出版社が「一冊!取引所」つかってみた
スタンド・ブックス 営業担当Sです。
「一冊!取引所」ってなに?
スタンド・ブックスも参加している「一冊!取引所」をご存知でしょうか?
「一冊!取引所」は、出版社と書店をつなぐ、受発注プラットフォームです。
書店は一切利用費用がかからず、出版社も定額の月額料金で参加できます。
取次(一般的な書店の流通)ルート、直取引(独立系書店、書籍も展開してみたい他業種のお店など)ルートどちらにも対応しているのがポイントですね(実際に対応しているかは出版社による)。
2/25現在、参加出版社は53社、参加書店は540店とのこと。中小規模のところが多い印象ですが、これから増えていきそうです。
詳細はサイトを参照してください。
参加してみてのメリット
私たちスタンド・ブックスも、出版社として参加しています。実際に参加してのメリットや感想をいくつか挙げてみますね。
◉直取引の書店が増えた!
スタンド・ブックスは、大手取次ルートをメインにしつつ、書店との直取引にも積極的なのですが、これまで個別のメールのやりとりが中心だった新規取引店の開拓にわかりやすい窓口が出来たのはやはり大きいです。
新しい書店さんにとって、直取引できるのかを出版社に問い合わせることって、作業的にも心理的にも結構な負担なんですよね。そのハードルが下がったからなのか、存在を見つけやすいからなのか、新規の取引書店が増えてきました。
スタンド・ブックスの最新3タイトル、いずれも重版、好評です。
◉運営が安心できる!
開発・運営の株式カランタは、直取引でのユニークな出版活動を続けている出版社ミシマ社の子会社。そのミシマ社営業チームの中心として活躍して業界でも有名な渡辺祐一さんが移籍してきて、書店や出版社をつなげてくれています。これは心強い。
◉書店でフェアも!
現在、広島 蔦屋書店で「この一冊に魂を込めて」というフェアが開催中。これも、渡辺さんたち「一冊!取引所」と書店が協力して作り上げたフェア。スタンド・ブックスも参加しています。
◉カイゼンがすごい!
システム開発チームも、ユーザーからの細かな改善希望に対応してくれるので、どんどん使いやすいシステムになっています。逐一報告あるのもありがたいです。実際に、スタンド・ブックスから提案した変更希望もあっという間に改善。一緒に作り上げていく感覚です。
◉こんな本あるんだ!
現在50社を超える出版社が参加していますが、どちらかといえば中小のユニークな版元が結集している印象。ほかの書店サイトや書店の店頭でもなかなか出会えないような本に、発売前から出会えます。他社版元の刺激的な企画に出会う場所としてもとても楽しい!
◉やりとりが蓄積されて便利!
取次ルートだとFAXや電話、直取引だとメールがやりとりの中心でしょうか。そうなると、「あの注文、どんなやりとりしたっけ?」と覚えておいたり別に記録しておいたりと結構大変。でも、「一冊!取引所」だと、やりとりの記録があとから参照しやすい!
直接顔をあわせて案内しにくい今、チャット形式なこともコミュニケーションを生むきっかけになっていいかもしれません。
◉3月からよりお得に!
これまで出版社の月額利用料は複数のプランに分かれていたのですが、この3月からはより利用しやすいプランに一本化。シンプルでお得になります。
◉どんどん変わっていくのが楽しみ!
こまかなシステムの改善だけでなく、参加書店・出版社の拡大、「WEB商談会」など様々な企画がこれからも続々と生まれて来そうで、とにかく楽しみ。参加出版社にはモーニングレターというメールが平日は毎日届くのですが、改善ポイントだけでなく、出版・書店業界のトピックスも載っていたりするのもありがたいです。
「一冊!取引所」を利用してみませんか?
出版社としての参加メリットを中心に挙げてみましたが、出版社のメリットはきっと書店さんのメリットにもなるはず。書店さん側の参加が増えてこそ、参加出版社としてもこのシステムの利用価値が上がっていきます。ぜひ、利用を検討してみてください!
「一冊!取引所」内のスタンド・ブックスのページはこちら。
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◆スタンド・ブックスから発売中 http://stand-books.com/category/books/◇前野健太『百年後』1,980円(本体1,800円)
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◇パリッコ『酒場っ子』1,650円(本体1,500円)
◇寺尾紗穂『彗星の孤独』2,090円(本体1,900円)
◇中島岳志『自民党 価値とリスクのマトリクス』1,760円(本体1,600円)◇スズキナオ『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』1,892円(本体1,720円)
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◇ 清田隆之『さよなら、俺たち』1,870円(本体1,700円)
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