保護者さんがされる事を、より丁寧に綿密にしたりもしました。

そんな事をしている内に、塾の先生からは、一校だけの単願ではリスクが高いし、せっかく対策に励むなら、他の国立小も受けてみてら…✨と提案をされ、全く無知だったエリアにも足を運び、かなりリサーチもし…と、いつの間に国立小受験に費やす労力は加速して行った時期も…。
(結果、他エリアの学校は通学時間がかかり過ぎる事から、我が家は元々の志望校一校の単願受験を選びました。)

年長さんの夏終わりから本格的な模擬試験も始まり、私だけでなく娘もお受験に向けての意識が高まり(親が高めてしまったとも言えますが💦)…

「頑張ったところで最後は抽選!宝くじを引くようなものだから、受かったらラッキー🍀くらいの気持ちでね!」

…と娘に伝えながら、
…自分にも言い聞かせながら、
…頭ではわかっていながらも、

流れに乗せられてしまうと
「絶対受かりますように( ・人・ )」
…と、
いつの間にか欲深くなって行くものなんですよね…。

…………

そんな中、受験10日前くらいから一番恐れていた『風邪』を幼稚園でもらって来てしまい💦喘息持ちの娘にとってはかなり致命的な流れに…(>_<)

一瞬、このまま喘息へと発展したら…当日辞退という事も頭を過ぎり…
不安で眠れない日々もあったり…

結果、奇跡的に喘息に発展する事なく風邪症状で落ち着き、声はかすれているものの、受験可能な体調で当日を迎えました…。

…………

そして、いざ会場へ。

娘たちが試験の部屋へと移動するのを見送ったあと、マニュアル通り、残された保護者へはアンケートという名の質問用紙が配られ…、

バッチリと過去問対策をしてきたオリジナルメモを取り出し、制限時間内にそのメモを頼りにひたすら教育方針やら育児の在り方を記述しまくり…

そして試験は淡々と終わりました。

帰り道、
「どんな事をしたの?」
「その時、Mちゃんはなんて答えたの…?」
必死で状況を把握したくて質問攻めしてしまう私…💦

娘のつたない説明から、なんと!今年から全く違った考査の内容となった事を察した私は…動揺 ;ㅇㅅㅇ、

あんなに家でも過去問を解き、模擬試験もたくさん受けたのに…(꒪ꇴ꒪ ;)

さらに、あまり自信が無さげな事ばかり言う娘の発言に「落ちたな…」と言う感触が…。

………

そして、2日後運命の発表当日…。

アナログに学校へ張り出される合格発表。見に行く役目を夫に託し…

連絡来るまで表面的には冷静を装いながら、内心は動揺しまくる数時間…。

そして、LINEに来たメッセージは…

…「あった!」
シンプルに、ただそれだけ(¯ㅿ¯ ;)

