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【和訳】Meant To Be / 幻塔(ToF)

概要

幻塔 (Tower of Fantasy) のケートス島で流れる曲の和訳(意訳)です。
良い曲だったので歌詞の意味を知りたかったのですが、
全然見当たらなかったので自分で和訳しました。
最後になぜこの訳にしたかの簡単な解説もあります。

Meant To Be



Above the sky, beneath the sea
空の向こうでも、海の彼方でも
Hiding in the space or lost in our destiny
闇に飲まれても、道を見失っても
Believe in me and be with me
僕を信じて、一緒にいてほしい
But everything’s meant to be
きっと上手くいくから


I’ve seen people come and go with hand a broken dream
希望を失った人をたくさん見てきた
When the stars are gone, the night is cold, being so lonely
輝きを見失うのは、とてもつらく悲しいことだよ
But if it’s my only chance
でもこんな僕にもできることがあるなら
To catch you in this tiny life
今度は君の手を離さない
The world on fire and I will hold you tight
たとえ世界を敵に回すとこになっても

Till the end of the time,
お別れのときまで
None of us will say goodbye
さよならはなしだよ
And my love won’t die
想いはどこまでも続いていく
For and ever is you and I
永遠とは君と僕のこと
Don’t you leave a tear for me
だから泣かないで
Don’t you sleep with a broken dream
希望を捨てないで
When everything’s meant to be
きっと上手くいくから

Through the fire and through the time
災厄を乗り越え、時を超えて
Through the thing I called it love and brought you by my side
運命の中で、僕たちは巡り合えたんだと思う
Believe in you and hold your hand
君ならできる、だからこの手を離さないで
Any stories can never end?
新しい物語を始めよう

I’ve seen people laugh and cry with someone stick in mind
お互いに愛し合う人たちを見てきた
Someone got the reason but never really find the rhyme
全てが運命だとは思わないけど
But I’ve met you in this life
君と出会って分かったよ
I’ll be brace and try my very best
ちっぽけな勇気で果たして見せる
The world is mad but I will hold you tight
世界中が敵になっても僕は君のそばにいるよ

Till the end of the time,
お別れのときまで
None of us will say goodbye
さよならはなしだよ
And my love won’t die
想いはどこまでも続いていく
For and ever is you and I
永遠とは君と僕のこと
Don’t you leave a tear for me
だから泣かないで
Don’t you sleep with a broken dream
希望を捨てないで
When everything’s meant to be
きっと上手くいくから

Like you and I are meant to be.
ずっと続いていくから


解説,補足


曲の背景
大厄災を経ても惹かれあう運命の二人という感じで描かれているようですが、公式から特に発表はないのでよくは分かりません。
背景が分かればもう少し精密な翻訳ができるかもしれないので、その時はまた書き直します。

meant to be (きっとうまくいくから)
曲のタイトルにもなっています。
直訳は~「と意図されている」となり、よく「そうなる運命だ」と訳されます。
この歌ではeverything’s meant to beとして頻出するため。
直訳では「全てそうなる運命だ」となります。
ですが、和訳では運命という言葉は使っていません。

というのも曲中では主人公が勇気づけるような言葉を繰り返します。
例えば直前の歌詞Blieve in me(僕を信じて)の後に
everything’s meant to be(そうなる運命だから)と直訳してしまうと少し変です。

相手を勇気づけるさせるのに「運命だから信じて」というよりも、
説得、励ましとして使っているなら「うまくいくから信じて」と訳したほうが自然な感じになるからです。

ただ運命というのはあくまでも主観的で、客観性があるものではありません。
だから「うまくいく」の前に「きっと」という言葉を入れてあります。

以上を踏まえて「きっとうまくいくから」と訳しました。

When the stars are gone (輝きを見失う)

前行のI’ve seen people come and go with hand a broken dream
(希望を失った人をたくさん見てきた)
に対する情景描写として
When the stars are gone, the night is cold, being so lonely
と歌ったと思われます。
「星が無い夜は、暗く寒く、とても寂しい」が直訳ですが、
ここでのstarsは直前の夢(希望)という意味を含んでいると思います。
なのでdream(夢)とstars(星)両方を表せる言葉として、
「輝き」という言葉を選択しました。

