追い込まれると伸びる人と余裕があると伸びる人
受験勉強はなかなか難しいものである。
勉強が大っ嫌いなら、ほめたり・なだめたりしながら勉強を少ししてもらうか、勉強は(親が)あきらめるかになる。
勉強があまり好きではないものの、本人の性格が真面目で「やらなくっちゃ!」と思い込んでしまう子の場合、あっという間に煮詰まってしまう。
どう見ても実現不可能な計画を立て取り組み始めるも続かず、どんどん余裕がなくなりイライラしていく。
無理しすぎないよう声をかけても全く聞かずに、できていない分を取り戻すべく、さらに実現不可能な計画を立てしまう。
そういう子に「あなたは焦らないほうがいいんだよ」ということを説明するために作った資料。
絵は いらすとや からいただきました。
世の中の風潮は、
がんばれ!がんばれ!、まだまだがんばれる!
お前の限界はこんなもんじゃないはずだ!
と追い込み、それで抜群の成績を収める人たちが立派と評価することが多い。
もちろんそれによって伸びる人たちは確実に存在する。
しかしそれではうまくいかない人たち、追い込めば追い込むほど余裕がなくなり、本来の能力すら発揮できず、能力を伸ばすこともできなくなる人たちも一杯いる。
あなたはある程度余裕があったほうが、「よし頑張ろう」と思える人だよ。
がむしゃらに頑張らないほうがいいんだよ。
と大人が自信をもって伝えることができる社会になって欲しい。
こういう資料が探してもなかなか見つからず、仕方なく個人的に作るしかなかった、ネットを含めた社会は病んでいると本当に思う。
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