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【英語ニュース】ウクライナの戦場より

今日読んだウクライナ関連ニュース記事まとめ。

危険に晒される非戦闘員

前線に近いヘルソンからの報道。地雷処理チームや救急隊員、消防士など、地域を支える非戦闘員たちの犠牲が相次いでいる。彼らは「自分たちは意図的に狙われているのではないか」と感じている、という話。ある砲撃現場では救助が駆けつけたタイミングで再び攻撃を受けたこと、ロシア軍占領下での脅迫行為、ストレスに立ち向かうやり方など、多くの事例が紹介されています。

占領下でも、水道電気がなくても、メイクをしてネイルをすると「癒される」。

工兵が徒歩で道を切り開く

ウクライナ南部の戦闘について。ウクライナ軍には十分な装備がなく、多数の車輌によって敵陣地を攻撃する余裕はない。そのためウクライナ軍は工兵に頼っている。工兵は早朝から少人数で出撃し、目視で後続部隊の進撃路を啓開している。損害は大きく恐怖もあるが、一方では自信を得つつある、だそう。

「ゴキブリがするように自分たちも抜け道を見つける、命がかかっているんだ。」

技術で変わったもの、変わらなかったもの

過去の言説も踏まえつつ軍事的評価をまとめた記事。この半世紀ほどの間、技術の進歩により遠距離・高精度の攻撃能力が発達してきた。サイバー攻撃などの新たな領域こそ重要だと考える人もいた。しかし今ウクライナで起きていることは、多数の死傷者を出す塹壕戦であり、ナポレオン以来変わらぬ砲兵の貢献である。ただし技術の進歩により変化した部分もある。高精度の砲撃は輸送の負荷を減らすし、塹壕の人員配置はかつてより疎にならざるを得ない。素早く移動し続けなければドローンに見つかるが、見つけた側も迅速に情報共有しなければ敵に逃げられる。しかしいずれにしても、消耗戦はなくならなかった。低コストで済む戦争など無かったのだ… という話です。かなり長い。

「砂漠の嵐作戦のようになると思っていたが、実際はイランイラク戦争のようだ。」

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