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自宅隔離です。コロナ体験記②

軽症のため、自宅隔離をすることになった。
発症日の症状は、体の違和感(倦怠感?)、発熱(MAX38.3)、喉の違和感、咳。
気持ち的にも結構元気だったのでまさかとは思ったが、医師から伝えられた検査結果は陽性。

症状がつらい時にあれこれ調べるのはしんどいので、いつか誰かのなにかの参考になれば、と。

体験記①はこちら

2022年3月16日

隔離3日目。
発熱などの症状が出た日を0日目とカウントし、そこから10日間の自宅隔離だそう。
私の場合、13日に発熱があったのでその日が0日目。
23日が自宅隔離最終日で、24日からは解除されることになる。
先はまだまだ長い…

発熱前の金曜日は、週明けの仕事をスムーズに進めるために情報をまとめたりTODOを作成していたのだが、それが週明け引き継ぎシートのような形で役に立つとは思ってもみなかった。
私の不在中にやらなければならなかった業務を、先輩や上司にお願いすることになってしまった。
とはいえ、金曜日に資料をまとめていなければ、怪しい記憶を頼りにふわっとした情報しか伝えられなかっただろうから、不幸中の幸い。
ただでさえ忙しくしているところに余計な仕事を増やしてしまったことへの罪悪感が、重くのしかかる。

2022年3月17日

実家が近いので、母が手作りごはんを数種類持ってきてくれた。
もちろんうつすわけにはいかないので接触はせず、2階の隔離部屋の窓から、外にいる母に手を振った。
食べ慣れたやさしいごはんの味が、沁みる〜
私が何歳になろうと、母は母で娘を心配してくれているんだなと思うと目の奥が熱くなる。

隔離部屋からは直接ベランダに出られるようになっているので、数日前に主人がハンモックを用意してくれた。
部屋にこもっていると閉塞感で爆発しそうになるので、陽の光を浴びながら外の風を感じられるのはとても心地よい。

2022年3月18日

ようやく金曜日だ。
週末はせっかくの3連休だったのに。
どこへも行けず、何もできず、悔しい。

天気が悪いせいか、朝目覚めた瞬間から頭が重く、動く気が起きない。
お腹はすくが、食べてもすぐに、もういいやとなる。
ここへきて悪化するのか…?
これまで比較的気力もあって動画を見たりして過ごしていたが、今日はしっかり休むことにしよう。

2022年3月19日

隔離6日目、やっと折り返し。
前日からは少し回復するが、まだ倦怠感と咳が残っている。
熱はないのに(むしろいつもより低い)、熱がある時の感覚がずっとしている感じだ。

何日も1人部屋に篭り、休日も主人に近寄ることもできないのは結構ストレスで、人肌が恋しくなる。
引きこもりも、ある意味才能かもしれないと思った。

2022年3月20日

そろそろ出勤の日のことを考え始める。
基本的にはデスクワークだが、立ち仕事もあるのでこのままこの倦怠感でちゃんと復帰できるのだろうかと不安になる。
1週間、基本的にはベッドで横になっていたので明らかに筋力は落ちてるし、座っているだけで頭がぐらぐらしてくる。
横になっている時間が長すぎて体が鈍っているだけなのか、後遺症の倦怠感というやつなのかは、隔離部屋以外で1日を過ごしてみないとわからない。

通勤の電車内でも、オフィスについてからも、周りの人のことを考えるとなるべく咳を我慢したいが、そんなこと可能だろうか、、?

2022年3月21日

あっという間に3連休最終日。
隔離も残すところあと2日。

社会復帰に向けて、少し筋トレをしてみたり、座っている時間を増やしてみた。

この隔離期間中、たくさん映画を観ようと思っていたのに、数本しか観られていない。
なぜなら私は感動する映画が好みで、よく泣くから。
もしかして涙にもウイルスが混じってるのかな?と考えたら、泣ける映画をこの期間に観てはいけないのではと思って。
ネットで検索しても答えは書いていなかったので、念のため控えている…

今日のまとめ

部屋で、とにかくすることがない。
YouTubeやNetflixにはかなり助けられている。
でも、世界は進んでいて、自分だけこの隔離期間中何もせず取り残されているのではないか?という不安に襲われる。
少しでもその不安を和らげるために、オリラジあっちゃんの動画で勉強したり、読もうと思って手をつけていなかった本を読んだりして、「無駄な時間を過ごしているわけではない感」を、自分に対して演出している。

日々辛い症状が続くのであれば別の不安を感じていただろうけど、中途半端に元気があるものだから、この時間を無駄にしてはいけない気がして、焦る。

不自由な自由時間。
まだ数日続くので、不自由ながらも有意義に使っていきたい。

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