娘に「Mちゃんの名前、あったって!!!」
…そう告げた途端

「うれしぃよ~うれしいよぉ~」
…と、大声で泣き叫ぶ娘
…それを見て私も涙の洪水。

幼いながらに、こんなにも受験に思いを張り巡らせていたんだなぁ…。

………

そして、余韻に浸る間もなく、娘と私は直ぐに身支度を調え、お守りを大事に握りながら抽選会場へ…。

意気込んで早く着きすぎ、冷たい風が吹きすさぶ中、広い校庭で時間を潰す…。

会場入り口で列に並んでからも、受付では一組一組慎重に手続きが行われ、番号が渡される為、かなり長い時間待った。

そして、いよいよ娘も番号が手渡され会場へ。
入ってからも全員揃うまでまた待ち…
そして、揃ってからは抽選のシステムについて、淡々と説明が行われ…

一人一人クジを引き始めるまでにはかなりの時間が経過していた。

娘は最後まで、合格者が告げられるその時まで、静かに待ち続けていました。

いよいよ、人数より一枚多く壺の中に入れられていた=最後に残った一枚を関係者が開封…

「この番号の次から⚫⚫番までを合格と致します。合格決定番号の次の番号から順に、辞退が出た都度、繰り上がりの連絡を致します。連絡期限は2月末日までです」

あんなに長かった時間が、一瞬にして終了を迎えた。

怒涛の説明を受けながら、手元の番号を見て、瞬時にはピンと来ない…。

落ち着いて番号を数えた結果…
繰り上がり待ち6番目という事がわかった。

まだ状況が理解出来ていない娘に…
「今日はね、合格がもらえなかったんだよ。でも、これから空きが出たら6番目にお電話がかかってくるってことだよ。」

一瞬の沈黙のあと、
「悔しいよぉ悔しいよぉ…」
と、大号泣する娘。

さっき家で「うれしいよぉ!」と泣いたのと同じ大号泣。
でも、気持ちは正反対。

私は胸が張り裂けそうだった。

ゾロゾロと帰って行く列に入ること無く、泣き続ける娘と私は最後までその席を離れられなかった。

………

会場を後にしながら、夫にLINEを。
そしてバス待ちの間、塾へ電話で結果を告げる。

「とにかく、一次試験合格本当におめでとうございます✨Mちゃんの実力の賜物ですよ!順番まわってくる事を切に祈ってます…。」
そう、慰めてくださった先生…。

繰り上がりの可能性についてまでは言及されず、モヤモヤが残ったまま、すぐにピアノのお稽古に向かった。

どちらの結果になっても、気持ちが切り替えられるよう、大好きなピアノの先生にその時の心境をシェアさせて頂きたく、わざといつも通りのレッスンを入れていたり…。

………

それから数日後、塾の通常レッスンへ行き、受験後、初めて塾の校長先生とじっくりお話をしました。

ありったけの労いと励ましをして下さり、心が解けた瞬間でした。

「毎年、女子も男子も、繰り上がり順位一桁台なら大いに見込みはあるから!、もう冬休みはその事を忘れて、お休みを満喫して下さいね!年明け、連絡が来るのを楽しみにしましょう!」
そう言って下さり、怒涛の2021年は、少し連絡を気にかけながらも希望に充ちて幕を閉じました…。
………

それから年が明け、幼稚園も3学期が始まり…少しずつ、連絡が気になり出す。

「今、何番までまわってるんだろう(公表しない学校なので…)」
「もうそろそろ来てもおかしくない時期になってきたけど…」
不安が少しずつ押し寄せてくる。

「お正月明け、毎年1月中旬に一気に連絡をまわす事務的な学校で…」
と言っていた塾の校長先生の言葉が何度も頭を駆け巡る。

そして、見ない方が良いとわかっていながらも、インターエディの書き込みに状況を把握できる書き込みはないか…頻繁にチェックしてしまう日々…。

そして1月末、
「ホントおかしいですよね…。男の子は年内にとっくに1桁台の子は繰り上がり連絡が回っているのに…」

…えっ、そうなの!!!???
不安と焦りは加速する。。。

「今年はコロナで、一気にでは無く、一組ずつ都度連絡を回していると言う情報も…」

どんな些細な可能性も信じたい…そんな心境の日々でした。

………

1月末日、以前より人生の節目や大きな決断の際には頼らせて頂いている占星術の先生の予約待ちが回って来た。

「…落ちてるよ!…未練タラタラなのはあなた、お母さんだけっ!!!」

すべて透視している先生にバッサリと切られ…固まる。

…期待を持たされながらここまで待たされて
…信じたくなかった。

「明日の朝一で、家から近いお不動さんに行って、手、合わせて来な。でも、結果は神のみぞ知る」

…翌朝早朝、お不動様へ一人走る。
早すぎて開帳前だった💦
守衛さんがご祈祷のご依頼書を預かってくださったり…。

………

「もう、ダメなんだな…」
口にはしないものの、心の中ではそう感じ始める中、ランドセルのキャンセル期限も近づいてくる。

かと言え、連絡期日の2月末日になるまでは、可能性がゼロとも言えない。

公立小学校の準備を始める訳には行かない。

区役所に公立小学校入学申請の提出を待ってもらう交渉に言ったり、事務的な手間もかかり始めて来た時期、今思うと、心身コンディションはどん底か、もう麻痺していたのかもしれない。
それでも淡々と日々のルーティンをこなす毎日…。

………

そして2月末(今思うと、その日を独りで迎えるのがいたたまれなかったのか…)娘が0歳から幼稚園の今まで故意にして下さっているママ友にLINEし、お茶の約束を入れている自分…。

