(映画レビュー)「あなたに触らせて」を観たよ


最近映画を観てないなぁ、と思いました。
ネトフリに登録したはいいけど、前々から観たかった映画がネトフリにも無い。
ネトフリに「も」無い。

ということで、アニメやドラマをチマチマ観ています。ウォーキングデッドとかね。


ふと先日、前々から観たかった「ビバリウム」をネトフリで検索したのですが、ありませんでした。

そしたら何故か検索結果に表示された映画が気になったので、観てみました。


タイトルは「あなたに触らせて」
2017年公開、スペインのホラー・コメディ映画です。



ざっくりあらすじ

2000年。
パステルカラーのピンク色一色で統一された部屋の中で、脂で顔をテカテカに光らせた男が電話を掛けています。
彼の名前はシモン・ロブレドス。
電話は病院に掛けていて、つい今しがた、彼の奥さんが女の子を出産したことをその電話で知ります。おめでとさん。

彼は電話を掛けながら、極限状態みたいな変な顔で前をじっと見詰めています。
向かい側には彼と同じく顔がテッカテカの太ったオバサン。

2人の間にあるテーブルの上に、「子供」と表紙に書かれたピンク色のアルバム。それを開くと、色んな子供の写真。
シモンはそれを何ページか見て、直ぐに閉じてしまいました。

「お気に召さなかったかしら?」

オバサンは「子供」のアルバムを退かし、その下に重ねて置いてあった「奇形」のタイトルのアルバムを見せます。シモンは拒否するような態度を見せますが、オバサンは「隠すことないんやで」と、見透かしたような口振りで言いました。
「本能には逆らえんで。一生付き合うことになる」

シモンは「誰も傷付けたくない」と涙声で言い、オバサンは気だるげにタバコに火をつけました。

注意
ここでオバサンの顔以外が画面に出ますが、オバサンは全裸です。何故か汗だくの、全裸です。
しかも小綺麗なオバサンじゃなくて、結構ガチなオバサンの全裸です。


全裸のオバサンは全裸のまま立ち上がり、アルバムを本棚に戻します。

「この世は恐ろしく人間はおぞましい」
「悪は己の中にある。受け入れろ」

そう言って取り出した1冊のアルバムを、シモンに見せます。表紙には「ラウラ」と書かれていました。


「彼女にしなさい」


オバサンは、アルバムの中を見て表情を変えたシモンに言いました。


注意


・不気味なシーン
肛門と口が逆に付いていたり、目があるところに何もなかったり、顔の半分が爛れている........などといったショッキングなものが映ります。


・性的なシーン
性的なサービスを行う店のシーン
男性器が丸ごと映る
性行為のシーン
ディズニーのアースラみたいなおばさんの全裸

・不快なシーン
自傷行為
シャワーによる腸内洗浄


感想

映画全体を通して、パステルピンクとパステルパープルの色が多く使われています。
壁紙や服装、車の色など。
心理学的な意味もありそうですね。


「人は外見じゃなくてハートや」というメッセージがある映画。

内容はかなり尖ってました。
まず出てくる登場人物がいちいちクセがつよい。開幕早々にリトルマーメイドのアースラみたいなおばさんが全裸で出てくるとは思わなかったよね。

口とおしりの穴が逆についてる女性とか、普通におしりの穴丸出しだったよ。毛とか生えてるからね。

あと、男性器がポロンって映ったときは思わず「ええ?」って声が出た。
「ミッドサマー」でも男性器映ってたけど、あれよりはもう少しカメラに寄ってた。

ミッドサマーのときは遠目だったからそこまでちゃんと見えないかな?程度。
この映画ではミッドサマーより5メートルくらいカメラに近寄ってた。そこそこご立派なのが分かるレベル(笑)


色んな登場人物の、それぞれの物語が交差して繋がっていきます。

シュールギャグのような、ホラー映画のような、なんと言ったらいいのか........うーん(._.)

個人的には、こういう雰囲気は結構好きなんですが、断言できる、これは絶対に大衆受けはしない(笑


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