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2022年6月の星の行方


こんにちは。こじょうゆうやです。

2022年、折り返し地点ですね。この6月以降、ぼくを含め、みなさんそれぞれにとってまたひとつ重要な流れが訪れます。『2022年の星の行方』でもご紹介した、あのミラクルラッキーバードの鳳凰の動きが本格化するんです。

人生が沈滞していた方、物事のスピード感が減速ぎみだった方にとっては朗報の6月かもしれません。ただし、平安や幸福、成功をもたらす鳳凰という存在の動きが本格化するにあたって、ぼくたちひとりひとりが自分自身という存在をどれほど認識しているかが肝要になる気がしています。

宇宙を司る愛のエネルギーは「自由とセットになることで最大出力」になります。逆に、自由がなければ愛のエネルギーの恩恵を受けにくくなるということです。

では、「自由」とは何か。

誰を見て、何を感じて、ぼくたちは「自由」に触れることができるのでしょうか? ここで一旦、みなさんご自身で「自由」について、よくよく感じ考えてみるのがオススメです。

「自由」をどのように捉えていますか?

各人がその一点を感じ切る、考え抜くことで、鳳凰の恩恵をこれでもかと受けることができるようになる、そんな6月かもしれません。




「自由」とは何か



ぼんやりした日差しが山々を照らしている。快晴だった昨日よりも黒ずんだ緑が濃淡をつくってあちこちで見える。名前の知らない鳥のさえずりが聞こえる。ちゅんちゅん鳴く声も聞こえる。それはすぐにスズメだとわかる。

今度は大きな虫の羽音が聞こえる。スズメバチかと思って目を凝らす。枯れ始めたツツジの花の中で、ふかふかの黄色いベストをまとったずんぐり体型のクマバチが食べ散らかすように花蜜をあさるのが見える。そのせいか、ツツジの芳香をかすかに感じる。

刺し子のような黄緑色のステッチが、近所の田んぼのあちこちで見られる。その水面には空が映る。うっすら青みがかった曇り空のあちこちで、水中の生き物がうごめく波紋が浮かぶ。

カエルたちのおおらかな鳴き声と自動車の走行音が違和感なく溶け合う中、白や黄のちょうちょと、タンポポの綿毛が踊り舞うように宙に浮かぶ。

風は少しひんやりとしている。わずかに湿り気を含んでいる。その風がまたツツジのあか抜けた香りを運んでくる。

こじょうゆうやの五感より


上の情景は、この記事を書いている今、ぼくのPCの画面の向こう側にある窓の外の世界の様子です。ラフな描写ですが、なんとなく田舎の風景を思い浮かべられると思います。

それとは逆に、都会でお仕事中の方ならこんな風景の只中にある人もいるかもしれませんね。



明るい蛍光灯の下、窓の外の様子はカーテンが閉まっていてわからない。鳴り響く電話の音、応対する同僚の声、キーボードを叩く音がそこかしこで聞こえる。

窓際に座る上司の方から香水の匂いが届く。この前自慢していたGUCCIのものだとわかる。空調の風向きが行きつ戻りつするたびに、上司の顔が頭に浮かぶ。

時計は11時を指している。化粧室へ離席する後輩女子が視界の隅に見える。後輩女子の背中を眺めて、管理職のお局さまが怪訝な表情を浮かべる。そんな彼女のデスクの電話が鳴ると、その表情は瞬く間にエビス様のように変わる。

部長と新卒の青年が外出先から戻る。お互いにこやかな表情を浮かべている。そこへ、社長の秘書が駆け寄る。部長は何度かうなずくとまた外に出て行く。

商談を前に資料作りに余念がないトップセールスレディのタイピングが機銃掃射に聞こえる。その隣で手元のボールペンを意味もなくノックしながら大あくびしている新婚ほやほやの中堅の男性社員と目が合う。

目を逸らそうとして再び時計を見る。時計の針はほとんど動いていない。

こじょうゆうやの妄想より


オフィスは今どんな時間なんだろうなあと思い浮かべながら、適当に浮かんできた情景を描きました。うーん、リアリティに欠けますね(笑)

でも、そんな風にして、みなさんご自身の目に映る風景を描写してみてください。誰に見せるわけでもありませんから、美しくしようとか、よく見せようとは思わずに、ただただ淡々とやるんです。

そうした時に、「自由な世界」をきっと感じることができるはずです。
試しに、先ほどぼくが見た描写をもう一度ご覧ください。

10秒にも満たないほどのわずかな時の中で、ぼくの感覚はほとんど同じタイミングでその風景を感じました。そこに、すさまじいほどの自由が存在していると、ぼくは思うのです。

とはいえ、ぼくの主観のみを描写しておりますから、こうして記事にして、みなさんに読んでいただくと、とても限定的で、途端に自由ではなくなってしまうのが面白いところですね。


「こじょうくん、キミはいったい何を言ってるの?」


ここまで読んで、そう思われる方もきっといらっしゃるでしょう。相変わらずまわりくどい文章かもしれませんね。では、星の声を単刀直入にお伝えします。


宇宙を司る愛のエネルギーを満遍なく堪能する上で重要な「自由」とは、その人その人の感覚が、今この瞬間に存在するありとあらゆるものの精妙な連動を感じた時に初めて体得できるもので、思考で「自由」を捉えることは不可能だということです。

つまり「自由」とは、自分自身と自分以外の万物を別物扱いせず、分け隔てず、ひとつなぎ状に(まるで一体化するように)なっている状態のことを指すのだそうです。

今回の星の声を言葉にしてその細部までを言い表すことはとても難しいのですが、もうちょこっとだけチャレンジしてみますね。



愛に基づく自由な選択


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3,304字
この地球に存在する重厚なレイヤーをみなさんと一緒にとことん堪能していけたら幸いです。

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