相変わらずアンドロイド:ネットランナーが熱いという話

この記事はボドゲ紹介 Advent Calendar 2023 - Adventarの7日目の記事です。

今回はアンドロイド:ネットランナーというゲームについて語るんですけど、以前にも以下の紹介記事を書きました。

【ボードゲーム紹介】アンドロイド:ネットランナーについて|ほしか@ボードゲーム遊ぶ人 (note.com)

この時から、しばらく時は経ちましたが、以降もネットランナー熱は冷めやらず、日に日に温度が高くなっておりまして、このゲームとの関わり方にも少し変化が出てきましたので、今回はその変化についてと、実際にゲームをはじめようと思った時に何をしたらいいのかまだ良くわからない人が結構いるんじゃないかと思ったので、この機会に詳しく説明しとこうかなと思いまして、そんな話をしたいと思います。


最近ますます盛り上がっているネットランナー熱

面白いですねー。このゲーム面白いですわ。
いや、相手がいてこそのゲームなんでね。恵まれてるなぁって話なんですけど。ポテンシャルがすごいです。

デッキ構築するじゃないですか?
大体いつも、夜中の日付が変わるかどうかくらいの時間からカード拡げておっぱじめちゃうんですけど、気づいたら朝5時とかなってますね。
なんか初期のころよりかかる時間が増えてきました。
単純に拡張加えて目を通すべきカード枚数が増えたのと、一枚一枚よく見て相互作用を深く考えるようになったんだと思います。
だからデッキ作るのは体力的に結構しんどいんで、そう何個もポンポン作れないんですけど、まあー楽しいっす。

「デッキ構築」っていう行為がもう好きなんですよね。
以前はポケカもやってたんですけど、TCGだと無限にお金が吸われちゃうし、大枚はたいて買ったカードたちがすぐ陳腐化していくのはしんどくて、ボードゲーム趣味がメインになった時に、やめていました。
そこへきてLCGのネットランナーですよ。PnPで無料公開ですよ。僥倖。

拡張カードで広がる世界

カードデータがPnP用に無料公開されてるんですけど、信じられないことにいまだに新拡張が出続けてるんです。どういう仕組み?あしなが?あしながの何かがお金払ってくれてるの?
噂によると年明けにも一個でるらしい。楽しみ。

ただし日本語訳版が必ずあるわけではないです。
そういう意味では自分が参加させていただいている会には、自ら和訳データをアップしてくれる神様がおわすので、本当に感謝しています。

そんなわけで新しいカードが出てくると、またデッキ構築のモチベが高まって無限ループしていくわけです。

そのカードデータってどこにあるのって話なんですけど、ずばり以下のリンクです。
プロダクト - Null Signal Games

最初は、いわゆるスターターデッキ的なカード群である「システムゲートウェイ」というセット。これに「システムアップデート2021」という拡張を加えた”SGSU環境”から入りました。でもこれはすぐに卒業してしまいました。
だって他の拡張カードめっちゃ楽しそうだったんだもん!

ここからその時点でダウンロードできる拡張パックをかたっぱしから突っ込んでいくことになります。
基本も満足にやりこんでないのに最新拡張に手を出してまともにデッキ組めるわけもないのですが、まあ行きます。だってタダだし!

今入れてる拡張は、以下のラインナップ
マグヌム・オプス (Magnum Opus) - 日本語 - Null Signal Games
ダウンフォール (Downfall) - 日本語 - Null Signal Games
Uprising - 日本語 - Null Signal Games
ミッドナイト・サン - Null Signal Games
Parhelion - Null Signal Games
The Automata Initiative - Null Signal Games
※このうち⑤と⑥は和訳データがまだ公開されてないです。

「サイクル」と呼ばれる大きな括りの拡張のテーマがあって、大体2個セットのグループになっていて、どういうことかと言うと
各サイクルで新しいカード効果がバンって出るんですよ。

例えるなら、ドラクエ2で、パーティーが組めるようになりました!
ドラクエ3では、転職ができるようになりました!ナンダッテー!?
みたいな。違うか。ちょっと違うな。

マグナムオプスはまあ、おまけみたいな感じでカード枚数も少ないので、サイクルとは関係ないやつなんですけど、
ダウンフォールとアップライジングが「アッシュサイクル」っていう一つのサイクルの前半後半。
ミッドナイトサンとパーへリオンが「ボレアリスサイクル」の前半後半。
オートマが「リベレーションサイクル」前半。後半は来年出るらしい。

サイクルが変わるごとに追加される新効果は、なかなか強力なものばかり。最新のオートマ拡張も、いろいろインフレしてて大変楽しいです。
オートマ拡張入れるのと入れないのではデッキの強度がかなり変わってくるかと思います。

一応、公式の大会で使われることが多いのは「スタートアップ」っていうカードセットらしいです。
SGSUのカードセットに最新サイクルの拡張だけ加えたものなんですけど、
最新のサイクルの拡張ができっていない(前半部分しか出てない)時はまだ前のサイクルも使ってよいので、いまだと
SGSUに④、⑤、⑥を加えたセットが「スタートアップ」ということになります。

でも私がやってる環境だとそんな細かいことは気にしないで、①~⑥まで全部加えてやってます。
もっというと禁止カードになってるやつもあるみたいだけどそういうのも気にしない。全部いれちゃおう。スタートアップ環境では成立しないエグイコンボが使えたりして楽しいヨ。

