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2020/5/22の星の声

カストルとポルックス


先日、Instagramでパン焼きのライブ配信をしていた際にちょこっとお伝えしましたが、どうも今週の初め(5月17日〜18日)あたりから、映画の場面が変わるような、物語の章が変わるようなそんな感覚がありました。

ぼくにとってのこの1週間は、先週のキンボでご紹介した「オソイホドハヤイ」を実践するような日々でした。

みなさんにとっては、いかがでしたでしょうか? 国内は多くの地域で緊急事態宣言が解除されたり、直近では特に政治関係のニュースが盛り上がりを見せたりしていますね。

このような変わり目は、世論という主導権を握るために綱引きが行われる感覚がありますから、報道とは十分すぎるほどの距離感をもって、美しい風景をのんびりと眺めるように接するのがいいかもしれません。とはいえ、無関心を装う、ということとは違いますからね。無関心は、いつしか巻き込まれるような形で渦の中に放り込まれかねない、と感じておりますから、どうぞ御用心くださいね。

もちろんそのような事柄に関心を持つ持たないは個々の自由ですが、特に今年に関しては、ほんとうの自分自身を見出すためのヒントが大盤振る舞いで提供されている感じがプンプン漂っていますから、報道全般とは縁を断ち切ろうとせずに、あくまでも観察者として関わっていくことが、人心掌握のための大規模な網と、別の世界で生きていくポイントになる気がしてます。


そうそう、だいぶ今更なおはなしですが、ぼくはこのキンボを書くにあたって、毎週金曜日の朝、ほんとうに何の仕込みもせず、ただただまっさらに星の声と向かい、そこからできるかぎりの言語化に努めておりますため、その日に受け取った星の声について、出し惜しみは一切ありません。

また、表現方法が安定しないのは単に技量の問題ですが(笑)できるかぎり、星々の声(周波数)をていねいに言語化したいと思うと、その周波数に合わせて、自ずと表現の仕方がさまざまな形に変化してゆきます。週によって、読みやすい文章、読みにくい文章があると思いますが、無濾過抽出を心がけると、どうしてもそのようになってしまいます。

このあたりのことはあらかじめご了承いただけますとありがたいです。
今後とも、キンボこと、『金曜日の星の坊主さま』をよろしくお願いいたします。


さてさて。
本日5月22日の夜中(正確には5月23日午前2時39分、とのことです)に、新月を迎えます。これまでのキンボでおはなししましたとおり、満月の日には、月光の階段を使った月の人々の往来があるようですが、新月の日はいったいどんなことが宇宙で起こっているのか、朝一番の瞑想を通して、星々に訊ねてみることにしました。

するとすぐさま、星々の声が届くよりも前に、ぼくの家の近所でカッコウが鳴きました。毎年、この鳴き声が聞こえると、ああもうすぐ夏に入るんだなあと気づくことができます。その響きのうつくしさに心を奪われていると、ふたご座のカストルとポルックスがくすくす笑いながら、声を揃えて、ぼくに話しかけてきました。


『ねえねえ。くすくす。カッコウの響きを聴いて、どう思った? くすくす』

「カッコウって夏鳥だから、夏が来たんだなあって思ったよ」


ぼくの返事に、カストルとポルックスは、笑いをこらえるのに必死なそぶりを見せつつ、また話しかけてきました。


『当たり前のことをもっともらしい顔で言わないでよ。くすくす。じゃあさ、その響きが意味するものは何だと思う? くすくす』


そう言われて、ぼくはもう一度、カッコウの鳴き声を思い出し、自分自身の体内で響かせるようにしました。すると、あまりにも複雑な要素が絡み合うような体感があって、その意味はさっぱりわかりませんでした。


「いろいろなものが関わり合うように絡まり合って、ごちゃごちゃしているなあ。正直なところ、複雑すぎてよくわからないよ」


とぼくが答えると、カストルとポルックスはまたも笑いをこらえようとしましたが、どちらかがこらえきれず、思わず噴き出してしまいました。


『くすくす。そうだよね、そうだよね。複雑に思えるよね。くすくすくすくす。どうして複雑なんだろうね。わかるかな? くすくす』


ぼくは諦めがついたときにはすぐにサジを投げてしまうタイプの人間だからか、特に考えもせずにカストルとポルックスに返事をしました。


「や、まったくわかんない」


それを聞いたカストルとポルックスは、突然パアッと光り輝いて、それぞれがぼくの腕を掴むと、こう言いました。


『くすくす。じゃあ、教えてあげる!!!』




待ち人たちの銀河



カストルとポルックスにいざなわれて辿り着いたのは、信じられない数の星々が瞬く空間でした。その光景から感じられたのは、<懐かしさ>という言葉だけは言い表せなさそうです。あえて、<家族感><親友感>と言うのが正確かもしれません。まるで、ぼくが普段接している星々の意識の総意を目の当たりにしたような感覚になりました。


