何かを為そうとするのであればそのものになってみよ

何かを為そうとするのであれば
そのものになってみよ

これは道教の言葉らしいのだけれど
本当にそうだなと思っています

頭の中や言葉だけでいくら
自分はこうなりたいとか
人はこうあるべきとか
世界がこうなってほしいとか
力説しても　そしてそういう運動をしても
その人の存在自体が
そうなっていなければ
そこには自己欺瞞が生じています

この世界はマーヤだから人の目は
誤魔化せるかもしれないけれど
自分の心の目は誤魔化せない

そこに自己欺瞞があれば
内側の葛藤は消えません

自然界や宇宙から見ても
そこには不調和が
見受けられるでしょう

私たちはこの世界で受肉すると
記憶喪失になるので
自分本来の在り方を思い出していくには
結構な時間や様々な体験が必要です

複雑な精神構造と豊かな感情と
重心を取るのに不安定な身体もあるので
毎日そのバランスを取るのも一苦労です

どうしても頭でっかちになるし
二元性の世界に住んでいるので
つい自分や他者を裁いてしまいます

だけど時々自分を大きな目で見てみる
必要がある

自分が発しているバイブレーションが
本当にこの世界と分かち合いたい
そして自分が受け取りたいものなのか

頭は何かを為すことに大きな価値と意義を
置くものだけれど　ハートは知っています

在る事が全てなのだと

何かを為そうとするのであれば
まずそのものになってみよ

自分の頭に毎日言おうと思います

今年は自分の内側から発せられているものに
注意深くありたいと思っています

兎年の年の終わりに行った白兎海岸

今年もよろしくお願いします