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【自己紹介が苦手vol.2】 全力少年

自己紹介第2弾です。 第一弾も見てみたい方はこちらから。


このページを初めてみた人のためにお伝えすると、
「私ってこんな人です!」
と言い切るのがとっても苦手な性分なもので・・・。

だから、これまで生きてきた中での物語をみなさんに共有しようかなと。そう思っております。

さてさて、今回の物語は、5歳の私が主人公。はじまりはじまりー!

加減を知らない男の子

みなさんが小さい時はどんな子供でしたか?
おままごとしたり、ゲームしたり、砂場で遊んでみたり。
庭や森を駆け回っていた人もいるかもしれませんね。
いやいや、読書でしょうか。

はい、私はというと、アクティブな子供だったように思います。
外で虫取りをしたり、鬼ごっこやかくれんぼなんてお手の物。

そんなある日の私が5歳の時。
毎年恒例の保育園でのマラソン大会がありました。
マラソン大会といっても中学生や高校生時代に走るような4km、10km、ハーフマラソンなんてものではなく、保育園の近くの道路を走って1等賞を決めようというシンプルなもの。

その直線距離。約600m。
まてまて意外と長くないか?


実際の写真です↓

ゴールが見えねえよ、と笑。

でもでも、当時の自分は自信がありました。
なぜって?
とっても足が早かったからです。足が速い人はモテるって都市伝説だとお思いの方もいると思いますが、断言します。足の速い人はモテます。
ただし、小学校に上がる前まで。

ということで、根拠のない自身を携えた俊足の私。
いよいよ本番当日。
保育園から600m離れた直線距離に位置につきます。

「位置について、よーーーい・・・・ドンっ」

ピストルがなるや否や素早く駆け抜けます。
当然ながら圧倒的大差での1位です。
そう、本当に1位なんです。
200m地点までは・・・・・・。

私は加減を知らない子供でした。
常に全力で遊ぶ男の子でした。
目先のことに一生懸命でした。

600mは5歳児にとって「長距離走」であるということを全く知らなかったのです。

スタートしてから30m地点。当然圧倒的1位。
スタートしてから100m地点。当然圧倒的1位。後ろが見えないくらいに。
スタートしてから200m地点。1位保持。
スタートしてから400m地点。しんどいしんどいしんどい。
スタートしてから550m地点。いつの間に、前にも後ろにも人が、、、

ゴール!

加減を知らない5歳児は、全力で走ることしかできず。
結果は上位であるものの1位ではありませんでした。
1位を取った子は、ペース配分がとってもうまい子でしたとさ。

はあ、勘所ってやつを見極められるようになりたいなあ。

そう思いながら、30年が過ぎたとさ。(今でも力の入れどころと抜きどころの見極めがへたっぴ)

めでたしめでたし。

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