『くすくす。総意ではなくて、ほんのひとかけらだよ。くすくす』


カストルとポルックスは言いました。それにしてもここはいったいどこなんだろう、とぼくが思っていると、それを読み取ったカストルとポルックスは驚いた様子を一瞬見せた後に、またくすくすと笑い出しました。


『くすくす。どこって思ったの? すっかり忘れちゃってるんだね。くすくす』

「そうか、ぼくは忘れてるのか。じゃあ、ぼくが感じた家族とか親友のような親近感は、きっとこの空間を思い出す大きな糸口になるね」


カストルとポルックスは顔を見合わせたあと、少し首を傾げながら、くすくすと笑い続けました。


『くすくすくすくす。糸口、っていうかもうそれが答えだよ。くすくす』


すると、いつの間にかとんでもなく巨大な星が、ぼくたちの前にまでやってきていました。そのあまりの大きさに、ぼくは開いた口が塞がらずにいると、その巨大な星はぼくに語りかけてきました。


『なあんだ、どこの星かと思ったら、太陽老師んとこの人間じゃないか。あんまりに小さくて見えなかったよ。どうしてこんなところにいるんだ。今、おまえの星は大きな山場を迎えているだろ』


それはあまりにも普遍的なオッサンの声でした。超でっかいオッサンが誰なのかわからずにぼうっとしていると、カストルとポルックスがオッサンに声をかけました。


『くすくす。この人はね、定期的にぼくたち星々のうつくしい声を地球にほんのちょっとだけ発信している人だよ』


それを聞いた超でっかいオッサンは、鼻で笑いました。


『ふん、そんなことは知ってるよ。むしろ今まで、その声を伝えようとしないで何やってたんだって文句を言ってやりたいくらいだが、少しずつ思い出しているならいいだろう。今日はこの空間を見聞しに来たってことだな』


ぼくが、なんだこのオッサンと思っていたら、カストルとポルックスはぼくの様子を見て、くすくすと笑いながら教えてくれました。


『くすくす。この方はね、ベテルギウス。もうすぐオリオンを離れて、暗黒世界へ行くんだよ。くすくす』

「あーベテルギウスか! どおりで前時代的な感じがすると思ったら!」


ぼくの発言はずいぶんと間の抜けたものだったみたいで、カストルもポルックスも、それにベテルギウスでさえも、大きな声を上げて笑いました。


『くすくす。ベテルギウス、前時代的って言われてる。もっと前時代にいる星の人間にそんなこと言われて。あー面白い。くすくすくすくす』


カストルとポルックスがそう言うと、ベテルギウスは大きくため息をつきました。


『やれやれ、ここまで見事にいろいろなことを忘れているならおめでたいもんだな。まあいいさ、こちとらいよいよ暗黒世界だ。カストル、ポルックス、一足先に行ってるからな』


そう言って、ベテルギウスはぼくたちのもとを離れてしまいました。カストルとポルックスがくすくすと笑うそばで、ぼくは<暗黒世界>という言葉が気になり、カストルとポルックスに訊ねましたが、彼らはくすくすと笑うばかりで何も答えてくれませんでした。

すると、遠くにいてもまだ近くにいるように感じるくらいに大きなベテルギウスが、ぼくに向かって言いました。


『おまえの星でもそのうちにはっきりと解るだろうよ。暗黒はな、ほぼ完ぺきに透き通った状態なんだ。今のおまえたちのように、光と闇を善悪などで二元的に歪んで捉えているうちはまず解りっこないさ。これから、近い将来は、どうかわからんがな。その暗黒の状態こそが、すべての存在をつなぐものとなる。まだおまえたち人間の世界には時間的余裕があるし、次元選択の余地もまだまだ十二分にある。ちょっとでもヒマがあるなら、暗黒の意味を感じ、そして考えることだな。そうすれば、暗黒世界の素晴らしさがしっかりと理解できるようになるだろう』


