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大勝惜敗から競り勝てる        チームを目指して           柏木農業高校


撮影◉小野幸子 文◉工藤璃子

接戦を制するために

 今春の弘前地区大会、最終結果を見て気になることがあった。ブロック内では1勝3敗だが、各試合のスコアを見ると勝った試合はコールド勝ち、敗れた試合は1点差の接戦ばかり。なにより、同ブロックの東奥義塾が唯一コールド勝ちできなかったチームが存在した。無論、点数がすべてではなくスコアだけでは分からないこともあるのは承知しているが、ぜひ紹介させていただきたい。そのチームこそ柏木農業である。

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柏木農業高校のグラウンドでは熱のこもった練習が行われていた

 柏木農業といえば昨秋の県大会に出場し、創部以来初となる同大会での勝利を挙げたことが記憶に新しい。今年度就任した三浦暢之監督は春の戦いぶりについて、自身の就任直後ということもあり「監督としてチームの能力を把握できていない部分があった。勝つときは大勝、負けるときは僅差という反省を生かし、今後は打撃以外の技術を磨いていきたい」と話す。打撃でどんどん攻めていくプレースタイルが特徴のチームだが、勝利のためそこに小技を加えていこうと取り組んでいるという。

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選手にマンツーマンで指導する三浦暢之監督

攻守で牽引する6人の要

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