2020.09.10

早朝起床。シャワーを浴びたので出るのがいつもより15分くらい遅くなってしまった。予想通り電車が混んでいた。通勤ラッシュほどではないけど、やっぱり混んでるのは怖い。会社の最寄り駅に到着。ソーセージロールにした。ぱくぱく食べてほとんど休憩せず出勤。昨日さんざんだった在宅勤務についてだれかと話したかったが友達がいないので誰にも話せず。無念。

ああだこうだ仕事して昼になった。携帯をチェックしたら引っ越し屋さんからショートメッセージが入っていた。荷造り用の段ボール置いておきましたとのこと。おお。これまたそわそわが強まるような出来事。

昼少し前、唐突に半年以上行っていない会社の近くのハンバーガー屋さんのハンバーガーが食べたくなった。なんだなんだと思ったが思いついたらもうずっと食べたい。自分の気持ちに正直にハンバーガー屋さんへ向かった。店内はいくらか空きがあって席を選んで座ることができた。アボカドチーズのハンバーガーにした。チキンナゲットも頼んだ。ソースが小洒落ていて、バジルかエスニックタルタルの2択だった。バジルにした。あんまり。こういうのは小洒落てなくていいんだよなジャンクなんだから。

午後もしずしずと仕事。ダメもとでお客さんに交渉していたことが満点回答で帰ってきて久しぶりに仕事でよっしゃーとなった。私えらい。私すごい。

ほくほくしながら30分ほど残業して退勤。夫に帰るよ連絡とあわせて段ボールが届いたみたいだよと報告した。帰りの電車は座れた。降りる駅が近づくほどに眠気が強くなりうとうとして1駅乗り過ごしてしまった。びっくり。

ちょっとだけ紆余曲折して最寄り駅に到着。今日は何作ろうかな。冷蔵庫の中身を思い出す。玉ねぎとピーマン使っちゃいたい。ドライカレーにしたろ。家から一番近いスーパーに寄ったがひき肉が気に入らない。一旦家に帰って出直そうと決めた。玄関まで近づいて段ボールが届いてたことを思い出した。おー。そうだったそうだった。外壁工事中で壁のペンキが塗られたばかりだったのを気遣って引っ越し屋さんは段ボールを玄関ドアの前に重ねて壁につかないようにしてくれていた。ありがたい。

四苦八苦しながら段ボールを除けて玄関のカギを開け、1束ずつえんやこらと家の中に運び込む。汗だくになってしまった。邪魔にならなさそうな場所に段ボールを置いてスーパーへ。無事ひき肉を購入。

家に帰り、汗でびっしゃびしゃだったので取り急ぎシャワーを浴びた。さっぱり。さて作るかと気合を入れてお米を研ぐ。スイッチは夫が帰るのに合わせて押すつもりで炊飯器にセットだけした。野菜を刻まなくちゃと取り掛かろうとしたところで夫から何時に帰れるか分からないから先に食べて、と連絡が入った。そうか。でもまぁドライカレーなら帰ってきて一人分温めるのも難しくないし最悪今日食べられなくても冷凍もできるし。いいや。作ろう。

夫にドライカレー作っておくけど食べる？と聞いてから待つ必要がなくなったので炊飯開始。にんにく、にんじん、玉ねぎを野菜を手動のスライサーに入れて細かく刻んだ。便利だ。油を温めて冷凍しょうがを放り込み野菜を炒める。あっ茄子も入れようと思ってたんだった。細かく切って追加。しんなりしたらひき肉を炒めて各種調味料を入れて味を調える。うちはルーを使わずカレー粉派。私が小麦粉がたんまり使われた汁物が苦手なので。クリームシチューとかカレーとか。

おいしくできた。ごはんも炊けた。お腹減ったからお言葉に甘えて先に一人で食べちゃう。

あれっ。なんだろう。おいしい。もちろんおいしいんだけど、何か変だ。なんか。なんか…。そうか。虚しいんだ。1人でごはん作って食べてるせいだ。「味気ない」ってこういうことか。

1人ごはんなんていくらでもやってる。なんなら会社に行ってる平日の昼ごはんは毎日そうだ。でもこんな感想抱いたのは初めてだった。たぶん夫と食べるつもり満々だったからだろう。それにしても1人で食べるだけでこんなに味覚が変わるとは。夫に先立たれたらどうなっちゃうんだろう。絶対先に死にたい。そんなことまで考えてしまった。考えたらエネルギー使っちゃってカレーは2杯食べた。

食べ終わっても夫からはまだ連絡が無い。もしかしたらすごく遅くなって家まで何も食べないのがきつくなっちゃうかも。残っていることが夫のプレッシャーにならないようにしておこうとカレーをタッパーに詰めてごはんもラップに包んだ。これでいつでもしまえるから今日食べなくても大丈夫。

予想よりはかなり早い時間に夫の帰るよ連絡が入った。良かった。タッパーから食べる分だけ取り出してフライパンで温めた。ごはんはレンジでチンした。夫はおいしいと喜んで食べてくれた。良かった。

食べ終わったあとは横になったり買い物リストを更新したりした。帰ってくるとき1駅寝過ごしたことを夫に報告したら早く寝なよと心配された。たしかにすごく眠い。素直に従って1人で先に寝室に入り、10分もしないうちに意識が落ちた。