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99年と364日
今の木工ドリルが小林式といわれるカタチになったのは1949年
そこから今日までに一体何本の木工ドリルが作られてきたのか
想像もつきません
ギムネと言われる木工ドリル
全長の違うものが出来たり、軸が違うタイプが出来たりはしても
形状自体は大きく変わっていないように思います
そう考えるとギムネを開発してきた先達のすごさがわかります
ショートビットなどのメインの木工ドリルは
当時からほぼ完成形の状態であったということです
長い歴史の中で機械化されてきた部分もあれば
今も昔も変わらず手作業で行っている部分もあります
現在、1本の丸棒から削られて完成した製品が包装されるまで
ざっくり数えて13工程
その中でも手作業で行っている部分は機械では出来ない部分であり
木工ドリルの心臓ともいえる部分になるのかもしれません
数値化することが出来ないからこそ難しい
先達から受け継がれてきた大切な技術です
受け継がれてきた技術は次世代へと引き継いでいき
変化しなければならない部分は変わっていかなければなりません
今までがこうだったからという理由で同じことをしていては成長は止まってしまう
木工ドリルメーカーらしくものづくりに真摯に取組んでいかねば
木工ドリルを作り続けて
今日で99年と364日
必要としてくださる方がいらっしゃる限り
これからも木工ドリルを作り続けていきたいと思います