そんなこんなで増えたカードプールでデッキを作るんですが、作ったデッキを試す機会がやっぱり足りない。
私が参加しているネットランナー会は以前よりも開催頻度がぐっとあがってきていました。参加人数も増えてきて大変喜ばしいことですが…、それでもまだ足りない。

デッキというものは、作っても、何回も試して、調整しなきゃ完成しない。
何とかプレイ回数を増やしたいと思うようになりました。

小5息子、参戦

息子に仕込むしかない。そう思いました。

幸い、最近彼はデュエマにはまっており、狂ったようにカードをしばき倒す毎日を送っていました。

難解なカードテキストへの耐性がかなり高まってきている…。
自分もネットランナーへの理解が大分進んだので、今ならスムーズなインストができる気がする。

ある日彼が「俺もナオキみたいにシャカパチをやりたい」とのたまい、三重スリーブのデッキをこしらえ始めた時、
「今だ。」と思いました。ナオキって誰やねん。

かくして小5男子のネットランナーは誕生しました。
その時にツイッター(現X)に投稿したの以下のツイートです。

最初はデュエマ一回やるとネットランナー一回やってくれるみたいな交換条件だったのが、最近では彼の方からネットランナーやりたいと言ってくることも。とてもいい感じです。

今はまだSGSU環境でしかプレイできていませんが、今後は少しずつ拡張を加えていきたいと思っています。

いきなり拡張全ブッパして溺れさせてはいけない…。
飽きられぬよう、丁寧に育てていかねば…。

そのうちナオキも一緒にやってくれねーかなーなんて思ったりして。
ゆくゆくは小学生相手にネットランナー道場開きたいですね。

さあみんなやろう。どうすれば始められる?

カードデータは無料の分でOKなので金銭的ハードルはかなり低いです。
が、それ以外のハードルはかなり高いと言わざるを得ない部分もあります。
申し訳ないけど、これはもうしょーがない!
何とか乗り越えて!絶対損はさせないから!

ネットランナーをはじめるまでのロードマップ

  1. カードデータをダウンロードする

  2. 印刷してカットする

  3. カード台紙と一緒にスリーブに入れる

  4. トークン類を用意する

  5. ルールを理解する(難関)

  6. 相手を見つける(最難関)

1.カードデータをダウンロードする
まずは、前述のリンクからカードデータをダウンロードするのです。余裕です。

2.印刷してカットする
印刷代、結構しますね。あれ?以外と金かかる?ってなるところだけど気にしない。
自分は家庭用プリンタにダイソーのコピー用紙、ダイソーの替えインクという最強コスパセットでせっせと印刷しました。正直印刷品質は良くないですが些末なことよ。
カードのカットはダイソーのペーパーカッターを使うといいと思います。
300円ペーパーカッター | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)

3.カード台紙と一緒にスリーブに入れる
カード台紙はマジックザギャザリングとかTCGのごみカードが大量に安く売られてるのがあるのでそれを買うのがおすすめ、自分は、昔やってたポケカを使いました。
スリーブはやっぱりダイソー。枚数ハンパないからコスパ重視。
あれ?やっぱり結構金かかる?ってなるけど気にしない。
トレカスリーブ(R-12、40枚) | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)
ついでにカードケースもあると便利です。
トレーディングカードケース | 【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア (daisonet.com)

4.トークン類を用意する
何種類か用意すべきトークンがあります。
お金、アドバンストークン、クリックカウンター、ウイルス、タグ、悪名、パワーカウンターなどなど
それぞれが何なのかはまだ気にしなくていいです。
サイコロとかでも代用できます。
自分は、お金はテンデイズさんの木ゴマコインで、
その他のトークンは遊び終わったパンデミックレガシーのウイルストークンを流用しました。

ネットランナー専用に作られたアクリルトークンとかもあるんだけど、それがまたエライかっこいいんだ…。いつか買いたい。

5.ルールを理解する
ハイでたー。むずいー。専門用語多い。流れが複雑。頑張って。
ルールがむずいとうよりか、ルルブが読みにくいのです。
人がインストしてくれればそんなにむずくないです。
小5でもできますから。
もし運よくインストしてくれる人がいたら素直に頼りましょう。

基本ルルブの日本語版は下記のサイト(ボードゲームギーク)からダウンロードすることができます。が、要アカウント登録です。
海外サイトのアカウント登録に抵抗がある人は、ネットを軽く検索するとルール解説記事がいくつか見つかるのでそういうところを見てもよいかと思います。

そして、基本のルルブの他にも、アークライト社がリファレンスガイドというものを公開してくれています。(下記リンク)
きっとこれを何回も読むことになるでしょう。

https://www.arclight.co.jp/ag/errata/ADN49%20web%20Rules%20Reference%20JPN.pdf

6.相手をみつける
最後にして最大の難関です。
頑張りましょう。

ボードゲーマーはネットランナーの素養があります。
TCGゲーマーは言わずもがなです。
そしてやってくれそうな人を見つけたら決して逃がさないこと。

おわりに

長くなりました。そろそろ締めます。

これでネットランナーをはじめない理由はなくなったと思います。

ネットランナーは本当に良いゲームです。
生涯擦り続ける価値のある数少ないゲームの一つだと思いますので、
ぜひ遊んでみてください。

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