2020.06.09

早朝起床。出勤日。最短の時間で家を出た。前日ものすごく寝た夫はなんか目がよく見える…!と言いながらお見送りしてくれた。駅について人の多さに驚く。この時間はコロナ前でもこんなに混んでいたんだろうか。幸い、電車では座席に座れたし駅に着くまでひどく混んだりはしなかったけど。

さくさく仕事を進めていく。配置換えについて何か課長から話があるかと思ったが特になかった。まだ検討中なのかな。自分から声を掛けようか迷ったがまぁいいやとそのままにした。金曜に出社し、月曜1日のみ自宅勤務だったので仕事もそこまで溜まっていない。てれんこてれんこ仕事した。

部内では何かシステム障害があったようでへらへらしていたのは自分1人だけだった。課長代理がひっきりなしに電話している。声が大きいのは人のこと言えないしまぁいいけどマスクを外してあちこち歩きまわりながら大声で通話しているのを見たときはさすがに口から呪詛が飛び出した。

昼休憩を挟み、午後になってからもペースは変わらず。時々、昨日の夕ごはんを思い出してうっとりした気持ちに浸る。本当に本当においしかった。この日中に終わらせなくてはいけない仕事も特になく、他の仕事に手を付ける気にもあんまりならない。ごにょごにょ誤魔化しながら時間を潰し、早々に退勤した。こんな日もある。

帰るよ連絡は珍しく私のほうが早かった。電車に乗って少ししたら夫からも帰ると連絡がきた。家から会社までの距離は夫の方が近いので、先に退勤した私と帰宅時間は僅差になりそうだ。今日は麩ちゃんぷるにしようと思っていたので自宅の最寄り駅でスーパーに寄った。キャベツが久しぶりに安くてほくほくしながらまるごと買った。ちゃんぷるなのでスパム入れたいなと思いながら缶詰コーナーにいくと、見たことないスパム缶があった。チューリップというところのスパム缶らしい。その場でスマホを使ってネット検索してみると、沖縄では実はこっちが主流!みたいな真偽はわからない情報がいくつかあった。いつものスパム缶より安いし、試しに使ってみよう。他にはもやし、食パン、お弁当用の冷凍食品などを購入。もう1つ家から1番近いスーパーにも行く。こちらの方がなにかと安いのでたまごとか使えそうな野菜があればいいなと思って近付くと、入り口付近にキャベツがさっきより20円安く売っていた…。思わずあっ、くそっと小さい声が出てしまった。でもいい。私が買ったほうが元気そうだったし。こちらのスーパーでたまご、空豆、カブ、生姜などが安かったので購入。

家について鍵を開けたらドアロックがかかっていた。あら。夫の方が早かったか。ピンポンを鳴らして開けてもらう。あ、スーパー行ってたのか。私から袋を受け取り冷蔵庫にぽんぽんしまってくれた。その間に手洗いうがいを済ます。部屋に戻る頃には全部片付いていた。ありがたい。

見慣れないスパム缶を見つけた夫に今日は麩ちゃんぷるにするよ、と教える。これもスパムで沖縄ではこっちが主流らしいよ。ふぅん。私もふぅんて思ったよ。

夕ごはんにするにはちょっと時間が早いのでゴロゴロ過ごす。アンジャッシュの渡部という人が何かスキャンダルを起こして番組を次々降板したらしい。何やったんだろうね、と夫と話した。詳しい報道がないのでそれ以上膨らみようのない、だけど口にしたくなる話題だなと思った。

ほどよい時間になったので作り始める。米は夫が炊飯器にセットしてくれた。お麩を水でふやかし、その間にキャベツをちぎってもやしを水にさらす。柔らかくなったお麩をしっかり絞って水気を取り、醤油、酒、本だしを混ぜた卵液に漬けた。それからスパム缶を開けてスパムを取り出す。チューリップの缶はコーンビーフみたいに鍵のような棒で切り込みの入った帯をくるくる巻き取っていく開け方だった。懐かしい。最初ちょっと戸惑っただけですんなり開いた。いい感じにお麩がたまごを吸ったので油を温めたフライパンにドバっと入れた。軽く炒めてたまごが固まったら皿に取り出す。そのままスパムを炒める。しっかり焦げ目をつけてからキャベツ、もやしをどっさり入れた。すごい量になってビビる。いや、嵩が減るからだいじょぶだいじょぶ。でも入れようと思ってたきのこは止めておこう。

信じていた通りキャベツがしんなりしてボリュームが減った。よしよし。本だし、塩、醤油で味をつけてからお麩を戻してじゃっじゃと混ぜて完成。もう今日はこれだけ!

夫にできたよーと声をかける。キッチンに来た夫がフライパンを見てすごい量だなと言った。うん。給食みたいだよね。と私。明日のお弁当用に少し分けて、と言われて私もお昼に食べようかなと2皿分取り分けた。それでも残った分ぜんぶ入る皿がないのでフライパンのままテーブルに運んで鍋敷きの上にどすんと乗せた。存在感がすごい。ごはんをよそっていただきます。

麩ちゃんぷるは抜群にうまくできた。スパムがとてもおいしい。いつも買ってるスパム缶より好みだ。私こっちのスパムのほうが好きかも、と言ったら夫も俺も、と言った。より安くてよりおいしいなんてすごくいいな。いいものを知った。昼間、昨日の夕ごはん思い出してはうっとりしていたんだ、と話したら気持ちは分かると言われた。

むしゃむしゃ食べ終わった。おいしかった、実はあんまり期待してなかった。と失礼なことを言う夫。ひどい。だって見たことないスパム使うし、作ってる最中ふとフライパン見たらなんかすごい量のキャベツの山が見えたし。…不安になる気持ちも少し分かった。

洗い物は夫がしてくれた。そのままお弁当用の米も炊いてくれる。炊けたものを小分けにするのだけ私がやった。

今日も早く寝ようかな、と夫。いいんじゃない。やっぱり早く寝ると調子がいいんだよねとけっこうみんな知ってることを夫がしみじみ言った。そうだね。

なんやかんやで日付が変わる少し前に夫はシャワーを浴びに行き、私だけで先に寝室に入った。お風呂から上がった夫が枕元に寄ってきて体が乾いたら寝るね、とささやき、それに返事になっていないような声を出したところまで覚えている。

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