夕陽 と マジックアワー の 奇跡

画像1 太陽が沈むとき、その太陽からはるばるやって来た光は、地球大気の中で茜色に染め上げられる。そして、その茜色が、夜の闇とつながる壮大なグラデーションを広げる。 空に残された雲や、大地から夕日を見守る木々や生き物たち、シルエットとなって夕日のグラデーションに静かに溶け込んでゆく。
画像2 夕陽を見送るものは、みな静かに時の歩みを受け止めながら、夕陽を向かい合って佇む。
画像3 太陽は、地上の生き物たちに見送られながらゆっくりと沈みゆき、1日の務めを終える。
画像4 夕陽を見送る立場の者は、感謝と一抹の寂しさを感じつつ、ふと何かを思い出しながら太陽を見送る。
画像5 劇的なグラデーションを広げた夕陽は、沈んだあともなお、その存在感を空に残していた。優しさか、温かさなのか、それとも悲しみや寂しさかもしれないが、太陽が居なくなった空には感情が入り込む隙間がたっぷりと空いているようだ。
画像6 そして、光が主役だった時間が終わり、やがて影たちが躍進を始める。
画像7 自らは主張しなくとも、その背景にある夕日色のカーテンが、隠されていたドラマを露わにしていく。
画像8 夕日色のカーテンの前では、みな、主役だ。山も、木も。雲も街も。
画像9 そしてやがて静寂がもたらされ、
画像10 夕陽によって密かに命を吹き込んだシルエットたちの時間が、夜の訪れとともに始まる。

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