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発想を転換して、経験を活かす。

雪が降りました。朝起きたら真っ白で、びっくり。

今日は星空スペースの営業日だったのだけど、敷地の入り口が狭く、坂が急なこともあり滑ってしまっては大変!と、大事をとってお休みすることにしました。午後にはすっかり晴れたけど、仕込みのことを考えると、判断は早めにせざるを得ないのです。

そんなこんなで、ゆっくりと時間が取れたので、今日は色々と仕事を進めました。

とっても寒かったので、かじかむ手をあたためながらパソコンとにらめっここ。頼まれていた企画書をまとめたり、レポートを書いたり、今後の予定の調整をしたり、結構なデスクワークでした。

いなか暮らしをしているからと言って、畑やったり、田んぼやったり、草刈りするばかりが仕事ではないんです。

都会的は仕事もたくさん。むしろ、求められていることも多いような気がします。

私は、農業がやりたかった訳でも、お店がやりたかった訳でもなく移住しました。いち会社員でしかなかったので、「手に職」系の仕事は自分にはない。でも、そんな私でも、「いなかで暮らし、働く」ができないか。特別な人だけのものではなくて、誰もが挑戦できるフィールドになったらいいのに。

そんなことを思いながら、いろいろな可能性を探り、いままでやってきました。

その中で、都会での仕事と全く同じ仕事はないけれど、発想をちょっと変換することで、今までの経験を活かしてできる仕事ってあるんじゃないかなと思ったのです。

たとえば、販売員。直売所やカフェでの接客業で活かせることも多いと思う。扱う商材が雑貨から野菜に変わっても、見せ方やオススメの仕方って同じ。立地や客層の違いはあれど、工夫しながら、お客さまのニーズに応えていくことの大事さはどこでも一緒だと思うのです。

例えば、昔ながらの農家さん。パソコンも苦手で取引先の顧客リストも手書きのままということもある。営業時代に培った顧客リスト作り。大いに役立ちます。

何度徹夜したか…という、苦い思い出ばかりの企画書づくり。「なんの役にたつんだか…」と思っていたけれど、ニーズがありました。ご依頼を受けてつくることもしばしば。家をつくるのは得意だけど、パワポにグラフを入れるのに半日かかった…という人も、実際いるのです。

もちろん、人間の手でしかできない農作業もいっぱい。野菜や果実は収穫の時期になるとどこの農家も人手が足りないと言っている。こういった仕事に必要なことは体力ぐらい。単調な仕事かもしれないけれど、確実に人の役には立ってます。

わかりやすい職業の肩書を持っている人は、強い。本当に、うらやましい。

でも、それがないからって、いなかで暮らしていけないかというとそうでもないのです。必要としている人は大勢いる。

そのニーズの発掘と、それをきちんと「仕事」にできる術が確立されたら、きっと、移住を選ぶ人も増えるんじゃないかな。

実現するためには、まだまだハードルが高かったりもするけれど、そこをなんとかマッチングしたい。今は、そんなことを考え、日々動いています。


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