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NHK連続テレビ小説と日曜劇場

はまってます
現在、放送中の「舞いあがれ」
この朝ドラに現在どっぷりとはまっており
登場人物の貴司くんの詠む短歌に心を奪われ気味です(笑)

あらすじざっくり

ヒロインの舞ちゃんの家は東大阪にある町工場で、ネジをつくっています
舞ちゃんのお父さんは自分たちがつくったネジが飛行機に使われるようになるという夢半ばで亡くなってしまいます
舞ちゃんはパイロットになるという夢を持っていましたが、お父さんが亡くなってしまってからはお父さんの夢を叶えるためにお母さんと一緒に工場を守っていく決意をします

この工場、株式会社IWAKURAの「ものづくり」の場面が登場するのはそれほど多くはないのですが、社員のみなさんがいいんです
お父さんが亡くなり、舞ちゃんのお母さん(めぐみさん)が社長になりますが資金繰りが難しいこと、自分には社長は無理だという気持ちからやむを得ず一度は工場をたたもうと決意していました
でも、社員の働く姿をみて、この工場を守っていかなければと思い直します
前社長の思いが、教えが社員にしっかりと受け継がれていたのを目の当たりにしたからです
当初は非協力的だった社員のみんなが、少しずつ一緒にやっていこうという気持ちに変わって行くのには、ベテランの協力、舞ちゃんの努力、そしてめぐみさんのしっかりとした思いと決意があったからこそだと思います

新しいことへの挑戦

株式会社IWAKURAに飛行機の部品の試作をするという話が来ました
当初は反対していためぐみさんも、舞ちゃんの想いと熱意に動かされ試作に挑戦することを許可します
しかし自社の環境では出来ない加工などもあり、なかなか思うように進みません
それでもそんな時に協力してくれたのは、かつてIWAKURAで一緒に働いていた仲間でした
先代社長との絆があったからこそだなと思います
試作品は無事完成し、製品も良い評価を受けますが、結果的にはその部品は採用はされませんでした
しかしそれがきっかけとなり新たな受注が生まれました

新しいことをはじめるとき、最初は無理だろうと遠巻きに見ていた他の社員もいつの間にか協力していて、最終的には社員みんなでその挑戦に取り組んでいる
良い意味でまわりを巻き込んでいく
そのためには、いま会社が何をどんな風にしようとしているのかを社員にしっかりと想いを伝えることが必要なんですね

下町ロケット

日曜劇場で以前に放送されていたドラマ
佃製作所 こちらはロケットの部品です
厳しい品質基準をクリアするために日々試行錯誤
社員同士のもめごとが不良品混入へ発展
それがきっかけで辞めてしまう社員も出ます
しかしそれでも挑戦を諦めなかった佃製作所は見事ロケット部品を完成させ、その部品が搭載されたロケットが打ち上げられます

第二弾は、辞めてしまった社員とのつながりから人工弁の開発という話に繋がっていきます

第三弾は、家庭の事情で辞めてしまった社員とのつながりから無人トラクターの部品開発へとつながっていきます

いずれもひとつの製品を作り上げるために社長が先頭にたっています
社長の熱い想いがあり、そしてそれについて行こうとする社員がいる
だからこそ良い製品が誕生するのだとドラマを見ながら思いました

※多少記憶違いのところがあるかもしれませんが、お許しください

下町ロケットは原作があります
作者は池井戸潤さん、ぜひ読んでみてください(^^)

町工場の底力

どちらのドラマも見ていても「ものづくり」はすごいなと思います
(ドラマだからというのもあるかもしれませんが)
小さな部品だけど、その小さな部品のひとつひとつがあってひとつのカタチになっていく
その部品でいいではなく、御社のその部品でなきゃダメ
そういわれるようなものづくりをしている
無理難題を言われ、厳しい品質基準をクリアしなければならない
納期は短いし、価格も厳しい
だけどそれを達成するためにあらゆる努力をする
決して大企業ではないけれど、社長自らが先頭に立ち、自分たちの製品に誇りを持ち、常に新しいことへ挑戦する気持ちを忘れない
新しい何かをはじめようとするとき、最初はバラバラの方向を向いていても、最終的にはみんなが同じ方向を向いている
だから、いいものができる

これが「ものづくり」の醍醐味であり、メーカーのあるべき姿なんだと気付かされます
そしてそういう企業が100年先も残っていけるんだろうなとドラマを見ながら思う今日この頃です