茶筒が演じる宇宙時代の“重力のお土産”―京都市京セラ美術館「跳躍するつくり手たち」
京都市京セラ美術館で開催中の展覧会「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」は、地球環境やテクノロジーの進化に対応して、新しい表現や価値観を生み出すアーティストやデザイナーたちの作品を紹介しています。
その中でも、非常にコンセプチュアルな作品が、「Newton’s Lid」です。茶筒がくるくる回転しているだけという単純な作品。しかしこの茶筒は、伝統技術を用いながらも、宇宙時代を想像させる仕掛けが施されています。茶筒が開くときには滑らかな