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中国から来た13歳の女の子の言葉「私たちは友達になれる」

今は昔 こころあたたまることがありました。

 国際交流が出来る長野県くろひめでのキャンプ、中国から来た女の子「月月」(ニックネームゆえゆえ)と歩いていたときのこと。
 彼女は日本語がわからないので、英語でコミュニケーションをしながら、いろいろなものを見て一緒に笑ったりしていたときのこと、私がいつかうちにも遊びに来てねというと、「私のお母さんは、ニュースで中国人が日本人に対していい感情を持っていないということばかりが流れることを心配していた。そんなことはない。私たちは、日本が好きなのに・・・。私がこうして来て、みんなと友達になれた。私たちは、ぜったい仲良くなれる。」というようなことを気持ちをこめて話してくれたので、感動しました。
 
 明日は帰るというこの日、彼女は、友達がたくさん出来たから別れたくないといって、涙ぐんでいました。
 私には、彼女が、「自分がこうして日本にきて、ラボのキャンプで、たくさんの友達が出来たこと、それこそが真実。」といっているように思えました。
 自分たちのこの親しくなれた交流を一歩目に、すべての中国の人と日本人が仲良くなれるようにと、そんな気持ちを強く持っていることが、態度からも言葉からも感じられました。
 最後に、可愛いことをいってくれました。
「もしあなたの家に、英語の電話がかかってきたら、何をいってるかよくわからなくても、切らないでね。それは、私だから。」と、自分の英語が上手くないと思っているゆえゆえ(月月)は、そんなことを、いいました。でも、13歳にして、これだけ話せるのはすごい!というくらい上手なんです。
 このキャンプでは、日本人の特徴なのか、みんな謙遜。ゆえゆえのホストの高校生も、がんがん、英語でコミュニケーションをとっているのに、「私、英語下手なんです。」なんていうから驚きます。この子達、理想高すぎ!。それだけテンポ良く話せたら、話せるっていっていいんですよ~。
 中国の歌 「ターハイ 海よ ふるさと」 をとてもきれいな声で歌ってくれました。(SB3に入っている曲です。)

2005.8

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