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アトピーと薬を使っていた頃背景③薬からの卒業

旭岳を一週間かけて縦走をしたなかで、私の人生観は 大いに変わりました。

山の上では、飲み水や 料理する火や、食材までも、しっかり計画して、最低必要限しか持っていけなくて(腐らずに軽いものが、ベスト)、飲み水は 湧水のあるポイントなど、山の地図で、確認してから 進んでいくこと。

北海道の山では トイレがほぼないので、トイレができる用の 山用の持参トイレを持って それで用を足す。
日常生活での、当たり前にできることが できない山の縦走世界。

現代っ子だった私の価値観は、登山をしたことで、大きく変わりました。

水道からお水がでることや、すぐに家で料理するときに火が使えること、お風呂があること、トイレがあること、ありとあらゆることが日本では 日常にあることへ 心からの感謝の念が 湧きました。

日常に 当たり前にあった さまざまなことへの感謝が、登山をするまでの私の中には、薄かった。
ほんとに、そう感じさせてくれた、登山経験は 心が豊かになった 素晴らしい経験でした。

ラベンダー畑の仕事の期間が満了して、お次は長野県の白馬村の唐松岳の麓のスキー場で 住み込みの仕事をすることに。

20才から21才になる時期、白馬で 雪山の美しさと 感動体験を毎日 味わいました。
この時期も まだステロイドのデルモベートは、わたしと一緒です。お風呂あがりには、体に塗っていました。

この頃も まだ食生活を改善してるわけでもなく、大自然の中で働いていたので、精神的なストレスはありませんでしたが、基本的にアトピーの改善に必要な食生活の 見直しなどを していないので 症状が、出るのは当たり前でした。

寮生活で、買ったシャンプーで肌に痒みが出たときは、そのシャンプーを、友達にあげて、使ってもらったりしました。
なぜ、私が使うと、痒くなるシャンプーや石鹸なのに、友達は 痒くならないのだろう?

すごく疑問でした。

なぜ、わたしだけ??
なぜ、わたしのからだだけ?

そう心の中の、からだへの不満は 今思えば、大きく大きくなっていましたね。
そりゃー羨ましいですよ。
ほんとうに!

(本当は、体は体に毒となる成分に対して痒みを出しているだけだったりしますので、体はいつでも 私を、守るために 症状を出してくれていた。という体のシステム、体の反応については 後で勉強して、理解をしていきます)

当時は、そういった体の反応のメカニズムを勉強していないので知らなかったので、ただただ 周りの丈夫で 綺麗な肌をもつ人々への羨ましさが つのりました。

雪山での 最高に楽しかったスキー場の仕事が終わり、お次は さらなる本格的な山の仕事をすることを、決めた21才の冬。

場所は富山県立山連邦!

標高2460メートルの雲上の世界にある ホテル立山での7か月間のお仕事!

昔から、立山連邦の雪の壁に 行きたいと思っていた場所での仕事をすることに。

これまた、最高の最高の雲上の山の聖地で、山が大好き女子となっていた私には 天国!!!

天国でお仕事ができるなんて、超最高。

空気も湧水も美味しくて 雲上の世界はなんて綺麗なの!!!

空も雲も太陽も月も星も、地上でみる世界とは、別世界でした。 
空気も、なにもなも美しく輝いていました。
自然界が作り出す 色とりどりの澄んだ世界。私の大好きな世界でした。

神様が住んでいるんだなぁと、自然に心から 思える場所でした。

立山連邦は 麓からは、簡単には登れない 日本アルプスのなかでも いちばん険しい北アルプスです。

貴重な雷鳥(北アルプスにしか生存していない鳥)も この目で実際に、見て感動の連続の毎日でした。

そして、立山にいた期間は 七ヶ月間ですが、その途中で お守りのように持っていたステロイドのデルモベートがすべて無くなります!!

いつもなら、薬が無くなる前に皮膚科にいくでしょうが、この時は 雲上の山の生活をしていたので簡単に、下山はできません。しかも 皮膚科に行くとなると、改めて富山県で探す必要もあるので、デルモベートがなくなっても そのままにしました。

私は簡単に 薬いらずの体になれると、そう思っていました!!!

(実際は、いきなりステロイドを止めるのは、体にとって危険なので いきなり止めてはダメです。薬から離脱するには、よく体のことを勉強をしてから、徐々に薬を減らして止めていくことが大事と思います)

薬が無くなり、山の上でそのまま生活していると、数ヶ月したころ 案の定 お肌に症状が、出てきました。痒みも 出てきましたが、皮膚科にすぐに行けないので なんとか耐えて我慢していました。そんな時、ニューウェイズをしている子が 職場にいて、私の様子をみて、ニューウェイズを、進められました。

ネットワーク?と思いましたが、体の症状が 少しでも改善するならと、試してみることに。ニューウェイズが出している本を渡されて 読んでみると、薬の副作用のことなどが、書いていました。
生活用品の中(シャンプーや化粧品など)の、添加物の話も そのとき、初めて知りました。(ニューウェイズは使ってみたけど、結局 やめました)

薬の副作用のことを本で読み知ってからは、ステロイドを 使う気は、まったく無くなっていました。

なんとか、薬を使わずに 体を治そう!!!と 症状がありながらも、心に強く強く強く決めた立山連邦での決意。

この決意は
ほんとうに強い意思で、私を貫いたように今は思います。
この後、何度も、死にそうになるほど、副作用で大変なことになっていきます。

立山連邦で雲上の美しい地球の世界をみせてもらい、自然界が、もともと大好きな私は、ますます地球という自然界がつくりだす世界を愛してやまなくなりました。

立山での住み込みの七ヶ月間の仕事が、終わり 次の冬にはまた白馬での仕事をすると決めていました。薬を使わずに 白馬での仕事が、できるのか??

無知とは ほんとうに怖いものです。
21才で 勢いと、脱ステロイドにむけての無謀さだけがありました。

脱ステロイドと魂の気付きの旅はまだまだつづく

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