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おはなし会でおはなししたこと(魂のシナリオ編)


「いっせーの、せ!」


星の坊主さまのおはなし会『星から聴いた物語』
"魂のシナリオ"についてのおはなし会は「いっせーの、せ!」という作品を紐解く会として行いました。

この作品については、COSMIC WONDERさんのHPにて無料で読むことができます。しかも、英語に翻訳したバージョンも作っていただきましたため、言語を選択すれば、そちらも自由に読めるのです。(コズミックさまありがとう)ぜひぜひ、その作品を感じながら、今回の記事を読んでいただけるといいかなあと思います。

「いっせーの、せ!」は、ぼくの有料マガジン『テイヨクヘリホミイ』の中でも、パートナーの弓子さんによる朗読作品を配信させていただきました。30秒ほどの試し聴きもできるそうです。ご興味あれば、触れてみてくださいね。


星くずの集い


「いっせーの、せ!」は、ぼくたちひとりひとりの魂が、どのようにして地球へ降りてきているかをざっくりと表現している作品です。

魂たちは、時間と空間の概念のない、あの世とこの世の境目みたいなところに集まります。そこは「約束の場所」と言われているようで、ぼくはそれを童話調に「星くずの広場」と名付けました。「グランドフィナーレ」という別作品の中でも出てきます。

星くずの広場に関してお伝えしただけでも、かなり面白い気がします。また改めて、書いてみますね。

星くずというのは、つまり魂のことです。前回のお月さま編でもお伝えしましたが、この宇宙にまたたく星々は、星づくりという存在たちによって、星のエッセンスをもとにつくられたものですが、ぼくたちの魂もまた、同じエッセンスからつくられているようなのです。そのエッセンスは、限りなく純度の高い「愛」です。

愛から生まれた星くずたちは、地球に生まれる前に、星くずの広場に集まって、それぞれの人生におけるありとあらゆることを決めてから、地球に飛び込んでいきます。

その「人生におけるありとあらゆること」というのは、ぼくなりの見方だと、どうしても舞台演劇や映画の脚本(シナリオ)に近い感覚があります。
それぞれのキャスティングを決めて、出会うタイミング、別れるタイミング、その関係性などを、かなりきめ細やかに打ち合わせします。

もう少ししっかりとおはなしすると、
星くずの広場に集う前に、まずどの親から生まれるか、ということを決めている感覚があります。

両親の決め方はわりと人それぞれな気もしますが、ぼくが感じている光景は、大きな二つのモニターが設置された部屋で、同時期に生まれる予定の魂たちと一緒になって、モニターに映し出された親の組み合わせを注意深く、かつ賑やかに、じいっと観察して、これだ!という組み合わせになった瞬間に、魂が挙手をして、モニターとモニターの間にあるドアの向こう側の部屋に行って、そこで待機する、という感覚です。

このとき挙手がかぶる場合も多いです。そんなときは、待機部屋でなんとなく順番を決めて、地球に、お母さんのお腹の中に、飛び込む準備をします。そこで兄弟が決まっているのですね。ぼくはそんな彼らのことを"待機児童"と呼びます。彼らは決してケンカすることなく、わりとお行儀よく、その部屋で地球に生まれる準備をします。

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