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旅の記録 フィンランド


こんばんは。
ゴールデンウィークもなんだかんだあっという間に終わってしまいました。
どこへも行けなかった今年なので、今日は旅の記録を。

大学で教育学を専攻していたわたしが幸福度の高い北欧の教育に興味を持ったのは3年生のとき。
大学生協で扱っていた、様々なテーマに沿って旅行が組まれている「テーマのある旅」というツアーの中に“フィンランドの教育施設研修8日間”というツアーがありました。
教育学を専攻していたといっても、当時のわたしは教育学に殊更関心があったわけでもなく、教師を志していたわけでもありません。
でも、教育が人に与える影響には興味がありました。

かくして、向かうことになった初めての北欧。
わたしにとって初めてのヨーロッパです。

このとき乗った行きのフィンエアーの機体にはムーミンが!

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テーマのある旅はよくある旅行会社のツアーのようなパッケージ型。
生協はいろいろな大学に置かれているので、集まる学生も全国各地からの参加。
わたしは1人で申し込みましたが、中には友人同士や姉妹で来ている学生も。
教育施設研修とあって、このときは大学の先生方もいらしていました。

タンペレという町で現地のご夫婦にアテンドいただきながら、図書館、保育園、小学校~大学、ネウボラと呼ばれる施設(日本には当てはまる施設がありませんが、一番近いのは保健所かな)、街の会館や展望台、教会へもお連れいただいて、夕方以降は街を散策したり飲みに行ったりと、ほんとうに充実したツアーでした。
どの施設もインテリアがすっきりときれいにまとめられていたのが印象的です。

ちなみに参加したのは9月後半だったのですが、11月くらいの装備で挑んだのは甘かったです笑
現地でマフラーを買い足しました。
フィンランドの冬は大人もスキーウェアで出歩くほどだと聞きました。
わたしはこの後フィンランドに2回訪れることになるのですが、どちらも季節は春。
冬…気になるような、寒がりのわたしには無謀なような。

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いちばん日本にもあったらいいな、と思ったのはネウボラです。
今は自治体で取り入れているところもあるようなのですが、ここで妊娠してから出産までのケア、就学するまでの検診も受けることができるのです。
日本では医療機関と教育機関の連携って聞きませんが、ネウボラは例えば生まれた子にハンディのあることがわかったときに、事前に就学先の学校へ必要なケアを伝達するなどの役割も担っているそう。

また、小学校の授業を見学させてもらったときにとても印象的で今も覚えているのが、ADHDの生徒が机に衝立を立ててクラスにいたこと。
その生徒は音や周りの情報に敏感なのでそうしているということだったのですが、ユニークなのはそこが校長室に模されていて、衝立の向こうへ行くときは校長先生を訪ねるふうに、そのクラスではしていたんです。
ちょっとしたごっこ遊びのようでありながら、ハンディのある子どもが同じ教室で一緒に授業を受けられるようにする、とっても素敵な工夫だなと思いました。

明日からお仕事再開の方が多いかな。
祝日関係なくお仕事だった方もいらっしゃいますよね。
わたしは連休明け、ちょっと憂鬱な気持ちですが、どうにかメリハリをつけて乗り越えようと思います。

今日も読んでくださって、ありがとうございました。

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