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ドイツ1月末までロックダウン延長/日本からの入国は可能に

ロックダウン延長決定 さらに厳しい規制?

今週メルケル首相が12月に決定されたロックダウンを1月10日以降も継続すると発表しました。

12月の決定を1月31日まで延長し、また、一部ではさらに厳しい制限を設けるとし、接触がさらに制限される必要があると伝えました。
この数週間、ロックダウンによって感染者の理想的な減少は叶っておらず、突然変異に対する不安もあるため、人と会うことは最小限に抑えるようにと訴えました。これまで以上に接触する人数を制限し、同じ世帯に住む人以外は最大1人しか会ってはならなくなります。

現在のロックダウン規制では2世帯、5人までと制限されていますが、これがさらに厳しくなり、去年3月に決定された最初のロックダウンと同じ制限を適応することになるようです。

企業などの食堂は閉鎖し、テイクアウトは可能ですがその場での飲食は禁止とされ、雇用者はホームオフィスを可能な限り積極的に取り入れるよう、推奨されています。

なお、10万人の住民あたり200を超えるを新たな感染が過去7日間で発生する郡(地区)では、移動の自由が制限されています。制限内容は居住者は半径15キロメートル以内の移動に制限するとのことです。これは急用や必要な場合は除きますが、日帰り旅行なども不要不急なため、この制限が適応されます。

日本からドイツへ制限なく入国可能に

ロックダウンが厳しくなるとの決定が発表される前、2021年1月1日にドイツ政府は日本に対する入国制限措置を解除すると発表しました。

入国制限措置が解除されれば、滞在許可取得や出張理由書等を準備することなく、入国が可能となりました。

リスクエリアと認定された地域から入国した場合、10日間の自宅隔離が義務づけされていますが、日本は現時点ではリスクエリアに指定されていないため、隔離期間を設ける義務はありません。

ドイツに来れても日本への帰国はそう容易じゃない

出張などでドイツへ入国する必要がある人は入国制限措置が解除され、可能にはなりました。しかし日本へ帰国した際の対応がそう簡単ではないため、ドイツへ入国する前に帰国後の状況もしっかり把握する必要があります。

PCR検査で陰性と診断された診断書の提示、14日間の待機先を確保すること、それらの情報を申告する書類の記入や空港を出た後の帰宅手段などを考慮する必要があります。

出張から戻って、14日間の隔離をする余裕がある場合以外はなかなか気軽に予定も立てづらいのが現実ではあります。こういった規制は日本もドイツも状況に合わせて、変動するためその都度の状況把握が大事になってきます。

気軽に海外でバカンスを楽しむのはまだまだ先になるように思えますが、現状ではドイツで大事な仕事を見据えている方には、ドイツへの入国制限措置が解除されたことは朗報なのではないでしょうか。



参考:

DW「ドイツのロックダウンが延長 /DW/ 2021年1月5日」:

ドイツ外務省ホームページ:

Handelsblatt「ドイツでのCOVID-19:コロナウイルス:ドイツではこうやって肺疾患が広がった」:


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