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制作環境アップデート

2022年1月にRolandのサンプラー SP−404 MK2 を購入しました。
3か月以上使ってみてわかった良い点・悪い点を記載します。
購入を検討している方に向けて、少しでも参考になればと思います!

製品の概要はこちら公式HPや各種楽器店のHPや動画をご参考ください。

私の購入の主な目的は、ビートメイクではなくマシンライブ での再生(ポン出し)またはエフェクト用途です。したがって、ビートメイカーに向けたMPCとの比較検討はできません。ご容赦ください。その代わり、通常使用するうえでの使い勝手を記載します。

◽️ 良い点

製品設計

縦長の設計が良いです。自然と両手に収まるくらいの幅、大きさ、フィット感がとても良いです。DTMのハードウェアは横長の製品が大半ですが、初代 SP-202に始まるこの縦長の躯体の使いやすさは使ってみて、初めてわかりました。(505,606など一時は正方形近い形になったこともありましたが、明らかな横長には一度もなっていません。SPシリーズの個性ですね。)

ご興味があれば、歴代の製品の紹介はこちらを見てみてください。


エフェクター

2点目はエフェクターです。多彩で使いやすいです。自分が一番いいと思ったエフェクトはVinal Simです。レコード特有の音像を表現してくれます。
SP404無印とその前機種にあたるSP303のVinal Simを選択できます。特にSP303のVinal Simをかけた時の音像が自分の好みでした。ハイが絞られ、重心がグッと下がるような印象持ちました。私は常時このVinal Sim(SP303)をかけてます。

バスエフェクト機能を使うことで、ビートはバイパス(ノンエフェクト)にして、シンセだけにリバーブをかけるといったことも簡単にできます。DAWで使うような多機能なエフェクターのプラグインほど細かい設定はできない分、パフォーマンス時にちょうど使い勝手が良いです。
またボタン一つでエフェクトをかけれる6つのダイレクトエフェクトボタンに好きなエフェクターをアサインできます。

こういった随所でカスタムができる点がこの機材に愛着が湧くポイントのひとつですね。

◽️ 悪い点

MIDI連携

Ver.1.16で改善されています。Elektron Analogrytmから想定外のMIDI信号が出てたみたいで、MIDI連携するとSP–404 MK2が度々フリーズしていました。この煩わしさが改善されたのは大きかったです。
想定外のMIDI信号によるフリーズが起こるんだということ、それが経験豊富そうなRolandの製品でも発生するんだということが意外な驚きでした。

サンプリング

再生スタート、LOOP、エンドを設定する際の拡大や位置調整がなかなか慣れない。細かく設定したいときに少し時間がかかってしまいます。

CUE

DJモード時、ヘッドホンで聴くCUEの音量調整ができると嬉しいです。

以上となります。

一言でまとめると、操作しやすく、想像以上に出音に個性をつけて楽しめるサンプラーでした。使い続けていこうと思っているので、また気づきが出てくれば、記事にします。

それでは、より良い音楽ライフをお過ごしください。
ありがとうございました!

DAW : Ableton Live11 Suite
MIDIコントロール : Push2、KORG nanoKONTROL2
MIDIキーボード : M-AUDIO KEYSTATION61 MK3 、Mini32 MK3
Audio Interface : MOTU M2
プラグイン
 Synthesizer : Xfer Serum
 Mastering : iZotope Ozone9 advanced
 Compressor : Pulsar Audio Mu
    EQ: Three-Body Technology Kirchhoff-EQ
 Others : Sausage Fattener
ドラムマシン : ELEKTRON Analogrytm MK2
サンプラー : SP-404 MK2
ミキサー : YAMAHA MG06X
モニタースピーカー : YAMAHA MSP3
モニターヘッドホン : YAMAHA HPH-MT8


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