そこまで聴き取ったとき、カストルとポルックスがぼくの耳をふさぎました。ベテルギウスの声はもちろん、他の音も何一つ聴こえません。ただカストルとポルックスがくすくすと笑っていることだけは何となくわかりました。

しばらくすると、ぼくたちがいる空間に存在するすべての星々が、ぼくたちとの距離感を徐々に縮めていきました。あたり一面が光で溢れていく様子はなんともうつくしい光景でしたが、不思議と目がくらむことはありませんでした。カストルとポルックスはぼくの耳から手をはなすと、まばゆい光の中でくすくすと笑いながら、こう言いました。


『くすくす。ここは、待ち人たちの銀河、だよ。くすくす』


<待ち人たちの銀河>という響きに、ぼくの内側から続々と湧き出てくる何かを感じました。それはこの空間から受け取った<家族感>や<親友感>という感覚に起因する何かで、普段自祝真っ盛りなぼくが感じ得るありとあらゆる祝福感の中でも、とりわけ最上級に慶賀な雰囲気を感じ取り、泣きたくもないのに涙がこぼれ出てくるようなノスタルジックな気持ちが込み上げてきたのです。

カストルとポルックスは、くすくすと笑いながら、ぼくの様子を注意深く見続けていました。


『くすくす。今回の新月から、次の満月を迎えるまでは、ぼくたちがガイドになってもたらされる、待ち人たちの銀河との相互交流期間なんだよ。正確に言うと、今年の冬くらいまでゆるゆると続くけどね。くすくす』

「待ち人たちの銀河と相互交流するって、どういうこと?」


カストルとポルックスは、ぼくにとっての待ち人にあたる、ある星を連れてきてくれました。ぼくがその星とじっと向き合っていると、カストルとポルックスはくすくすと笑いました。


『くすくす。その星はね、キミが魂のシナリオの交換をしあったときに、大切なやりとりを交わした魂だよ。忘れちゃってるだろうけどね。くすくす』


ぼくはたしかにその星のことをすっかり忘れているようでした。向かい合ったところで何にも思い出せません。ただやはり、懐かしさを伴う親近感だけは感じとることができました。


『くすくす。これはキミに限ったことじゃなく、地球の人間、全員がそうなるの。待ち人たちの銀河との交流を深める約2週間、これは、全宇宙からキミたちに差し出されたギフトなんだよ。くすくす』

「ということは、ぼくたちは次の満月を迎えるまでに、それぞれの魂の記憶をいろいろと思い出すことができるきっかけが起こる、ということ?」


カストルとポルックスは相変わらずくすくすと笑っていますが、その表情はどこか慈愛に満ちていて、今にも涙がこぼれ落ちるのではないかと思えるほどに、それぞれの瞳を輝かせていました。

『くすくす。そうとも言えるかな。でもね、それには、キミたちがひそやかな発信を続けることが大切なの。ひそやかに、ね。くすくす。あと、すぐに好き嫌いで意思疎通を決めつけないようにね。くすくすくすくす』


すると、待ち人たちの銀河に、強い風が吹きつけるような気流を感じました。ぼくと向き合っていた星は、その流れに乗って元いた場所に戻っていくと、今度は別の星がその流れに乗ってぼくの前に現れました。そんなふうにして、入れ替わり立ち替わりでぼくの前に現れる、何かしらのご縁を感じる星々をていねいに咀嚼するように、ひとつひとつじっくり眺めていると、カストルとポルックスはくすくすと笑いました。


『くすくす。今キミが見ているのはこれから訪れる未来のことで、今はただ擬似体験をしているだけだからね。くすくす』

「なんだ、これは擬似的なビジョンなのか。それにしても、ぼくの目の前に、この新月から次の満月までに現れるすべての人との関わりは、魂の記憶を思い出すために作用するということになるの?」

『くすくす。それぞれの魂の記憶の、あらゆる点をひとつにつなげるような手がかりとなる、ある記憶を思い出すための、人との関わり、かな。くすくす。だから、ひとつひとつの関わりが、これまで以上にとっても大切、だかよ。特に、語弊が生まれやすい言葉のやりとりに気をつけてね。くすくす。もう一度言うけど、その期間は長く見積もって、今年の冬まではのんびり続くからね。くすくすくすくす』