夢の輝きを見失うのは、つらいことだし、僕も怖い、でも頑張るよ
というニュアンスで次のフレーズにつながります。

To catch you in this tiny life (今度は君の手を離さない)

恐らくこの曲は物語中の大厄災、またはいつかタイムリバース後のことを謳った作品だと思います。
それを踏まえると、この曲の主人公は一度は不幸、または失敗を経験したはずです。
したがって、「今度は」と言葉を入れました。

そうすると曲全体として、前回はダメだったけど、次はなんとしても成功させるという主人公の強い意志が浮かび上がる歌詞になってきます。

Till the end of the time (お別れのときまで)

その後None of us will say goodbye(さよならは言わないよ)と、続きます。
ここでの「終わりの時まで」は恐らく死ぬときのことでしょう。

そうすると、その後に続くAnd my love won’t dieで死ぬまで一緒だし、死んでからも僕の愛は色褪せないという内容になります。
それを含めて「お別れのときまで、さよならはなしだよ」と訳しました。

ちなみにここではLove = 想いと訳しています。
理由は(私の好みの問題でもありますが)日本人が思う日本語の「愛」と英語の「Love」の意味の重さが一致してないと考えているからです。
例えば日本人は告白する時、愛ではなく好きって言葉を使いますよね。

日本語で想いを伝えるときの言葉が「好き」
英語で想いを伝えるときの言葉が「Love」

このように使う言葉は異なりますが、想いを伝えるという根幹は共通しています。

なので和訳の際は愛ではなく「想い」という言葉を使い、英語と日本語で同等の意味の重さになるようにしました。

For and ever is you and I (永遠とは君と僕のこと)

For and everはforeverを表しています。you and Iとの同文構造を作るためにFor and everとしたのでしょう。

短い言葉でかつ力強く二人の関係性を表してて良いなと思ったので、
あまり言葉を変えずに和訳しました。

Through the thing I called it love  (運命の中で)

直訳は「僕が愛と呼ぶものを通して」ですが、それだと冗長なので、
ここでは運命としました。
その後にbrought you by my side(君と出会えた)と続きます。
Meant to Beのニュアンスと合わせて、
「運命のめぐりあわせで君に出会えた」という意味になるように訳しました。

Any stories can never end? (新しい物語を始めよう)

直訳は「終わらない物語なんてあるの?」となります。
意味は分かりますが、これだと前後の歌詞とのつながりがよくわかりません。

一般的に物語が終わってしまうというのは良いイメージが浮かびません。
しかし悪い物語が終わると解したらどうでしょうか。

主人公はタイムリバース後の時代に生きていて、
「こんな時代だっていつかは終わるときがくる、だって終わらない物語なんてないでしょ?」というような文意沿うと意味が通ります。

ただ、単に物語が終わる書いてしまうとマイナスイメージが拭えないので、
終わりが来る→新しい時代の始まりと解して
「新しい物語を始めよう」と訳しました。

Someone got the reason but never really find the rhyme(全てが運命だとは思わないけど)

正直これは訳に困りました。おそらくreason or rhymeという慣用表現を使ったフレーズだと思います。否定系のnot reason or rhymeで因果や筋道が通らないという意味になります。
ここではmeant to beのニュアンスも込めて「因果」を「運命」と訳しました。

そうすると、愛し合う人を見てきた→(全てが運命ではないから)その人たちは運命で結ばれてたのかは分からない→でも君と出会って分かった。とmeant to be全体の文意に沿う訳になります。

Like you and I are meant to be.(ずっと続いていくから)

今まで曲中のmeant to beは「きっとうまくいく」と訳してきました
それを考慮すると和訳は「私と君みたいにきっとうまくいく」となります。
ただ、この曲はFor and ever is you and Iと何度も言っています。
つまりyou and I = 永遠ということです。

直前のWhen everything’s meant to be (きっと上手くいくから)
に永遠の意味を含ませて「ずっと続いていくから」と訳しています。

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