小説の書き方1

「基本」
・まず評価されるのはタイトル、あらすじ、三話までなのでそこを一番気合い入れて読みやすく書くこと。
・一話の文字数は5000字前後、3000字~7000字くらいまで。
・あらすじは250字くらいで誰がいつの時代のどこで何をする話なのかをきっちり説明すること。「何を成すのか」では説明不足。
・全編で100話以上は多い、ちょっと引く。なので80話くらいまでで一度完結させ、続きが書きたければ続編として新たに書く。
この場合は世界観やキャラクターは使い回して、主人公だけ変えればいいのです。これだ!という世界観があればそれを使ってしまえば良いのです。
つまり、主人公はガチャです。どんな奴が受けるか、あなたに合っているかは書くまでわかりません。世界観までガチャすることはないです。
逆に主人公が合ったのなら口調や大事な部分だけ残して世界観を変えるのもアリです。自由にやりましょう。

「文体」
・わかりやすく読みやすい文体がいいです。凝ったのは読んでて疲れます。漢字も少なめがいいでしょう。
・台本形式は論外です。あと気になる人は気になるらしいので字下げなどの文法をきっちりやる。
・web上で読みやすいようにセリフと地の文の間は1行空けましょう。

「情報開示の方法」
・1万字までの短編の場合は状況と登場人物の設定を単純にしましょう。
一行から三行で説明できるあらすじが良いです。
色々詰め込むとそれだけ説明することが多くなって長編になってしまいます。
・作中の独自用語、専門用語はじわじわと出していくこと。1話の時点で出して良い独自用語は3つくらいまでが望ましいです。いきなりワッと専門用語出されると頭に入ってこない。
・前置きパート、つまり日常描写やキャラ紹介など本題ではないものはいりません、省略していきなり本編に入りましょう。かったるいので。
・どうしても日常描写などが必要な場合はプロローグとして話の本題であるバトルなり冒険なりクライマックスシーンなりを入れましょう。
・かといって開幕にポエムやびっしりとした地の文はおすすめできません。どん引きです。
・でもどうしてもある程度の説明が必要…!という場合には3~5行以内で回想とかで端的に説明しましょう。わかりやすく。
・あるいは、自信があるならば日常描写部分にその世界観の特異な部分、たとえば異能とかをぶっこんでいく方法もあります。

■ここから先はお好みで■
 ここから先の要素は一概に良いとは言えず、ケースバイケースであったり、論議が絶えない所なので合わないな、と思ったら無理に取り入れることはありません。
 つまりお好みで。

・地の文とセリフはバランス良く。
 だいたい地の文とセリフは半々くらいがいいみたいです。
 できれば2,3個くらいかけ合いがあると良い。
 そのセリフは上の3行を解りやすく端的に説明していると尚良い。
 セリフも長々とせず、一セリフ3行以内で済ますこと。

・異世界チートハーレムをテンプレでやる
 私もあまり書きたいとは思いませんが、流行りは仕方ありません。
 そしてチート、ハーレム、テンプレ、は意外と馬鹿にしたものでもないのです。
 かみ砕いていえば「強い奴が活躍する英雄譚」「かわいい女の子がいっぱい出てくる」これは読んでて心地よい要素なのです。
 別に昨日今日流行ったものじゃないです。神話から時代小説からしてだいたいそんなもんです。
 テンプレとはいいますが、要は王道であり型です。型とは必要性と利便性から出てきた機能美の塊です。つまり「こうしとけば間違いが無い要素」が固まってできるものなので、どうやってもある程度は型ができます。収斂進化みたいなものです。
 なので一概に馬鹿にせず分析して取り入れられる所は取り入れましょう。
 テンプレは所詮道具です。なのでそこまでかたくなに使うことを否定するほどのものでも無いです。
 しかし道具なので使いこなすにはきちんとした理解と技術が要ります。
 こうしときゃいいんだろ?と小馬鹿にしてはただの猿まね、付け焼き刃です。
 「媚びて人気を取っている」そう思うのは無理がありませんが、テンプレという道具を使いこなすだけの技量は必要なのです。
 いわゆる守・破・離です。型を守るところから始まり、型を破り、そして型から離れて己が新しい型となるのです。
 じゃあどんなのが型(テンプレ)なのかと言いますと、これはまた後日書きます。

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