見出し画像

【未経験からのコンサル転職】4ヶ月続けてみた感想

こんにちは、私は2023年2月に新卒で入社したITメガベンチャーから、大手のコンサル会社に転職した社会人。

今流行りの未経験からのコンサル転職です。

コンサル会社に入社してから約4ヶ月が経過したので、今回はこれまでに経験したコンサルタントの仕事や事業会社との違い、学んだことを中心に、未経験コンサルタントのリアルを書いていこうと思います。

前提

  • ジョインした職位はアナリスト〜コンサルタントクラス

  • 社会人歴4年目

  • 事業会社はITメガベンチャーで、インフラエンジニアとデータアナリストを経験

事業会社との違い

未経験からコンサルタントに転職して、事業会社にいた時と違う…と実感することは2点。

1つ目は、「自分の値段を嫌でも意識すること」

2つ目は、「『考える』が仕事であるということ」

自分の値段を嫌でも意識すること

コンサルタントは、一人あたり月数百万円。日給にしたら、数万円。

お客さんからしたら、かなりの金額です。それがコンサルタントの定量的な価値になります。

お客さんからしたら、「自分たちでは出来ない仕事をやってもらうスーパーマン」として雇っているパターンが多いので、社会人歴は勿論、コンサルタント歴に関係なく価値を出すことが求められます。

事業会社には無い大きなプレッシャーがそこにはあり、与えられた仕事をこなすのは当たり前ですが、その仕事をお客さんから評価して貰わないと価値がゼロになるということも。。。

「仕事やってる感を出す」ということも重要だと、コンサルタントになってより一層強く感じています。


「考える」が仕事であるということ

コンサルタントになる前は、正直何の仕事か理解出来ず、パワポやエクセルでひたすら資料作りしている人たちのイメージでした。

実際にコンサルタントになってみると、確かにパワポやエクセルで資料を作る機会が多いです。

ただ、ひたすらググる泥臭いリサーチはもちろん、様々な部署やベンダーとのやり取りで得た情報をアウトプットし、それを見た・聞いた人全員が共通の理解をして、行動を起こして貰わないといけません。

自分が伝えたいことを相手に理解・行動してもらうには、「何から伝えれば良いか?どう伝えたら良いか?何をすれば相手に喜んでもらえるか?etc」

これはお客さんに限らず、コンサルタントのマネージャーに対しても同様です。

雑作業をするにしても、思考停止で作業する機会はなくなりました。いきなり作業をせずに、まず何の問題や目的があって、それに対してどうやってアプローチするか・作業するかという方向性を考えてから、作業する。

そうすることによって、ただの雑作業でも、目的に沿った立派な価値ある仕事になります。

これまで経験したコンサルタントの仕事

入社してから4ヶ月という短い期間にしては、多くの仕事を経験しました。

リサーチ

ググる、ググる、ググる…..この繰り返し。

リサーチ結果をエクセルやワードに整理して、上司に報告することが仕事です。

なるべく早い段階で、レビューを貰わないと作業が目的とずれて、無駄になることもしばしば。。。

したがって、いきなり作業をせずに、作業の計画から考えることも重要になってきます。

ググる以外にも、ときには役所や社内の知見者に直接電話をかけてヒアリングをしたり、SPEEDAを使ったりもします。

インタビュー

これは各業界のとある分野のエキスパートたちに、ひたすらインタビューをしまくる仕事です。

まず質問の設計を行い、仮説ベースで報告ストーリーなどもインタビューの前段階から練ったりします。

クライアントと綿密にコミュニケーションを取りに行くことで、クライアント意向を質問に組み込んだり、最終的なアウトプットをすり合わせたりします。

これはおまけですが、チャージが想像以上に高かったのも驚きでした。(もしかしたら、その案件が異常だっただけかも。。)

議事録作成

コンサルタントの議事録=めっちゃ細かい

という印象でしたが、正直プロジェクトによります。厳密には、プロジェクトをリードされているマネージャー以上によって変わります。

「要点だけ書いて早く出すパターン」か、「逐語録に近いレベルで書いて、早く出すパターン」のどちらかになります。

逐語録タイプだと、プロジェクトに参画したばかりの際は、独特な言葉や業界用語に苦労します。

パワポ作成

まず、ショートカットはある程度覚えないと話になりません。また、クイックアクセスツールバーをカスタマイズして、1秒でも早く効率的にスライド作成をすることが求められます。

私の会社では、入社後にまず課題として投げられたのが、時間制限付きのスライド模写です。

最初は図形を左揃えするだけでも苦労するレベルでしたが、繰り返していくうちに指が勝手に動き出すようになりました。

現場でもマネージャーや自分が手書きしたものを、スライドにする仕事がよくあるので、素早く扱えるようになって損はないと思います。

エクセル

関数を使った計算は勿論、リサーチ結果のアウトプット、スケジュール管理、人によっては議事録作成まで、用途は多岐に渡ります。

「コンサルタント = 難しい関数や隠された機能までも使いこなす」

入社前はこのようなイメージでしたが、正直基本は簡単な関数での操作が殆どでした。ショートカットも基本的な操作が出来ていれば特に問題ない。(もちろん謎の関数使っているマネージャーとかもいる)

ただ、同じファイルで作業を重ねていると、ファイルのクオリティを担保する必要があり、そのメンテナンス方法などを早い段階から決めておかないと、後々情報が入り乱れて、カオスなことになります。。。

ファシリテーション及びプレゼン

これは事業会社でも一緒だと思いますが、コンサルタントの場合、様々なバックグラウンドを持った人や職位の人と話すので、相手の理解度に合わせたコミュニケーションが特に重視されます。

「抽象から具体で話さないと伝わらない」

最初に入ったプロジェクトで、リーダーのシニコンから頂いた言葉です。

説明が下手で悩んでいた私にはかなり響きました。

説明が苦手だと思う人は、まず自分が話したいことを、何も知らない人でも一発で分かる言葉で話すことから始めると良いかもしれません。

コンサルタントになって学んだこと

コンサルタントになって4ヶ月。

特に学んだことは、「コミュニケーション力」が大事であるということです。

「コミュニケーション力?何を当たり前のこと言ってるんだ?」

と思われる方も多いと思います。

ただ、ここで定義するコミュニケーション力は「自分で理解した情報をアウトプットし、それを見た・聞いた人全員が共通の理解をして、行動を起こす」ことです。

これは言葉以上に難しいです。

事業会社では、同じ部・課・チームの人たちと毎日接し、そもそも全員が共通の認識を既に持っているパターンが多いので、業務の説明など幾分楽でした。

「限られた時間・工数で、最大のアウトプットを出す。」

「ノイズをなくしてコミュニケーションする」

言うは易く行うは難し

まだまだコンサルタントになって4ヶ月。
一年後また書きます。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?