次の瞬間、ぼくは自宅の縁側に敷いた座布団の上であぐらをかいたまま、目をつむっていることに気がつきました。カストルとポルックスとの会話を終え、ぼくの意識がこの地球に戻ってきたのです。





暗黒を直視する


<待ち人たちの銀河>はおそらく、ぼくたちそれぞれの魂が、そのシナリオを通して出会うことを約束し合っている魂の瞬間的な待機場所、なのかもしれません。どうしてそんな場所があるのかはよくわかりませんが、よくよく感じ取っていくと、それぞれの魂のシナリオに生じている細かな変更点を修正しているような印象を受けました。

魂ごとによって違うとは思いますが、その中には、誰かのもとに贈られる新しい魂もいれば、真のパートナーシップを結ぶ予定の魂もいるのですが、どうもそのようなものと同じくらいに大切な結びつきを示す魂が、いろいろな役割を持って、わんさかいるようです。

魂のシナリオについては、下の記事にくわしく書かせていただきました。有料記事ですが、もしご興味ある方はぜひどうぞ。


「おはなし会でおはなししたこと(魂のシナリオ編)」


あくまでも個人的な見解ですが、ベテルギウスが示した暗黒という言葉、それにカストルとポルックスというふたご座を構成する星々が示してくれた<待ち人たちの銀河>との関わりについては、どうも同じことを伝えているような気がしてなりません。

ぼくはこのキンボを書きながら、頭の片隅で暗黒について考え続けています。科学的には、暗黒物質(ダークマター)とダークエネルギーについての研究がずいぶん前から進んでいるようですね。宇宙のほとんどがダークマターとダークエネルギーで構成されていることまではわかっていても、その暗黒が何か、というところまでには至っていないみたいです。

科学的なことはさっぱりわかりませんので、感覚的なことだけをお伝えしていくと、20年以上前、ぼくがたしか中学生だった頃、自分自身の内なる声を、はじめてそのような形で認識したときに、その声は暗闇(暗黒)の中にあることがわかりました。

内なる声は光のようにまぶしくてうつくしい声ばかりですから、光の中から見出しているようにも感じるのですが、その光のような声が暗闇の中にあることにほんとうに驚いたときがあったのです。

そのときか忘れましたが、ある言葉遊びがぼくの中で流行っていました。

「闇」という字は、「門」と「音」で構成されていて、「門」の奥にある小さな「音」を聴き取るには、「闇」にアプローチをするといいことがわかったときに、ぼくが感じたことと一緒だ!と思って、言葉の奥深さを思い知ったのです。

ここで言う「音」というのは、自分自身の内なる声だと感じてます。また「門」にあたる部分は、「心の扉」や、「意識のドア」と言い換えられるかもしれませんね。そうなったとき、現在は大なり小なり世界各地からさまざまな形で闇が現れ出ていますが、その闇という透き通った暗黒の中にこそ、人類全体の、そしてぼくたちそれぞれにとっての、透明感溢れる内なる声を聴くためのヒントがあるように感じています。

その声は、善悪や正偽などのジャッジメントの次元を超えていくことで、より精確に聴き取ることができる気がしています。ジャッジメントは決して悪いものではありませんが、昨今の世界では意識の柔軟性や拡張性にストッパーをかけるような作用がある感じがしてなりません。

内なる声が、善悪や正偽などのジャッジメントフィルターにかかってしまうと、瞬く間に、自由度という魔法の力が失われ、あらゆる選択肢が消え、とても限られた窮屈さを伴う世界で生きることにつながってしまう感覚があります。

ですから、内なる声をまっすぐに聴き取って、正直に行動言動などに移していくことが、内外の透明化につながり、それはまた、自分自身の暗黒を認識、自覚することにつながるのかもしれませんね。

なんとなくの話で恐縮ですが、ぼくは「暗黒」が持つ周波数と「愛」が持つ周波数がとっても似ている感覚があります。どうして?と言われると、周波数が似ているからです、としか言いようがないです(笑)

ぼくたちそれぞれの内的な自分自身は、かぎりなく宇宙全体の周波数と近く、宇宙の周波数は「愛」と共振している感覚があるため、自分自身の内面を「暗黒」とするならば、それは「愛」にとっても似ている気がするんです。

