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noteをはじめる勇気

1.なぜnoteをはじめるのか?

noteをはじめるにあたって、やりたいな、と思ってから投稿するまでに1カ月くらいかかった…それは「なぜ、自分の書いた文章を人に公開したいのだろうか」というようなことを悶々と考えていたからです。

子供のころから日記を書くのが趣味で、日記を書くのが好きというよりは、「記録」することが好きだった。その日あったことを備忘録のように記録していた。こどもチャレンジが届いたとか、習字の月謝を支払ったとか、お父さんが風邪をひいて会社を休んで一日寝ていたとか、なんだそれ、と思うようなことが書かれていた。

その後、中学生頃からは、主に自分の思ったこと、感じたこと、考えなんかを「まとめて」おきたい、または「吐き出し」たい、というような思いで書いていた気がする。誰々先輩がかっこよかったとか、今日は好きな人と話せたとか、およそ人には絶対に見られたくない日記になった。

大学生になってからは、相変わらず恋愛話が多かったような。片思いの辛さや、付き合った彼とうまくいかない理由の考察や、はたまた彼への不満などをつらつらと。そして、恋愛話に負けず劣らずたくさん書き記されていたのは、やりたいこと探しみたいなこと。ずっとずっとグルグルと悩んで迷って答えが出たり出なかったり。

社会人になってからも、恋愛話は続いたけど、それ以上にやりたいこと探しがまだまだ続いていて。その辺りのことはまたの機会にまとめて書いてみたい。

31歳で結婚して、33歳で子供が生まれてからは、「忘れたくないこと」をたくさん書くようになった。楽しかったこと、子供がかわいかったこと、イライラして子供に当たってしまった嫌な気持ちなんかも含めて。

そしてここ数年、親の介護問題が出てきてからはその悩みや、お父さんお母さんに対して思ったことを。

とにかく、この「日記」(毎日欠かさずに書く訳ではなくて、吐き出したいこと、覚えておきたいことがあるときに書くから厳密には日記と呼べないかもしれないけど)が心の支えとなっていて、特に大好きなスタバやタリーズで「日記を書く時間」がとてもとても好きな時間なのだ。

振り返ってみると、確かに「書くこと」は好きなのだ。なぜ好きかと言われると、本来、見えない心が見える形で残るから、そして書いているうちにモヤッとしていたことが輪郭を持ってはっきり見えて、それによって気付きがあったり決心がついたりして、前に進む力や元気をくれるから。

それならば・・・別に誰かに向かって発信するのじゃなくて、自分の中だけで今まで通り「日記」と向かい合って入ればいいのでは?

いやいや、それでもやっぱり。何かを、誰かに、発信したい。この気持ちはどこからくるのだろう。

「なぜnoteをはじめるのか?」

ぐるぐる考えても結局その答えはありません。だから、はじめてみて、続けていたら分かるのかなと。もしくは、やっぱりそうでもないな(別に何かを発信したいってこともないな)と思うのかなと。なんならそれを知りたいということが、noteをはじめる理由になのかもしれない。

2.二の足を踏む理由

noteをはじめるのに二の足を踏む一番の理由は、「これを読んで(読んだ人が)どうするんだ?」という思い。

例えば、英語の勉強の仕方とか、留学体験記とか、広報の仕事とか、旅行記とか、お料理とか・・・何か得意な分野があって、それについて配信するのであれば読んだ人にも意味があるだろう。

でも、私の場合はただ自分の思っていること、考えていること、経験なんかをつらつらと、恐らく答えのようなものもなく、方向性すらもしかしたらなく、書くことしかできないだろう、と。

そのような文章を、一体誰が何のために読むんだろうか。

そして、読まれない文章なのであれば一体なぜ公開するのだろうか。

という思いがあってnoteを始められずにいました。

3.勇気を出して投稿する

それでも。

なぜか、「書くこと」が好き。

それを、なんとなく人にも読んで(聞いて)もらいたい気がする。

そして、もしも喜んでもらえたりしたらとっても嬉しい、なんて気持ちも。

うーむ、やってみたいけど、どうしよう、という気持ちを抱えつつ、相変わらず日記を書いていたら、確実に分かったことがあった。

それは「行動することが大事」ということ。

ズコーッ!

そんなんみんな知ってる!結構いろんな人がそれ言ってる!昔から言ってる!

そうなのだけど、私は20年くらいかけてようやく本当にそうであると実感し、そしていくつもの場面で行動してこなかったこれまでの後悔を含めて、今回は勇気を出してnoteをはじめてみます。

そしてもうひとつ。背中を押された言葉が、このnoteのヒントにありました。noteを使うにあたって、もっとも大事なことのひとつに、

・創作を楽しみ続けること

と書かれていた。

読んだ人がどう思うか、読んだって仕方ない文章なんじゃないか、とばかり思っていたけれど、自分が書いていて楽しければそれでいいのかも!と思えたのです。

まとめ

noteをはじめるにあたって、読んだ人がどう思うか、読んでも意味のない文章になってしまうのではないか、それなら公開する意味がないんじゃないか、そもそも何か得意分野がある訳でもないのに、なんで人に自分の文章を読んでもらいたいなんて思うんだろう・・・などと言うことをぐるぐると考えて二の足を踏んでいた私。

でも、書くことが好きということ、そしてなぜかは分からないけれど人に自分の書いたものを読んでほしいと思っていること、その二つの思いを持って「行動してみる」ことにしました。

少なくとも、自分が「楽しみながら」書いていきたいと思います。

そして、真剣に書いているうちに、何かが見つかるといいな、なんて思っています。


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