【保存版】特定のNFT保持者限定のDiscordの作り方について(チャンネル作成編)
⓪ はじめに
最近よく聞くNFT(Non-Fungible-Token)、実はコレクションなどだけではなく、いろいろな用途に使うことができます。
その一つがNFT所持者だけが入れるコミュニティの作成です。
本日は「Collab.Land」を用いて特定のNFT保持者による限定コミュニティの作り方を記していきます。
なお、こちらの方法については、CryptoGames株式会社のVTuberNFT担当の青山さんから教えていただきました。
① Collab.Landとは
まず、今回使用する「Collab.Land」について見てみましょう。
このあたりにCollab.Landはどんなツールなのかが書かれていました。
Collab.Landはボットによるトークンによるコミュニティの管理ツールで
①Telegram
②Discord
でトークンによるコミュニティを作ることが出来るようです。
Discordだけではなく、Telegramでも作ることができるのですね!
② 作成方法
こちらのページに沿って、実際に作っていきましょう。
②‐1 Discordを作成する
https://support.discord.com/hc/en-us/articles/206143407
こちらは通常のDiscordの作成方法です。もしご不明な場合はGoogle検索でもたくさん出てくると思うので、今回は飛ばします。
②‐2 リンクを通じて「bot(ボット)」を入れる
下のリンクから、コミュニティを管理してくれるbotを入れていきます。
次のような画面になりますので、入れたいサーバーを選択し、「はい」を押すことによって完了します。
②‐3 Collab.Landの「ロール」を最上位に設定する
今回、先ほど入れたbotがそのコミュニティに入れるか否かのチェックを行うことになります。
そのため次のようにして、Collab.Landのロール(役割)を最上位にします。
下のように、「ロール」で「Collab.Land」を一番上に設定します。
公式の図もわかりやすかったので載せておきます。
下の図ではなく、上の図のようにする必要があります。
②-4 今回のコミュニティ用のロールを作る
今回のコミュニティ専用のロールを作っていきます。
このロールが割り振られた人だけが今回のコミュニティに参加することができます。
今回のコミュニティ用のロール名をつけます。
ロールの色も決めてもいいかもしれません。
②-5 プライベートチャンネルを作成する
今回のコミュニティ用のプライベートチャンネルを作ってみましょう。
ポイントは「プライベートチャンネル」とすることです。これにより、特定のNFT保持者専用のチャンネルを作っていきます。
下のように今回のコミュニティで使用するロールにチェックを入れます。
下のように、ロールを追加されたチャンネルができました!
②-6 botの設定を行う
botを用いて特定のNFTを持っているアドレスに特定のロールを与えるという内容を設定しましょう。
botを入れた時にできた「collabland-config」というチャンネルに入ります。
すると、上のように、開始するためには「!help」を入力するように書いてあるので、「!help」と入力します。
このように、いろいろなコマンドについての説明が並んでいます。一番下を見ると、何をしたいかを聞かれています。
①Token Permission Role(トークン許可ロール)
②Airdrop(エアドロップ)
③Welcome Message(ウェルカムメッセージ)
④Home
今回はトークンによるコミュニティを作りたいので、上のように「Token Permission Role」のアイコンを選択しました。
なお、「Welcome Message」の設定なども可能なようですね。
続いて、ロール設定で何をしたいかを聞かれます。
ここではロールを追加したいので、「Add Role」のアイコンを選択します。
続いて、どのチェーンを使うかの選択です。私は今回「Matic」を選択しました。他にも「Binance Smart Chain」などもあるようですね。
次に、トークンの種別の選択です。私は今回「ERC-721」を選択しました。
(このあたりについてご不明な場合にはググってみるのもいいかもしれません。なお、一般にはNFTは「ERC-721」という規格で作られます。)
次が少しわかりにくい部分です。
まず必要なのは、次の5つです。(うち一つはオプション)
①コントラクトアドレス
②トークンの必要最小数
③トークンの必要最大数
④今回設定したいロール
⑤トークンID(オプション)
まず、「①コントラクトアドレス」は今回使用するNFTを作った元のアドレスになります。自分の「ウォレットアドレス」ではありませんのでご注意ください。
次に、「②トークンの必要最小数」はいくつの特定のNFTを持っていればこのコミュニティに参加できるかです。
「5枚以上の保持者限定」などを設定する場合に使えそうですね。1枚あればいい場合には「1」になります。
一方、「③トークンの必要最大数」は一定数以上の特定のNFTを持っている人を排除する仕組みのようです。
数が少ない、初心者用のコミュニティを作るときに使えそうです。このような「③トークンの必要最大数」を定める必要がないときは「-1」を設定します。
最後に「④今回設定したいロール」は今回設定するロールです。(ちなみに上はNew Roleの誤りです💦)
これらを上のように半角空白で区切り、上のように並べていきます。
なお、塗りつぶしている部分はコントラクトアドレスが入っています。
③ 最後に
以上で特定のNFTを持った人だけが入れるDiscordの設定は終了です。
意外と簡単だったのではないでしょうか。ぜひご興味のある方はやってみてください。
また、ユーザーがどのようにしてウォレットに接続するかにつきましては、こちらの記事もご参照ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!