(詩)胃の中に漬物石が入ってる感覚。5キロのやつ。


飛び散った脳味噌を掻き集め乍ら考えた
何が苦しいのかと
吹っ飛ばした張本人は素知らぬ顔
結局の処、彼は僕に興味が無いのだから

欠けたパーツも有ったけど
何とか組み立てた脳味噌を己の頭に戻した
変わりたいのに生まれ変われない
失くした物が戻って来ない

何が不満なのかと己に問う
只々孤独が怖いと返ってくる
自分を貶す相手にも縋るほど
何よりも寂しさが怖いのだと

止まらない心臓をどうしたものが
産まれた時から今まで、己を持て余してきた
上手く呼吸が出来ないのに、何故かまだ生きてる
首を絞めている手から逃げられないまま
首を絞めている手を下ろせないまま

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