学会出張記2023:ウィルミントンの変(三日目)
今日は海外学会出張時に最も気をつけなければいけないことから話したいと思います。なんの話かわかりますか? そうだね、水とトイレだね。
台湾の学会がある意味衝撃的だったのがここで、トイレットペーパーを便器に流してはいけませんというルールだった。僕が行った2018年ですらホテル以外はそうだったので、最近でも割とそうではないかと思われる。さすがに急ピッチで改善しているという噂だけれど……そういうわけで、トイレの情報は必ず仕入れないとまずいというのが僕の認識。それから場所によってはミネラル分が多すぎて水飲むと腹壊すとかいう地雷があるし、そうでなくともいくつかの国は水道の浄化が信用できないレベルなのでそれも調べないといけない。
今回はアメリカで、ウィルミントンは東部なので、水道の衛生状態は問題なくミネラルも一応公式発表は問題ないと出ている。けれどもできればペットボトルを確保しておきたいというのが本音のところ。そしてトイレは、ウォシュレットがないことを除けばまあ普通。逆に日本のトイレはウォシュレットが標準装備だから神なのである。というかJALすごかったね……飛行機のトイレにウォシュレットついてるのはさすがに初めて見たよ。
話を戻して、ウィルミントンで僕が水分補給する方法はいくつかあるが、基本的には水道が十分信頼できるのと、泊まった部屋に専用のキッチンがあるので、そこの蛇口からいくらでも水道水をもらえるので割と余裕はある。学会会場に行かない場合には歩いてウォルマートに行けば手に入るだろうけど、前にも書いたように、車の量と速度が異常なんだよねここ……できれば出歩きたくない。
学会に行くと、ブレイクタイム中用にいろんなところでコーヒーを提供してくれている。紅茶もあるけど、僕はもっぱらコーヒーを飲む。なぜなら暖かいからね! なぜか紅茶はいつでもアイスなんだよね……なんでだろう。わからん。ともあれ、ここ二日まったくケアせず冷たいものを飲みまくってたせいで、BEN☆PIの兆候が見られるのをなんとかしなければならない。そういうわけであったかいコーヒー飲みまくってた結果、うまいこと行きそうだったのでトイレへ。
……扉が閉まらないんですけどぉー!?
これは完全に想定外。トイレの衛生的状態は及第点だけど、施設がボロすぎて扉閉められないよ! かといって腹は限界点に達していたので、人がいないからと開けっぱなしでなんとかしました。超気まずい。明日からはなんとかホテルで済ませよう。
話は変わって学会飯。今日も今日とてハンバーガーがクソうまい。というか、三日目にしてようやく超当たりを引いた感。これもう明日もこれでいいな? あ、フルーツポンチは落第点の味だったのでチェンジで。あとコップ、普通に置いただけなのにフルーツポンチが机についてたけどひょっとしてこれひび入ってない?
そんなことを考えながら午後の学会報告は関係ないセッションに出席。なんかめっちゃ話しかけられたけど適当に曖昧な笑みでごまかしつつ、目をつけてたポーランド人の伊藤積分を変な集合値関数に一般化する話を聞いてきました。ほか二人聞いてきたけどまあ普通。だけどポーランド人の人はマジですごかった。あれ本物だよ……ガチで数学やってる感がひしひしとする。
そんなことを考えつつもめっちゃ眠くなってきたので若干早めに切り上げて帰途へ。帰り際に自動販売機でペットボトルを買うのを忘れずに。はい、そうです。ここの大学にはお菓子とペットボトルを売ってくれる自販機があるのだ。クレジットカードで。クレジットカードで!? と日本のセンスだとなるけど、suicaとかここにはないのだ……むしろクレジットカードで決済しない方が異常人という文化圏のようにも見える。ちなみに水のペットボトルの値段は1.75ドル。ちょっとお高い。観光ガイドで見た感じ、アメリカの水のペットボトルってだいたい水道水らしいので、それを考えるとだいぶお高い。けどペットボトルを持っている安心感が勝って買っちゃうんだよなぁ……いま1ドル140円以上なので大損害だけど、まあ仕方ないね!
学会はあと二日あるけど、最終日出てるとタクシーを呼べずに詰む未来が見えるので、最終日は出ないで空港直行する予定。よって実質的には明日が最後だ。
がんばって生きて帰るぞー!
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