そういう意味では、ぼくたち人間はまばゆい光と、一寸先の見えない闇、その表裏一体を内包している存在ですから、もしぼくたち自身の日々に、深い闇、暗黒が現れたとしたなら、それは同時に、自分自身を照らす光、自分自身から発露する光がとっても強まっている証拠だと感じます。

とはいえ、ぼくが暗黒について、感じ考え始めたのは、ベテルギウスに言われた、つい数時間前の話です(書き始めから5時間経ちました)。

みなさんも、ジャッジメントを抜きにして、ご自身の暗黒を感じるひとときをつくられてはいかがでしょうか? 決して、しんどい体験にはならないはずです。もししんどい!と感じるようなら、暗黒に対する見方、アプローチの仕方を変えるときなのかもしれませんね。




カッコウの響きが意味するもの



さて、カストルとポルックスは、ふたご座を代表するお星さまですが、このふたご座の新月のタイミング(新月期間と呼べるのは、どれだけ長く見積もっても今週末中まで、と感じています)では、どんな方でもカストルとポルックスとコンタクトをとることができる気がしています。

今日改めて気づいたことですが、「カストル」と「ポルックス」
という言葉の周波数をしっかりと自分自身に浸透させることができさえすれば、実際に星を目視しなくても、ウィキペディアで情報を引っ張り出さなくても、くすくす会話は可能な気がします。

星々とのコミュニケーションは、基本的に問いかけることから始まると、ぼくは思ってます。キャッチボールをしようと思ったら、自分から相手にボールを投げないと始まらない、ということです。

ボールを投げるかのように、カストルやポルックスに何かを訊ねる際、
「カストル、◯◯は△△かなあ?」と、はじめに名前を呼ぶことをオススメします。それをすることで、問いかけ先がはっきりして、周波数が合って、コンタクトが取りやすくなるでしょう。

星々との会話にご興味がある方はぜひぜひ試してみてください。


ちなみに、つい先ほど休憩をかねて、パートナーの弓子さんと少しだけドライブをしましたが、小一時間してから家に戻って、あらためてカストルとポルックスに問い合わせてみたところ、くすくす笑い声が聴こえたため、気になっていたことを質問してみました。


「ねえ、さっきカッコウの鳴き声の響きの意味を教えてくれるって言ったけど、結局何のことだったの? 暗黒? 魂の記憶?」


ぼくの問いかけに、カストルとポルックスの笑い声はぐっと大きくなりました。


『くすくすくす。なあんだ、気がついてなかったの? くすくす。もう一度よく感じてみてごらんよ。きっとわかるから。くすくす』


カッコウの鳴き声と、待ち人たちの銀河での出来事、ひととおり振り返ってみたものの、これと言って結びつきを感じるものはありませんでした。ぼくはまたサジを投げるようにして、カストルとポルックスにその意味を訊ねました。


「ほんとうにわからないんだよ。できるかぎり、わかりやすく教えて」


カストルとポルックスはくすくすと笑って答えました。


『くすくす。カッコウの鳴き声には、お互いの進化のために、相互扶助へと導くような特殊な響きが含まれているんだよ。キミは、今朝一番に、地球上で新月を迎える時に、宇宙ではどんなことが起こっているか、を星々にたずねたよね。くすくす』

「そうだね。ということは、地球における新月の日には、宇宙は地球との互いの進化のために、助け合いを意図しているってことかな?」

『くすくす。うん、でもそれだけじゃないよ。くすくす。今回の新月はぼくたちがガイドになるから、ただ助け合うことを意図しているわけじゃないんだ。くすくす』

「カストルとポルックスのいるふたご座がガイドになるときは、どんな意味があるの?」

『くすくす。魂で縁の深い人間同士を、ぼくたちがつなげてあげるんだよ。くすくす。でも、それは長続きしないからね。あっという間に変化しちゃう。だから、あとはキミたちがどうするか選べばいいの。くすくすくす』

「なるほど、魂における相互扶助を手助けするための役割なんだね! じゃあ、ぼくたちは、それぞれの人間関係における選択肢の中で、ほんとうのほんとうに選びたいものを選ぶことが求められているってことかな? そして、それは結果として、相互の魂の扶助につながる、そう言うことでしょ!?」

