大相撲の魅力に迫ってみる
誰しも大好きな場所というのが、必ずあると思うんですよね。
公園とか、海とか、山とか、土手とか、クラブとか、可愛いおねーちゃんのいるお店とか、素敵なお兄さんのいるお店とか。
後ろの二つは、マネーがないとそうそう行かれませんので除くとして、皆さんそれぞれホッとできたり楽しめたりする場所があるのではないかと。
かくいうワタクシ、大好きな場所と言えば、ズバリ、ライブハウス!…と言いたいところですが。
ライブに通うことが生きがいで、月に2〜3本は通ってた頃もありましたが。
年齢的に、もうキャパ300にも満たないような、狭〜いハコは卒業いたしましたよ。
オールスタンディングのハコで、3時間ものあいだ暴れ倒す体力がなくなったのでございます。
まあ大人しく観ていればいいのかもしれませんが、ワタクシが推していたのはウルサイ系の音楽だったので、黙って突っ立ってると悪目立ちするのです。
そんなワタクシ、2ヶ月に一度、定期的に興奮する場所があるのですが。
そう、大相撲でございます。
今まさに、五月場所(両国国技館)が行われているのですが、んもう場所中はテレビ中継の時間が近づくとそわそわとして、何も手に付かなくなっちゃうから困ったもんです。
ああ、どうしてこんなにも面白い国技が、サッカーや野球並みに話題に上らないのか?
もったいない、実にもったいない!
ちなみにワタクシの元カレは格闘技好きだったのですが、相撲には全く関心を示しませんでした。
「裸のデブの男同士が密着して汗だくになってる所のどこが面白いのかサッパリわからないし、何度も何度も塩を巻いて、いつ始まるのかわからないのもイライラする」
というのが理由らしいのですが。
ただ太っているのではなく、よく見ればわかるのですが、首の後ろや太腿などの筋肉の付き方が美しい力士もたくさんいます。
仕切りを重ねる間合いも魅力の一つですし、時間になるのも何度か見ていればわかるモノです。
相撲の魅力の一つに力士の所作の美しさがあるのですが。
土俵に上がる前の清めの所作や、上がってからの四股、勝ち名乗りを受けた際の所作が美しいと、ワタクシは俄然、その力士を応援したくなります。
残念なことに、大相撲はテレビ中継でしか観たことがないのですが、テレビならではの醍醐味もございます。
正面と向正面の解説者と、実況アナウンサーのスリリングなやりとりも、なかなかに面白いのです。
ワタクシのイチオシの組み合わせは、正面が元横綱の北の富士勝昭さん、向正面が元小結の舞の海秀平さん(お二人がご一緒するのは初日と千秋楽が殆ど)。
プラス、経験の浅いアナウンサーが交わると、んもうそれだけでごはん三杯はイケるワタクシなのです。
北の富士さんの鋭くもやや偏った解説と、舞の海さんの分かりやすくもやや遠慮がちな解説、そして二人の意見が食い違った時のアナウンサーの慌てっぷりが、実に面白いのですよ。
…かなりマニアックになってきましたね。
ワタクシなりに大相撲の魅力をお伝えしたかったのですが、書いてて自分が興奮してしまうというオチ。
それくらい面白いので、この機会に是非一度、大相撲中継をご覧下さいませ。
大相撲の裾野を広げるためにも、普及活動をもっと頑張りたい所存です(他にも頑張ること満載ですが)。
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