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人間関係において、自分にとっての「真実」とは誰か?

起業塾時代にSNSでチヤホヤされるが、
その中に僕を本当の意味で気にかけている人間はいない
皆ビジネス目的で近づいているだけ。

それに気づかず有頂天になっている僕に
「あなたの周りには、あなたを愛している人間は誰もいない」

と告げた人物がいた。

実質彼くらいなもんじゃないかね、あの時に金言を授けてくれていたのは。
意識高い起業家が周りにいたのだが、

大体雑音ばかりでエネルギーが噛み合わない。

彼の苦言をどうしても認めたくなくて仕方ないので無視しようとしたが
終わってみれば彼が告げたことは全て僕にとって「真実」だった。

僕に一番ためになる助言をくれたのが起業家のメンターでも
意識高い系の誰かでなく、かつて同じ釜の飯を食った元同僚だった。

フリーランスになって起業家を目指してと
意識高い系方面を歩んでいるつもりでいた僕にとっての真実が

皮肉にも同じ意識高い系でなく、かつての仲間という事実が残った。

本質を知る人物の査定を恐れていた

僕と同僚だったその人物は4年もの間同僚で、ずっとお互いを見てきた。
僕がその元同僚に対して声をかけて一緒にコンビニに行ったり

あるいは場末の居酒屋で会社の悪口を言って
傷を慰め合ったりしたこともあった。

ただ、そんな中でも元同僚である彼は
自分の苦境を乗り越えるために、各地を転戦して学んで成長して帰ってきた。

僕も彼から教わったことは山ほどあって
今の生活の基礎は彼が構築してくれたようなものだった。

一緒にいた時間が意識高い系の誰よりも長かったのだ、
僕の拙い対応を見抜けぬわけがない。

当時僕がセミナー難民になってしまった時期があり
なかなかそこから抜けることが叶わなかった。

元同僚である彼が自分に向けた苦言がいちいち当たっていたので
認めるのが恐怖でしかなかった。

僕は彼のことを誰よりも本質が見える人物だと評価していた。

そんな彼のいったことが真実だと認めてしまうことが
今の自分が何よりも空虚でしかないと認めるのが

なにより僕は怖かったのだ。認めることが断じてできなかった。

カオスを終えるために

元同僚との縁起についていえば最期は意見の相違、仲違いしてその縁は終わった。

僕が「0か100か」での行動しかできないので、
当時手を出していたFacebookを辞めることで

結果として長年続いた彼との縁を自らぶった斬ることになった。

人間関係って、人が増えれば増えるほどカオスになっていく。
僕が500人の「友達」を作った時もそうだったが
SNSをやっていると、いろんな人がアドバイスやお誘いをしてくるし
その流れが絶えることがないし、迷うことも多かった。

元同僚からは「誘ってくる人間の思考を読め」とは言われたが、
それができなかった僕は案の定、セミナー難民になった。

誘われるがままにあちこちのセミナーやイベントに行って
貴重な金と時間をリリースしてしまう。

そのせいで自分ががトチ狂ってさえいなければ…、と思うこともあった。

だから一度ある程度増えたら、切り離すことをしないとならない。

一度人間関係をバッサリ切り離してみて、
かつて元同僚が学んでいたコーチングのセミナーに
積極的に誘わなかった理由が見えてきた。「誘う人間の魂胆に裏がある」から。

僕の人生の中で、困ったら誰かを頼ることが自然と定着していた。
そうした心理に効き目があるのが「誘い」というものだ。

終わりに

いざ人間関係をごっそり手放してみたら、
いわゆる「ひとりよがり」になったのかもしれない。

しかし500人「友達」がいた時期でもブラック企業ではずっと孤立無援だったし
「友達」の誰もが介入する余地もなかったのは確かだった。

「ここにいるのはずっと俺一人だけ」という真実は揺るぎなかった。
他に誰もいないのだ、いやむしろ入れてはならないのだ。

「自分を殺して働いている」と思っている人間は僕だけだからだ。

かつての同僚は頼りになった人物だが、
また縁起を取り戻したいかと言われると微妙なところ。

過去の人間関係を紐解いても、エネルギーが違いすぎて相容れないだろう。

そこは僕なりに、彼との記憶にケジメをつけるべきだと思ってる。

現状に違和感を持ち、自らの中心に戻ることが
大事としている人たちが少なからずいるとするなら
そうした人たちを大事にすべき。

元同僚はよく「人は弱い」と口すっぱく言っていた。
人はどんなに取り繕ったって脆いものだし
いつも光の部分ばかり見ようとし、自分の闇の部分から目を背けたがるものだ。

本当の意味で自分の闇に向き合える強さがある人がどれだけいるだろうか??

人間である以上エゴとのせめぎあいだが
弱い部分を認められるように生きることが大事だと思う。

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