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探究・キャリア教育って「葬送のフリーレンだよね!」って話。

探究について喋っていて、ふと「これってフリーレンじゃん!」と思って書いた記事。マイプロジェクトアワード全国Summitを聞きながらあらためてシェアしたくなったのでnoteに。


旅に出るためには理由が必要だ。

だけど、フリーレンがヒンメルたちとの旅を、あれだけ大事なものとして思い出すのは「魔王を倒したから」じゃなくて「旅が楽しかったから」なんだよな。

第1話 冒険の終わり/第2話 僧侶の嘘 / 葬送のフリーレン - 山田鐘人/アベツカサ | サンデーうぇぶり

アイゼンは辛く苦しい旅がしたいのかい? 僕はね、終わった後にくだらなかったって笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいんだ。

『葬送のフリーレン』第2巻83ページ

最後まで楽しむよ。 楽しく冒険して迷宮に潜って魔物を倒して宝を探して、気が付いたら世界を救っていたような、そんな旅がしたいんだ。

『葬送のフリーレン』第6巻17ページ


キャリア教育も、探究も。そういうモノだと思う。

走り出すためには「これは楽しそう」とか「あんな人になりたい」とか。

「この問題を解決するんだ」とか、そんな大義名分が必要だ。

 

けれど、その本質は「旅路」にこそあるんだと思う。

大変なことや困難なことに立ち向かいつつ、仲間たちとの会話や冒険、たくさんの人々との出会いこそが記憶としても学びとしても残っていくものになる。

 

その中には、時に逃走するような妥協があり困難を乗り越える成長がある。

あくまで結果として「旅に出た目標」はクリアされる。

 

ヒンメルパーティの目標は最後まで変わらなかったけれど、旅の目的地はあくまで「走り出すための大義名分」だから、きっと変わって良い。

苦しいこともあるかもしれないけれど、苦しむ大変なだけな旅じゃなく「楽しかった」「よかった」と仲間と笑い合える。

あらためて、そんな探究が生まれていくように関わっていきたい。

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