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世間噺と夢見の徒然#7 立春を迎えて

義母の葬儀と四十九日が終わってヤレヤレ。
7年間の本格的介護生活が終わったので、肩の荷が降りフヌケな日々。
家族葬とはいえ葬儀でお金がかかり、檀那寺へのお布施その他でさらに…。
これは痛手でしたね。
そんなこんなで立春を迎えました。

やりたいことの1つを始める

健康管理。
とりあえずスタートしました。
ボイストレーニング(以下ボイトレと略します)です。
いんや~、嚥下力が落ちてきているのですよ。
ゴックンが弱くなっている。
それってヤバくね?
そして
「ボイトレを受けるといいかも」
とひらめいたのでした。
呼吸筋も鍛えられそう。
これにはトレーナーが必要なので、とりあえずカルチャーセンターのお世話になろうと、探してみるとちょうどいい講座を発見しました。
課題曲が「Time to say  goodbye」となれば、大好きなので受講するしかないじゃないか!
ということで、体験受講することに。

カルチャーセンターはじーさんばーさんの楽園

そりゃそうだ。
昼間の時間があるのは、圧倒的にお年寄りでしょう。
待ち時間に交流スペースにいたら、年配男子たちのリタイア前の
お仕事を匂わす話声が隣から聞こえてきました。
年配女子も姦しくおしゃべりを。
皆さま、楽しそうです。
ボイトレ講座は、女子限定でコーラスのようにみんなで歌います。
中には腕(喉)に覚えがある、とお見受けする方もちらほらと。
さて、私はといえばカラオケも指を折って数える程度しか行ったことないし
歌うのは幼稚園の父母礼拝で讃美歌を歌った時以来です。
楽譜を見るのは60年近くぶりかしら。
が、歌詞がイタリア語だったのです。
これが嬉しかった。

イタリア語は、以前ほんの少しだけかじったことがあり。
イタリアへ旅したときに役に立ちました。
占星学にも、イタリア語の源であるラテン語が出てきたりして
馴染があります。
しかも先生が歌詞にルビを振ってくださっているので、ありがたかった。
とはいえ音符をすり合わせて読んでいく作業は
思いのほか難しくて。
けっこうな脳トレになりました。
ちょっとした大リーガー養成ギプスのようなものですな。
(星飛雄馬かっ!)

ソプラノの秘密は裏声!

歌うときは、喉の筋肉“輪状甲状筋”とやらを使うとのこと。
そこを使うって実は腹筋はもちろん、大殿筋(お尻の筋肉)まで使うということがわかり。
体幹がしっかりしていないと、声は出ないのですよ。
高音は裏声を使え、と云われたときはちょっと驚きました。
そんなの出せないよ。
ムリムリ。
が、ご指導通りに発声してみると見事に出るではありませんか!
これは面白い。
(絶叫?と云われれば否定もできないが)
しかも講座が終了した時、喉は少しも疲れていないのです。
恐るべし輪状甲状筋!
もちろん毎回高音が出せているわけではないけど、そこは初心者。
いいのですよ。
気楽にやろっと。

群れない

あくまでも健康管理の一環としてボイトレをやっているわけで
社交目的ではないから、お教室の方々とお茶することもなく
謎のばーさんとしてエヘラエヘラしていようと決めています。
が、悪目立ちしたくないので、オーラをできるだけ小さくして
地味に歌い続けていこう、と思ってもいます。

とか云いながらも、ひそかに
「発表会にはどんな服を着ていこうか」
などど妄想している自分もいたりするのです。




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