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『融解』『弾み』『滑走』の原稿用紙


あらためて『原稿用紙』について



こんにちは、こじょうゆうやです。

昨日公開した「星の行方」、いかがでしたでしょうか? 『9月の星の行方』と同じように、読みにくさやわかりにくさがあって、「結局何が言いたいの?」と思われた方もいらっしゃったでしょう。

普段、ぼくが接している星の声って、そんな感じのことばかりです。「結局何が言いたいのか」、そこを自分自身で言語化していたのが、普段公にしている「星の声」、ならびにこれまでの「星の行方」です。

前回もお伝えしましたが、基本的に解釈は、みなさんでご自由になさるのがおすすめです。それと同時に、ご自身で読んでいる時の体感をよくよく感じ直し、考えていただけると、それぞれの感性の解放につながると感じています。

2022年10月1日(土)はアントニオ猪木さんの訃報がありましたけれど、それに対して「結局何が言いたいの?」とは思わないはずです。自由にそれぞれの解釈で、自分の元に飛び込んでくる情報と向き合うはずです。その解釈の過程で、それぞれの性質、現在地が明らかになってきます。

先月でしたら、賛否が分かれる中で、国の一大イベントがありましたね。それが行われることが決まった時、むしろそれがあのような形で行われる可能性が出てきた時に、きっとみなみなさまはそれぞれの解釈を自由になさったはずです。

「この国に多大なる貢献をしてきた人物なのだから当たり前だろう」とか「国を挙げてやるのはおかしい。税金の無駄遣いをしてほしくないな」とか、さまざまな解釈があったと思います。

その解釈、もしくは解釈の過程が、それぞれの性質(思考や感性)や現在地(自分自身が置かれている場所、意識無意識を問わず、自ら望んで立っている場所)を明らかにするという意味がわかりますでしょうか?

まずはそれを、自覚すること、自分自身で認識することが、自分らしく生きていく上ではとっても大切だと感じています。長いものに巻かれて生きていくならそうしなくてもいいのですけれど、そのあたりの自覚や認識がついてしまうと、長いものに巻かれることがなかなか難しくなります。

それは、社会の本流からの逸脱、と言い換えることもできるはずです。孤立するような印象があるかもしれませんが、能動的に、自発的に、自分自身が欲しているものを正確に選び、見分けることができていれば、決してそういうことにはならない、とぼくは感じています。

話は少々それましたが、この世界がこの星が、真の意味で豊かに、平和になって、そこで生きるためには、個の自認は避けて通れません。毎月1日に更新する「星の行方」を通じて、読者のみなさまの個の自認と探求につながるような表現と解説ができていけたら、と最近のぼくは感じています。

というわけで、今回も『原稿用紙』を始めます。一番最初に、率直に、みなさんが物語から何を感じたのかを大切にしていただきながら、この『原稿用紙』もお役立ていただけたら何よりです。どうぞよろしくお願いいたします。


『融解』について


今回、10月を感じるにあたって抽出できた言葉が三つありました。それが三部構成(上の巻、中の巻、下の巻)のタイトルである、『融解』『弾み』『滑走』でした。

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