『くすくす。あったりー。物分かりいいなー。くすくすくすくす』


カッコウの鳴き声の響きに、そんな意味があるとは思いませんでしたね。カストルとポルックスによると、鳥たちの鳴き声を、人間が感じとるときには、鳥たちの鳴き声に潜む意味までも把握すると、宇宙のメッセージを受信することに等しくなるようです。

そんなこと言われても、むずかしい!と感じてしまいますけれどね(笑)

ちょっと情報量が多くなった気がしますため、今回はキンボ的に、星々の声をおさらいしてみましょう。




キンボ的、星々の声のおさらい



・2020年のふたご座新月には、<待ち人たちの銀河>が現れ、それぞれの魂のシナリオで約束をしあった魂たち(人々)との相互(扶助のための)交流を深める機会(ギフト)が与えられる。

・ベテルギウスのオッサン曰く、<暗黒>は、ほぼ完ぺきに透き通っていて、すべての存在をつなぐものとなり、善悪や正偽などの二元的な捉え方では理解しがたい、状態を表す。

・5月23日午前2時39分にふたご座で新月となり、6月6日のいて座の満月までは、特に、それぞれの魂の記憶のあらゆる点をひとつにつなげるような手がかりとなる、"ある記憶"を思い出すための人間関係があらわになりやすく、その流れは今年の冬頃まではゆるやかに続く。その際、言葉の行き違いなど、コミュニケーションに注意。

・カッコウの鳴き声(響き)には、相互扶助へ誘う特殊な響きがある。

・カストルとポルックスが、魂で縁の深い人間同士をつなげてくれるが、その期間は長続きしないため、その中で、どのような選択をするか、がぼくたちに求められている。しかし、どのような結果であれ、相互の魂は扶助しあうことにつながる。


いやはや、箇条書きにするとあっという間すぎてちょっと笑えますね(笑)
星々の声を聴き取って、この箇条書きという言語化に至るまでに、1万字以上、丸一日を要する、というのがキンボッチャマの現在地でございます。

はっはっは。すんません。

ただこれは、できるかぎり多くの方に、漏れなくムラなく共有しようとすることでこんなに時間を費やしているだけなのです。みなさんご自身がダイレクト受信すればあっという間!ですから、みなさんそれぞれが星々の声を聴くことって、ほんとうにオススメなのです。

先日の服部みれいさんのInstagramライブ配信の時も少しお話しさせていただきましたが、この世界で星々の声をできるかぎりわかりやすく体系化して、学術的にしたものが占星術、だと感じています。

かつての人々は、実際に星空を眺めながら、なおかつ、ぼくのように(というかぼく以上に)感覚的霊的な受信と、その表現を通して、この智慧を形作ったのでしょう。その意志は脈々と今日まで受け継がれ、今も多くの方が西洋東洋問わず、占星術を深めているはずです。

ですから、感覚的霊的なものに抵抗があったり、感性よりも思考が働いてしまうわ、という方は、占星術を感じてみるのもいいのかもしれません。

とはいえ、ぼくの感覚的霊的受信は、珍しいわけでも特別なわけでもありません。それは本来、すべての人に備わっているものだと思いますが、どういうわけか、ぼくの場合は、幼少期から盛んに働いているというだけです。それに、いわゆるスピリチュアルな人々、も感覚的霊的受信が盛んに働いている人たちです。

個人的にはスピには、先天性と後天性がある気がしていて、カウンセラーやヒーラーをなさっている方は、主に後天的な人が多い気がしています。もちろんその両者に優劣はありませんが、特に後天的な人の方が、よりその深淵なる世界を探究、追求なさっている方が多く、情報量も豊かな印象があります。

先天性の人は、絵画や音楽、文学などの芸術的方面に進んで、その感性を呼吸するように解き放っているか、もしくは表に出ようとせずにひそやかに暮らしている方が多い気がしています。

いずれにせよ、引き続き、このキンボやnoteのあらゆる記事を通して、目には見えない世界において日々感じていることを、みなさんに、ひそやかに、発信させていただきますね。




今週は、そんなキンボです。






こじょうゆうや

あたたかいサポートのおかげで、のびのびと執筆できております。 よりよい作品を通して、御礼をさせていただきますね。 心からの感謝と愛をぎゅうぎゅう詰めにこめて。