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「口裂け女」を観たよ(ざっくり映画紹介)


子供の頃、一人でトイレに行くのが怖かったです。
小学校2年生位まで1人じゃ行けませんでした。

もちろんトイレの花子さんが怖かったんです。
単に四方を壁に囲まれた狭い空間ってのが不快だったのもある。
耳の奥が詰まる感じがするというか。

学校や保育園ではなるべく同級生たちがいるタイミングでトイレに行ったり、もしくはギリギリまで我慢して漏らしてました(おい)

子供の頃ってそういう怪談を信じちゃいますよね。
紫ばばあとかのっぺらぼうとか、テケテケとか、あと口裂け女。


今回は2007年公開の「口裂け女」を観ました。
佐藤江梨子さんや加藤晴彦さん、呪怨やリングなど色んなホラー映画ににも出てた柳ユーレイさんなどが出演しております。


ざっくりあらすじ


どっかの日本の土地で、口裂け女の噂が大流行。

長いコートに長い黒髪、長身のマスク女が「ワイは綺麗か?おおん?」と尋ねてきて、答えようとすると目の前でマスクを外す。

まるでハンガーでもくわえて寝ちゃったのかと思うほどに口が裂けとる。
女はターゲットを捕まえると、赤い屋根の秘密基地に連れてって、ハサミで口を切るという。

京子が教師として務める小学校でも、口裂け女の噂は広まっていた。

ある日大きな地震が起きた。
公園で口裂け女を待ち伏せしていた少年三人や、
親と口裂け女の話をしていた少女・夏樹
妹に口裂け女の話をする少女・ユキ、
母親から「あんたなんか口裂け女に連れていかれればいい」と罵られて虐待を受ける少女・美佳
京子と同僚の松崎、
そして京子も、突然の地震に驚き戸惑う。

その地震の揺れで、とある家の納戸の扉が開く。
そこから埃まみれでマスクをした女が現れ、「ワタシ、キレイ?」とうわ言のように呟いた。


揺れが収まり、公園に居た少年たちはほっと胸を撫で下ろす。
そのうちの一人が「なぁんだ、口裂け女なんか出ないじゃん」と言った瞬間、マスクをした背の高い女がその頭を鷲掴みにする。少年はそのまま連れてかれて行方不明に。


翌日、小学校の体育館に全校児童が集められて朝礼が行われる。
その中で、同級生の意地悪な女子児童に「うわぁ、口裂け女だ」とバカにされていた美佳。彼女はマスクで口を隠していた。

夏樹美佳に「口裂け女は次のターゲットとしてこの小学校の生徒を狙っとるらしいで」と話しかけると、美佳は「それワシかもしれんな」と暗い声で答えた。


朝礼の後に教室に戻ると、美佳はさっきバカにしていた女子に取り囲まれ、「お前が口裂け女やろ?」「お前犯人やろ?」「口が裂けてるから話せないんやろ?」とバカにされて笑われます。
夏樹が止めに行くも、女子の一人が無理やり美佳のマスクを奪う。
マスクの下を見た夏樹や女子たちは、驚いた顔で口を噤んだ。


児童たちは集団下校となり、京子は家に帰りたがらない美佳を気にかけ、2人で話をすることに。

美佳は母親から虐待されており、マスクをしていたのも殴られたアザを隠すためだった。
「オカンなんて嫌いや」と言う美佳に、「なんでそんなこと言うの!?」と声を荒らげる京子美佳は驚いて団地内を走って逃げた。

マジで唐突に叫ぶから私もびっくりしたwww
「お母さんなんか嫌い」と美佳が言った直後、めっちゃ声はりあげて「なんでそんなこと言うの!?」と、まるで彼女が人間として最低なことを言ったかのような反応だった。
そこまでキレんでも良くない?っていうね。


逃げ出した美佳を追いかける京子
美佳は人気のない所に走っていき、やがてマスクをした女に捕まえられた。
追いついた京子だったが、美佳が抵抗する際に外れたマスクの下から、避けた口が現れたのを見たショックで動けなくなる。
固まる京子の横を、口裂け女は美佳を抱えたまま通り抜けていく。


以下ネタバレ


ネタバレ注意






何故京子が「お母さんなんか嫌い」にあそこまで過剰反応したのか。

彼女にも娘が居るのですが、過去に思わず暴力を振るってしまった。その結果娘から直接「お母さんは叩くから嫌い」と言われ、思い切りビンタしちゃった。
その後離婚となり、娘とは会えていません。

そのことを思い出して、突然キレたんでしょうね。



口裂け女の正体。

京子の同僚の松崎。
彼の母親は病気がちで精神的にも不安定で、よく息子にも暴力を振るっていました。
ある日母親が兄弟と共に行方不明になり、施設に送られた松崎は自分の母親が口裂け女ではないかと怯えて過ごした。

松崎の母親は咳の発作が出ると人が変わったように暴力的になった。
ある日母親は当時小学生だった松崎に「もしわしが暴れだしたら殺してくれ」と出刃包丁を渡す。何言ってんだ。せめて自分でやれよと。

怯えた松崎はその出刃包丁で母親を殺そうとして、手元が狂って母親の口を切りつけてしまう。

はい、正体は松崎の母親です。
厳密には松崎の母親の怨霊。

松崎の母親の霊は、小学校の児童たちの母親に次々と取り憑き、子供達を襲っていた。

口裂け女のお決まりのセリフ「ワタシ、キレイ?」も、この映画の中では松崎の母親が息子に言った、

「私を、切れ」

というセリフであるとされています。ちょい強引な気もしなくもないけど。


己の母が突然別の女に変わり、刃渡り30センチはありそうなどデカいハサミで襲いかかるなんてね。
トラウマ以外の何物でもない。



感想


刺してる音がやたら生々しい_(:3 」∠)_

あとサトエリの演技が妙にツボる。
いきなり怒鳴り出すところとか、特に。
「え、ええ........?ww」ってなる。


全体的には、なんというか、B級映画って感じ。
画面の感じは全体的に暗くて、いかにもホラー映画ではある。

ストーリーの展開は若干無理があるかなって思うところが結構ある。トンデモ理論でなんとかまとめようとしてる感ある。


小学生の子供が口を切られて、血まみれの姿が思ってた2倍くらい出てくる。
一昔前の映画だからよくあるもんだけども、多分公開されたのが今だったらめちゃくちゃ文句つけてくる人居そうだなって思ったww


あと、作中で母親から日常的な暴言と暴力(つーか一言で言えますね。虐待です)を受けてる美佳という女の子の母親なんですけども。

まぁ最初はムカつくんですよね。
でも、心の底から子供を憎んでるわけではありません。自分のしたことを後悔していて、それでも感情を抑えきれずに手を上げてしまう感じ。
途中から改心した様子でしたし、美佳に謝るシーンもありました。
まぁ口裂け女に取り憑かれて暴れましたけどね。

なんか、美佳の母親を見てると自分の母親と共通するものがあって少し辛かった_(:3 」∠)_


面白いかどうかでいうと、あんまり........Ҩ(´-ω-`)
だからといって途中で観るのをやめたくなるってほどでもない。


おすすめ度はフツーかな。

それにしても、あのサイズのハサミは何処で買ったんだろう。

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