…そして2月28日、
カフェで今日が「そういう日」である事を告げながら付き合ってくれたママ友と過ごした幼稚園お迎えまでの時間は、本当に有難かった…✨

……

夕方、ありったけの笑顔で、
「Mちゃん!、
○ちゃんや▲くんや、☆ちゃん…と一緒の★★小学校に決まったよ!大親友の◎ちゃんとこれからもずっと一緒だよ!!!」

と告げた私。

…娘の表情を恐る恐る伺うと…

「よかったよぉ、安心したよぉ😭」
と、抽選のあの日に見て以来の大号泣を見た瞬間だった。

今度は、安堵の涙だった。

………

そしてカレンダーがめくれ3月1日、私はインスタにこんな投稿をしていた

…………

足掛け2年に及ぶ
親子で挑んだチャレンジが
予定より3ヶ月も延びて
今日、ようやく終わった

3ヶ月前には
この投稿がこんな内容になるなんて
思ってもいなかったな

娘のためを思って始めたつもりが
結局は親のエゴや自分のトラウマ回避なのかと
悩んだ時期もあった

信じていたものがそうならなかった時
自分の心がものすごい脆い
ってことにも気付かされた

娘を傷つけた事も
正直たくさんあったと思う

そんな過程で娘のうれし涙も悔し涙もたくさん目にし

そして今日は
最後に安堵の涙を見た

やらない方が良かったのでは…
と思う日々もあったけど

すべてが終わった今、やっと

「目標に向けて悩んだり泣いたり反省したりしながら、いろんな事に気付けた事自体に価値がある」

って心から思える。

結果って本当はどちらでも良くて

チャレンジしたことで初めて感じられたこと

乗り越えたことでまた次に繋がる新たな世界と出逢えたこと

…その事以上に尊いことはないんだよね

「オズの魔法使いの♬Over the Rainbow のお話、知ってる?」

と気遣ってくれる優しい友人

「確か、虹のふもと🌈に幸せがあると、数々の困難を乗り越えて仲間と向かうけれど、実際についてみたらそこには何もなくて、幸せは仲間と苦楽を共にして旅をしてきたその過程にあったんだ!…という…✨←このお話、好きなんです❤」

って教えてくれた

…きれいごとなくて
本当にそうなんだよね

さっき布団なかで「眠れない…」とつぶやく娘に

「ママは不器用だから、今までたくさんつらい想いもさせちゃってごめんね」

と言ったら…

娘「良いんだよ
ミーの事が好きな証拠だよ」

って。

これを聞けて
「やってよかったんだな」
って心から想えた

1つのチャレンジを
本当の意味で卒業できて
次に行ける!
って心の底から想えた

………

国立小の抽選というシステムで、ただ外れただけ。

全く実力外の世界でもあり、
一次は受かった
=その学校の意向に合った子どもである事には変わりないのに、
「抽選に落ちる」と言うことが、
そして、とても不透明な「繰り上がり待ち」と言うシステムが、
こんなにも心身にダメージを与えるという事を、身をもって思い知らされた親子の体験でした。

…………

私たち親子にとって、この「運が悪すぎた」「ド壺にハマりまくった」とも言える💦この国立小受験が、本当に必要な体験だった…かどうかは、正直わかりません。

ただ、人生において、予想外の事にぶち当たった時、それをどんな風に捉え、どんな風に乗り越えるか…
それに挑む大きなチャンスとなった事には間違いありません。

「生き抜く」って
受かれば○、落ちれば×…という、
そんな単純なものではない。

そして、今、公立小学校に通う娘は、順風満帆!…という訳ではなく、日々色々な事にぶち当たりながら、不器用ながらも一歩づつ一歩づつ成長している最中です✨

どこへ行っても、どんな選択をしても、生きている以上、日々チャレンジなんですね♪

だからこそ、どんな時も、どんな状況に置かれても、

「絶対大丈夫」
「失敗したっていい」
「自分を信じて進む」

人生は、これに尽きます!!!

心の底からそう思え、ココにたどり着けた事が、我が家にとっては、国立小受験を経験して得れた最大のギフトです(♡˘︶˘♡)

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